モロッコのおふくろの味!
鶏肉と野菜のクスクスの作り方を4回に渡って紹介しています。
 
お湯を注いで蒸らす簡易バージョンではなく、蒸し器を使って作る本格的なクスクスです。
けっこう手間もかかるしマニアックなので、自分でここまでやろうという人はなかなかいないかもしれません(笑)
へええ~~と思いながら読んでもらえたらと思います。
 
クローバークスクスの作り方に関する記事クローバー
 
スープを煮込みはじめ、野菜を水につけたら、ようやくクスクスを取り出します。
 
我が家では、大人2人分でクスクス半カップくらいが、ちょうどいい量です。
普段お米の半分くらいの量なので、これだけで足りる??といつも不安になるのですが。
この後何度かに分けてじっくり蒸し上げていくうちに、どんどん太ってぷっくりフワフワになってボリュームアップしていくので大丈夫!
 
クスクスの粒度はいろいろありますが、モロッコでは極小粒のものが人気みたいです。
 
 
 

カップで計量したクスクスを大きめの器に広げます。

わたしは最終的に盛り付ける大皿を使っていますが、大きめのパイ皿のようなものでも。

 

ポイントは、ある程度深さがある器を使うこと。

なぜなら、この後クスクスをほぐす過程で、お砂遊び状態になるからです真顔

あまり深すぎても手を出し入れしにくいので、フチの高さが4~5㎝くらいがちょうどいいと思います。

 

 

クスクスを広げたらざっと手で全体を混ぜ、少量の水またはぬるま湯を少しずつ回しながら加えていきます。

 

ドバーッと入れないように注意!

 

ある程度湿ってきたら、ゴムベラなどでざっくり混ぜて全体に水分をなじませます。

 

 

まだパサパサ感があるようなら、また少しずつ回しかけて加え、ゴムベラで混ぜます。

 

全体がしっとりしたら、このまましばらく放置して、クスクスの粒に水分を含ませます。

 

その間に野菜を切っていきましょう。

 

写真を撮り忘れましたが、

この日入れた野菜は、人参、大根、ズッキーニ、キャベツ。

キャベツは1/8くらいのくし切り、そのほかは4cmくらいの拍子切りにします。

切った野菜はまた水につけておきます。

 

ちなみにモロッコでは、人参やズッキーニの皮を集めに剥いて芯を取り除くのがお約束ですが

モッタイナイ国出身のわたしにはできません笑い泣き

ゴロゴロっとそのまま使います。

 

さてさて、野菜を切っている間に、クスクスがすっかり水を吸いました。

 

 

 

さわってみると、軽く固まっているようなかんじ。

ついさっきまでしんなりしていたのに、、キョロキョロ

と、何度作っても、いつもここで驚かされます。

クスクスの原料であるセモリナ粉は、水分をググイと吸収するんですよね。

 

塊になったクスクスの山を、今度は手でほぐしていきます。

この時点では、ゴムベラを使わなくても手にほとんどつかないし、手でやる方が細かくしっかりとほぐせます。

ダマが残らないようにほぐすのがポイントです。

モロッコの女性たちも、両手を使ってクスクスをほぐします。

 

 

このほぐし方にちょっとコツがあります。

 

両手一杯分すくったら、手のひら同士をすり合わせるようにして、手の中のクスクスの塊をほぐしていくかんじ。

手は軽くお椀型にして、前後に円を描くように動かすとやりやすいです。

最近はYouTubeでもたくさん動画が見られるので、興味のある方は見てみてくださいね。

 

塊がなくなり、全体がよくほぐれたら、いよいよ!

クスクスを蒸していきます。

 

いざ、クスクスを蒸し器へ投入~~~ビックリマーク

 

 

 

この上鍋の底には穴が3mm直径くらいの穴がたくさん空いていて、下の鍋から出る蒸気でクスクスが蒸されていきます。

 

下の鍋は、先ほどから鶏肉を茹でているスープを作るための鍋。

つまり、下の鍋でスープを煮込み、同時に上の蒸し器でクスクスを蒸す、という構図。

コンロ一つで、具だくさんスープと主食が完成するわけです。

 

15分ほど蒸したら、クスクスをまた器に取り出します。

この時点ではクスクスがアツアツなので、少し置いてから指先に水をつけてまた先ほどと同じようにほぐしていきます。

クスクスをつぶさないように、空気を含ませるように、ほぐしていきます。

 

 

ここでまた水を少しずつ回しかけ、オリーブオイルと塩も加えてほぐします。

 

この後もう一度15分蒸して取り出し、ほぐすので、オリーブオイルと塩はそれぞれ分けて加えてもOKです。(わたしはそうしています)

 

途中で野菜もスープに加えていきます。

 

人参、大根など硬いものから順に、時間差で投入します。

 

 

野菜を入れると一旦火が弱まりますが、クスクスを蒸すときは、必ず沸騰して蒸気が上がった状態で蒸すようにしましょう。

 

 

ここまでくればあともう一息!

 

次回は、仕上げと盛り付け編です。

 

 

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