「働き方改革」安倍首相が答弁撤回・謝罪 | 弁護士の労働問題解決講座 /神戸

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和歌山ツアー続きです。
しょう油醸造所を見学してきました。これは大きな醸造樽です。
 
弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。
 
現在、国会では「働き方改革」が争点となっています。
これについては、これまで連載してきました(末尾)
 
とくに、「働き方改革」で残業代がゼロになる!
ことが問題であることは繰り返し指摘してきました。
 
・高度プロフェッショナル制度導入
・裁量労働制拡大

この2種類の方法です。
 
ところで、裁量労働制をめぐっては、
安倍首相が1月29日の衆院予算委で「裁量労働制で働く方の労働時間の長さは、平均的な方で比べれば一般労働者よりも短いというデータもある」と答弁していました。
 
それがじつは、全くの間違いだったのです。
安倍首相は2月14日の衆院予算委員会で、前の答弁を撤回して「おわび申し上げたい」と謝罪しました。
 
裁量労働制は、何時間働いても○時間働いたとみなす制度です。
会社にとってはこれで残業代が節約できるので、わざわざ早退できるよう配慮するはずありません。
裁量労働は労働時間を長くしても残業代を払わなくてよいようにするための手段です。
 
重大な問題です。