自動車ライフ -15ページ目

ハイブリッド車考

今日のお題は、ハイブリッド車です。

というのも、ここ最近、ドイツメーカから相次いでハイブリッド車投入が発表されているから※ですが、数年前のトヨタと同様まずは大排気量の高級車から、という路線に少し疑問を感じるわけでして。

BMW、ハイブリッド・モデルを2010年に導入 - ライフ - 日経トレンディネット
第55回 VWのこだわりが詰まった「トゥアレグ」ハイブリッドを試乗!:ECO JAPAN -成長と共生の未来へ-

確かに、少々高額という事で、実用性やコストよりも名声的なところでecologyの実現をしたい富裕層や企業ユーザをターゲットにしたクラスへの投入が最も効果的(宣伝・費用対効果)とも言えるし、実際満足感もそれなりというものでしょう。

しかしその路線は既にトヨタでは実践済みであるのと、何と言っても2tを超す重たいボディーを50Nm/rpm超の引張る際の補助モーターが付いてます、という点が「んー、それってeco?」と思わざるを得ないと思います。力を稼ぐなら、ターボやスーパーチャージと余り発想は変わらない。

根本的に現代の乗用車は明らかに「でかすぎ」「重すぎ」です。特に日本においては顕著。サイズがでかくなり、重厚な素材を採用することにより確かに高級感も増すのは事実ですし、日本人の体格も大きくなったし、住居を見ても一部屋のサイズが広い方が明らかに住み易くそういう方向になっています。

しかし乗用車でもどんな製品でもそうなのですが、「過剰」は良くありません。乗用車にとっては「軽量」であることが最もecoな道の一つではないでしょうか?
そういう意味では欧州車が優れている点としては、例えばVW Golfのラインナップでは1.4lクラスのコンパクトエンジンに過給器を組み合わせるなどもちゃんと用意している。

ですが、願わくば、上級クラスのクルマであっても単に「ハイブリッド」で終わらすのではなくて、「ダッシュボードは全てケナフ(パルプ素材)で製造」とか、「エンジンを2.5lにダウンサイズし、重量を150kgも軽減してxx%の燃費向上」とか言った方が、よっぽどeco心をくすぐると思うし実際的だと思います。

電気自動車考(2)

電気自動車のコンセプトとしては「おしゃべりなクルマ」という事を以前書きました。

ところで、インフラ面の整備(現在のスタンドに代わる設備であるとか)や、技術士の養成(内燃機関や機械的な仕組の面倒を見るだけでなく、電気的な技術・知識を持った整備工が必要になる)の問題に目を向けると、2009.2.9に日経ビジネスオンラインに記載されたこちらの記事が面白いです。

東京のタクシーを“チェンジ”
「ミスター外資」が電気自動車に殴り込み


米国発ベンチャー会社ベタープレイスが提供するビジネスモデルは、スタンドで電気をチャージする仕方を、電池丸ごと貸し出しにし、その電池に利用料みたいなものが乗っかっているという方式。

そこでハタと思いつくのは、「税金」です。ご承知の通り現在のガソリンには4種の税金※がかかっているわけですが、電力の消費にも適切な税金を課す必要が生じそうです。あるいは、電気自動車普及/導入促進のために「暫定税率」を使って減税する事も考えられるでしょう。
この様な議論は、まだマスコミ方面からは聞こえてきていません。
※揮発油税、地方道路税、石油税、消費税。

話は戻って電気自動車のビジネスモデルですが、ミスター外資こと同社日本代表取締役の藤井清孝 氏が、導入の先鞭にはTaxiへの応用が良いと語っている点が興味深いです。
Taxi会社としては現状のLPGよりローコストで、しかも手っ取り早くクリーンエネルギー採用グリーン購買を消費者にアピールできる可能性があります。メンテナンス性がどの程度よくなるのかによって、Taxi会社のトータルコストを下げる余地もあります。(重量が軽くなり、発熱が少なくなればそれだけパーツもシンプルにできる、etc)

電気自動車の時代と言う事を考えると、既存の税制や規制では賄えない時代が直ぐそこまで来ていると感じざるを得ません。先取りは難しいにせよ、政府・官庁が民間からの要望に迅速に対応できるような体制が採られる事が、経済全体の需要・安定成長を促す重要なポイントである点は10年前より更に明らかになっていると思われます。

以下税金関連の参考です
プラグイン電気自動車用の電気に対する税金について :: てくてく糸巻き:こちらのブログでは、家庭電源で供給した場合どうするのか、も問題提起しております
垣見油化INDEX:こちらは、SSを営む方のページ。昨年の「暫定税率」のゴタゴタから、直近の電気自動車の話題まで現場的視点でずばりと取り上げています。

GIS(Giographical Information System)をご存知?

自動車の運搬システムとしての側面で、兼ねてから情報分野(現在はカーナビや携帯ナビを通して提供されるモノ)の進歩が遅いと思っておりましたが、(これは、コンピュータシステム業界にもかつて見られたようにデファクトスタンダードが登場しないから)

組み込み分野の標準化の取組がなかなか思うようにメーカーのメリットとして認められないうちに、コンピュータ/インターネットの世界ではGoogleをはじめとする各社により、様々な実験と試行錯誤が繰り返され、新たな魅力的なサービスが提供されています。

下の画面は、Mapionがgogo.gsと連携して提供する地図上で最新のガソリン価格表が一発で出てくるサイト。ドライバーとしては大変嬉しいサービスかと。
(gogo.gsは本ブログの右にもガジェットが掲載されています)

この様なサービスはトヨタG-bookや、日産Car-wing、ホンダはインターナビで恐らく提供される面もあるかと思いますし、現在において、カーナビ装備(付き・オプション購入)&新車購入の方の確か約6割強は
メーカのこうした通信オプションサービスを付加しているとどこかで以前読んだ気がします。

自動車不況の中で、各社はいよいよ制御ソフトウェアの標準化を急ごうとしておりますが※、
カーナビゲーションにおいて、PC化(いずれDellのような覇者が出てきてもおかしくない)・インターネット化(どのカーナビ上でもネット上のあらゆるサービスが利用できる事が理想)する事で、サービス品質の向上が図れるともっと良いですね!

「車制御ソフト、車・電機73社が共通化 トヨタがまず採用 」(NIKKEI NET 2009.2.24)

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