先日、学会から起立性調節障害を治すと謳う
サプリについて注意喚起されました。
「インターネット上では、さまざまなサプリメントに効果があるように宣伝されているが、いずれも起立性調節障害に対するエビデンスはないので、注意が必要である。」
しかし、現在もサプリの販売は続行されているのが現状です。
起立性調節障害の親の会「高槻会」のひらめっちさんは
親の会でお母さん達と接している中で聞いたり、
ネット広告をウォッチングしていた際に
とある危険性について注目していました。
リブログさせていただきます。
起立性調節障害が治ると謳う、とあるサプリの中には
トリプトファンが96mg含まれていたというのです。
トリプトファンは、必須アミノ酸で、種々の食品に含まれ、脳内の神経伝達物質であるセロトニンやメラトニンの原料となると言われています。
しかし、安全性については、多量の摂取は危険性が示唆されているのが現状です。
日本医師会と厚生労働省、国立健康・栄養研究所が作成した手引きの中に記載がありました。
健康被害として1990年アメリカで、好酸球増加筋痛症候群を発症し
死亡例もでています。
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/dl/pamph_healthfood.pdf
国立健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報での
トリプトファンに関する記載です。
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail623.html
こういった情報を見ると、普段の食事で摂取するには問題ないけど、
サプリで摂取すると過剰摂取しすぎたり、副作用が出たり、
死のリスクが高まることがわかります。
起立性調節障害を治してあげようと思って子供に与えたサプリが
効果がないだけではなく
別の疾患を引き起こす危険性もあるのです。
下手すりゃ死ぬ。
あなたは、どう考えますか?
ネットの情報をそのまま信じてしまうことはリスクがあります。
不安な時は、保険診療を行っている主治医、かかりつけ医へ
相談したり、
もちろんOD専門医にも聞いてみたらいいと思います。
また、今回ご紹介した
国立健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報や
東京都や厚生労働省などが注意を呼びかけている成分や製品を掲載している、
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/anzen/supply/news.html
私の過去記事にも少し書いてあります。
こちら ニセ医学って?!
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