月曜から、クスクス。


月曜だけど、クスクス。

 



モロッコでは、毎週金曜日のお昼にクスクスを食べる習慣があります。

午前中にモスクで礼拝を終えた男性たちが家に帰ると、お母さんが手間暇かけて作ったクスクスを家族で囲んで食べるのです。

普段は金曜限定のスペシャルメニューのクスクスだけど、前回モロッコを訪れたときは友人ファミリーの結婚式だったこともあり、お祭りムードがしばらく続いたので、二日連続でクスクスをいただくこともありました

また、初めてわたしを夕食に招いてくれた日も。

その日はたしか火曜日だったのですが、事前に食事当番の妹さんに頼んで、クスクスを用意してくれました。

きっと、

今日はお客さんが来るから、クスクス作っておいて!よろしく!

とかなんとか、予め言っておいてくれたのでしょう。

そう、

クスクスは、モロッコ人の大好物のごちそうなのです。


クスクスをおいしく食べるには、スムール(クスクスの粒)を丁寧に蒸すことも大切。

さらに、食べる直前にスープをたっぷりかけるのもポイント。

でも、かけすぎに注意!!

スープがつゆだく、シャバシャバになると、せっかくフワフワに蒸したスムールの食感がわかりにくくなってしまって、ちょっと残念。(これはこれで、好きな人もいるかもしれないけれど)

スープはスプーンで少しずつ、回しかけるようにします。

この優雅な動作が、なんだか魔女が魔法をかけるみたいだな〜って思って、いつも見てました照れ

クスクスは、作るのに時間がかかります。

野菜を切り始めてから、トータルで1時間半ほど。

肉や野菜を煮込み、スムールを蒸している合間に、副菜を作ります。


ビーツのサラダ


モロカンサラダ


オレンジのサラダ





イスラム教徒ではないから、曜日にこだわらないけれど

週に一度は、クスクスのある食卓。

今日は、新元号が発表された記念すべき日ということで虹