読者の皆様、今年も一年、当ブログをお読みいただきありがとうございました。

気が付けば 10 月から更新してないし…。

マズい。

 

が、仕事はちゃんと続いています。

IT 関係なので、年末に「基本情報技術者」なんて資格も取りました。

資格というのか分かりませんが…。

来年は「応用情報技術者」、そしてゆくゆくはセキュリティスペシャリスト。

なんのこっちゃ?

翻訳は?

来年も引き続き、わかりやすい翻訳を目ざして精進しながら、気づいたことがあればブログにつづっていきます。

また来年もよろしくお願いいたします。

皆さんは、幽霊は怖いですか?

日本には幽霊が出てくる話は多いですが、イギリスにも幽霊話はあります。

続いて読んだ別の短編小説、『カンタビルの幽霊』も、そんな幽霊話の一つです。

キャンタービルとかカンタヴィルとか、いろいろな訳がありますが、英語は「The Canterville Ghost」というものです。

 

<アメリカ人は現実的>

物語は、幽霊が出るというイギリスの屋敷に、現実主義者のアメリカ人一家が移り住んでくるところから始まります。

屋敷の持ち主から、「幽霊が出ますよ、いいんですか?」とくぎを刺されるも、平気なアメリカ人一家。

実際、住んでみて夜中に幽霊が出てくると、父親や母親は、幽霊につけられているチェーンのさび取りを勧めたり、その双子の息子に至っては逆に幽霊にいたずらをしかけたりします

ちっとも怖がらないこの新しい住人に、幽霊は手を変え品を変え、脅しを続けます…。

 

というような、ラノベみたいな話です。

反対にやられてしまう幽霊がけっこう滑稽です。

 

<ラノベ作家ではないが>

この小説の著者は、「幸福な王子」などを書いたオスカーワイルドです。

最近の日本のラノベにも、幽霊を怖がらずにむしろ親しくなってしまったりする類の話がありますが、この小説は、1906年発表だそう。

今から100年以上前に、こんな現代ラノベみたいなストーリーを考えていたなんて、オスカーワイルドさん、現代日本に生まれていたら、ラノベ作家になっていたかも…?

「To be or not to be」という本を読みました。

が、シェイクスピアのハムレットではありません。

残念ながらハムレットを読む読解力はベルーガにはありません(自慢できるものではない)。

2BR02Bというタイトルの短編小説です。

「2BR02B」と「To be or not to be」の関係は、本文内の比較的最初の方に出てきます。

もうわかった人もいるかもしれませんが…。

短編小説なので、本は出ていないようです。

Amazon | 2 B R 0 2 B (English Edition) [Kindle edition] by Vonnegut, Kurt | Science Fiction | Kindleストア

と思ったら、Kindle ではありました。

 

<これは理想の世界か>

貧困も戦争も病気もない未来世界が舞台です。

その世界では、人類は事故や自主的な選択をしない限り死にません。

その世界では、人口は一定に保たれていて幸福が保証されています。

そんな世界に住むある夫婦に子供ができました。

祝福すべきその子供は三つ子でした…。

 

なんか出だしのこのあらすじだけで先が予想できてしまうのですが…。

最後は予想通りの部分と予想と異なる部分がありました。

短編小説なので、すぐに読めます。

ぜひ読んでみてください。

皆さんは、SFはお好きですか?

僕は大好きです。

子どもの頃から好きで、小学校の図書館にあったSF小説をよく読んでいました。

そんな子どもの頃に読んだSF小説で何となく覚えていたものがあります。

それは、冥王星人が、太陽の光(と熱)を奪っていくというものです。

冥王星は太陽から一番遠い惑星(今は惑星ではなくなってしまいましたが)なので、太陽光は弱々しく、太陽系内の他の星からそのエネルギーを集める必要があります。

しかし、太陽エネルギーを奪われた地球では気温が低下し、作物が育たなくなってしまいます。

そこで、地球に設置されていた太陽エネルギー回収装置を破壊して、その原因を探るべく、宇宙へ飛び出す…という話です。

 

