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あなたが本来の自分とつながって、

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サポートしている自己ヒーリング・

コーチのナオカです。

 

 

わたしのツインレイ物語を連載しています。

 

↓ こちらの記事の続きです ↓

 

 

 

第2話:「はじまり」

 

 

「今夜はありがとう。素敵な夜を」

 

その日遅くに、メッセージが入った。 

 

 

次の日の夜。


「ハロー」


ハロー。


その次の日の朝。

「今夜はなにか予定ある?」

そのメッセージに
わたしは返事をせず、いちにちの終わりに


「今日は友だちといっしょだったの。

パリ20区にいたよ。」


「僕はヴェルサイユにいた、友だちと。
もう少し早かったら。
今家に着いたとこだよ。おやすみ」



その次の日の朝。わたしは、


「今日は18時には空くよ。いい一日を」

と彼に送った。

「ハロー。19時にはヴェルサイユに行けるよ。
今夜、楽しみたい?
いい1日をね!」


その週は、

まるで竜巻に巻きこまれたみたい、と

日記に書いている。


大きな渦に巻きこまれて抜けだせない。

なにが起こったのかわからない。

わたしは考えて、考えて、会うことにした。
ここで会わなくなったら関係は終了だ。

 

自分が傷つくのを防ぐために関係をすぐ終わらせる?

考えるほどわからなくなるようだった。

 


いってみよう、というよりも、

彼にもう一度会って感じてみたかった。

その自分を。

 


その日は週末、土曜だった。
彼は夏の休み中で、

その翌週から、転職先の新しい職場で

仕事がスタートすることになっていた。


わたしはデコルテの大きくあいた

青いブラウスを着ていった。


わたしの持参した大きなカメラで、

彼がわたしを撮りながらヴェルサイユの

並木道を散歩した。


プロフィールに書いてあった共通点。

わたしも彼も写真が好き。


カメラを手渡すと、

 

「僕にこれを持たせると」

 

と言いながら彼は電源を入れ、

レンズキャップを取り、

わたしはそれを受け取った。

 


彼の腕はたいしたものだった。

初めて扱うカメラでどんどん撮る。

 

明るさもいい。ピントも、絞りも。


なによりも、映ったわたしが

実際よりきれいに見えたのに驚いた。


華僑のお寿司屋にいった。
わたしが文句を言いながら

少ないねたに箸をつけると、

 

彼は、ああ、この辺でここ以外他に

知らないんだ。でも妥当だよ?食べて。



映画の話をすると、彼はとたんに生き生きした。

どんどんのめり込んで話に夢中になる。


ふたりの家の、ちょうど中間地点にある

レストランで食べおえたわたしたちは、

駐車場から車を出し、どうする?と話す。


車通りの多い通りに出るとすぐに、

手をあげて車を停めてきた人がいた。


ヴェルサイユ行きのバスを待ってるという。


彼は運転席の窓を開けて話を聞き、

あそこにバス停があるよ、何番に乗れば

着くから、と指示したあと、


「よかったら乗ってもいいよ。

今日、僕は気分がいいから。ラッキーだね」


と言って、男を後部座席に乗せた。

そしてヴェルサイユへ。


駅に着き、いきすがりの男を降ろし

ちらっと後部座席にわたしの一眼カメラが

あることを目の端で確認して、


「きみの家に行こうか。
僕たちヴェルサイユにきちゃったし」


 ・・・


(まだ、帰りたくない。)

 

「あなたの家は?」

じゃあ、うちに行こうか。

彼はうなづいた。問題なし。


会ったら、どうなるのかわかってた。

 


わたしは家に寄ってもらい、

階段を上がって上着を一枚とって、

車は彼の家に走りだした。

 





離婚したあと出会った恋人と
3年ほどいっしょにいた。
でも、もうどこにもたどり着けなくなっていた。


誰かと生をともにする自信がなくなっていた。
わたしは人を愛せないのではないか?
自分自身のことも。


出会い系のサイトに入ってみた。
それは、離婚したあとにつくっていた
古いアカウントだった。 


すぐにアジア人の顔が目に入った。

この人なんだろう? と思い、
プロフィールをみると、

『ステータス:離婚』

 

わたしといっしょ。 

『猫が好き、カメラが好き、星の王子さまが好きな本』

それもわたしと同じだった。


そんなに遠くないところに住んでいる。

プロフィールに書いてあったその街は、
以前、わたしが住んでいた家の路線で

帰宅する電車の中でいつも窓から
眺めていたところだった。



わたしはプロフィールに、
「本当の愛を探しています」
と書いていた。真剣に。

しかし、送られてくるメッセージは、
全く読んでいないような感じの
フランス人ばかり。

また、
「フランス語よりも英語のほうが得意」
とも書いていた。


興味ありますよ、というフラッシュを
そのアジア人からされていたので返すと、
すぐに連絡がきた。


完璧な英語で。


「今はブルターニュにいますが、
再来週パリに戻る。 

会いたいですか?」



ずいぶんあとで気づいた。
彼がくれたフラッシュは、2010年のものだった。
その時の、4年前。

 

 

 

〜次回に続く

 

 

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