ODの検査 起立試験と新起立試験 | まつかぜブログ ~子供が起立性調節障害です 時に医療者視点~

まつかぜブログ ~子供が起立性調節障害です 時に医療者視点~

同じ思いでいる方、困っている方の参考になれば幸いです

定期的に香川県内でOD交流会を開催します
 https://ameblo.jp/od-kagawa

od.kagawaken☆gmail.comへご連絡ください
質問などもこちらへ
(☆を@に変更お願いします)

起立性調節障害(OD)の検査に、新起立試験があります。

 

しかし、起立試験と新起立試験を混同して考えている

勘違いをしている人が多くいます。

 

起立試験と、新起立試験は、同じように見えて別のものです。

 

検査の途中で患者さんが立つのは共通しています。

しかし、起立試験と、新起立試験では必要物品が違うし、

手順も違います。

また判定方法も違います。

起立試験と、新起立試験は同じではなく、違うものなのです。

 

 

時々、「家庭で起立試験をやってみたらよい」と言う人がいますが、

そんなことしちゃだめです。

1月にあった神戸の講演会の中で、田中大介先生が「してはいけない」と言われていましたね。

講演会へ行かれた人は、聞いて知っていると思います。

 

田中英高先生の記事を紹介します。

過去記事ですが、新起立試験は、検査を行い問題がないことを確認した後に行うと書かれています。

また、ODガイドラインにも書かれています。

ゆえに、家庭で行う検査ではないのです。

 

 

下矢印日経メディカル掲載記事

 

 

 

ODでサブタイプがわかる決め手となるのは起立試験ではなく、

新起立試験です。

そして、何度も書きますが、起立試験にしても新起立試験にしても、病院で行うものであり、家庭で自己流で行うものではありません。

転倒事故を起こす可能性があります。

 

私が大学病院で勤務していた頃、仕事で起立試験を患者さんにしていました。

病院にはマニュアルがあり、注意事項を知った上で患者さんに検査をしていましたが、それでも大勢の患者さんが転倒しそうになり、その都度、対処が必要でした。

 

検査の手順を知っていれば、やればいいというものではなく、

危険性を知らない人が、やるべきではありません。

 

そして、起立試験は、電子血圧計を使ってできますが、

新起立試験は、電子血圧計では不可能です。

水銀血圧計という昔から存在する血圧計が必要です。

じゃ、その水銀血圧計を自宅に買えばいいじゃない、とは思わないでください。

名前のとおり、水銀血圧計の中には水銀が入っています。

専門的な訓練を受けた人以外が扱うと、水銀血圧計を倒したり

ロックをかけないことで

水銀が水銀血圧計の中から飛び出て危険です。

 

    

起立性調節障害(OD)四国の会のブログ

愛媛県はこちら
香川県はこちら

お問い合わせ

愛媛県  od.ehime⭐gmail.com
香川県 od.kagawaken⭐gmail.com
(⭐を@に変更お願いします)

 

よろしければ、クリックお願いします

※ご注意

このブログのバナー広告は、当方とは一切関係ありません。

治療関係のバナー広告は全てインチキ治療広告ですので、

ご注意ください。