Amazon.co.jp: The Secret of the Ninth Planet (English Edition) 電子書籍: Wollheim, Donald: 洋書

 

<65年前の宇宙観>

この小説が発表されたのは、1959年だそうです。

今からおよそ65年前。

当時は、ソ連がスプートニクを打ち上げて、アメリカがそれに続いてようやく人工衛星を打ち上げたくらいで、惑星探査はまだ始まっていない時代です。

なので、書いてある惑星の風景も今だと想像もつかないくらい可笑しいものもあります。

 

例えば、金星の地表は水で覆われていて、気温は100°F(45℃弱)、アメーバみたいな粘性生物がいたりします(ちなみに金星の表面温度は大気の95%以上を占める二酸化炭素による温室効果で太陽系一暑い、460℃と言われています)。

火星には昆虫のような生き物がいて、氷のある極地から運河を使って水を運んだりしています(火星には運河を作るような文明はおろか、今のところ微生物さえ見つかっていません)。

さらには…っと、これ以上書くとネタバレになってしまいますね。

 

<子どもには夢があって良い>

宇宙人はいるのか、とか他の惑星に生き物はいるのか、とか現代でも探査は進められています。

地球という、生命あふれる星で生まれた我々は、他の星にも生命はいるはずだ、いてほしい、という気持ちに容易になります。

この小説では、金星や火星はおろか、冥王星にまで生命体がいるという、SFがサイエンティフィック・フィクションではなく、サイエンティフィック・ファンタジーといった感じもしてしまいます。

 

が、それが良かったんでしょうね、小学生には。

内容はよく覚えていませんでしたが、冥王星人が出てくる、それだけでワクワク楽しく読んだのかもしれません。

そして、僕はついに、小学生レベルの英語力を手に入れたのでした。

こういうのたくさん読みたいなぁ。

日本語を書くときに、「~することができます。」という表現は冗長なので、「~できます。」にするように、との注意書きをよく見ます。

ベルーガも、なるべくこの注意書きに従って、短く、簡潔に書くようにしていました。

しかし、ある時、1つの言語体系の中に2つの同じ表現があるのは変だ、きっとどこか違うに違いない、と思いました。

それは、次のような文を書いていた時です。

「○○(製品名)を選ぶことによって、お客様は、~~できます。

なんとなく、感覚的に、この文章は次のように書いた方がいいような気がしました。

「○○(製品名)を選ぶことによって、お客様は、~~することができます。」

 

<違いはここにあった>

この違いは何だろう?

と思い、少し考えてみました。

「お客様は、」がキーワードのような感じがします。

似たような表現でよく出てくるものに、「○○(製品名)で~~ができます。」というものがあります。

これはこれで違和感はない。

ということは、動作主が「お客様」か、動作主を明示しないか、で違うような感じがします。

 

<選択肢があるかどうか>

そこで、調べてみると、「することができる」は、選択肢を与える場合に使われるとありました。

https://jikobunseki-lab.com/surukotoga-dekiru/48/

つまり、しなくてもいいけど、やってみたら~~ができます、ということ。

ということは、「お客様は、~~することができます。」は、お客様は、(○○(製品)を選ばなくてもいいけど、)選べば、~~できますよ、と言っている雰囲気になるということではないでしょうか。

お客様に対しては、「選ばない」余地も残しつつ、できることを表現する。

そんな時は、「~~することができます。」を使うといいようです。

 

<何でも禁止するのは良くない>

冗長だから、といった理由で使わない方がよい、と言うのは簡単ですが、本記事でご紹介したように、冗長表現が存在するのにも意味があります。

なので、「冗長だから、なるべく使わない方がよい」くらいにしておくのが無難かと思いました。

なんでもかんでも禁止してしまうと、表現幅が狭くなり、自由のない文になってしまいますからね。

ちなみに、前述のサイトでは、『「することができる」は、英語の「be able to do」を和訳したときに生まれた表現だと言われてい』るそうですが、どうなんでしょうね。