参加といっても、モチロン出演じゃありません。


来年に上映される大型(!)映画で、

「女性潮流研究所」が普段やっている企画業務(何については内緒)のことで、

知りたいことがあるというので、助監督さんに色々とお話してきました。

分厚い台本も読ませていただき、全くの異世界・

いつもと違った気分♪

気分が上がる!


ヒロインの女優さんも好きだし、監督の作品も好きだし、

何よりもこの脚本家の方のドラマが好きだし、

お声がけ下さった制作会社の方も熱意バリバリの方なので

プチ協力できて良かった!!!!



映画のご成功をお祈りしつつ、

上映も楽しみにしております。










秋ですね・・・。


去年の夏くらいからやっていた仕事が世の中に発売されはじめてきています。


まったく製品ができていないの素の状態から参加したものもあれば、

実際に製品はできているけれど、消費者に魅力を感じてくれるコンセプトにするために参加したものもあります。

(化粧品とか家電など)


好調なものが多いので、、少しでもお役に立ててよかったと思います。


とはいえ、

正真正銘の影の存在なので、こっそりと。

私達は「あの商品をつくったのはワシ」という立場ではなく、

実際にモノをつくり、消費者にコミュニケーションしているのはメーカー様なので。

(やっぱり実際にやるのが難しい。お金もかかるし、担当者の能力も必要)


で、商品を送り出した人間の心情って、

「うわー、嬉しいっ」というアゲの気持ちではなく、

ハラハラ、ピリピリと複雑な心情なのですよね。


不思議なんですが。


さて、9月も終わりですね。

9月の女性潮流研究所のブログの検索結果を見てみました。


困り顔

・・・>去年の秋は困り顔ブームでしたね~。

1年後なのに、なんか、結構数が多かったです。


外部ブレーン プランナー

プランナーとライターの違い
・・・>プランナーでたどり着いてくださっているんですね★本業です!

未来予測 化粧品

製品企画チェックリスト

・・・・>商品企画関係でたどりついてくださっているんですね★本業です!

ケルン コールスロー

・・・>ををを、これは、めちゃうまなマヨを使わないコールスローのエントリーですね!

キャベツ1個分つくってもペロリです。


雑誌 見出し 分析
最新女性誌見出し
女性誌ワード分析
・・・>この、雑誌見出しの言説分析は2005年7月から丸6年間、毎月続けています。

今月は76誌から、厳選200誌の見出しの言説分析を行いました。


女性図艦

・・・>これは、弊社のファンページ、FACEBOOKのイマドキ女性図鑑ですね!!!


大人可愛いの意味
かわいいトレンド 言葉 意味
赤文字系女子

出来る女 キャッチコピー

・・・・>かわいい、大人可愛いの意味ですと????

やっぱり、これほど使われているのに言葉の正確な意味がわかっていないのです。

これをなんとなくわかったつもりで流すことなく、

きちんと調べようと思ったのは、凄い目の付けどころです。


消費者マインド 変化 震災
・・・>これは、繊研新聞のコラムを転載したエントリー。好評でした。


宮崎あおい メイク 

・・・>宮崎あおいっていうのは、メイクでなろうとおもってなれるもんじゃないよね~

佐々木希、北川景子のようなお人形顔はチャレンジできそうだけど・・・

って話を月刊 女性潮流研究所に書いた気がします。


それでは!!!!

本日、女性潮流研究所の会員企業様に、「月刊 女性経済勉強会」をお届しました。


「月刊 女性潮流研究所」では、ファッション、ビューティ、ライフスタイル、カルチャー

などなどの、最新の女性トレンド環境の分析を行っています。

最新のトレンドだけではなく、過去を知らないと

未来予測はできないという話を力説しております。

ということで、「月刊 女性経済勉強会」という追加レポートでは、

過去からのフロウに重点をおいてマクロな視点で考えています。

過去3年の経済(日経平均株価・消費者物価指数)、

ニュース、ヒット商品と、女性の気分の関係について検証をしています。


イラストは、去年の表紙と今年の表紙。

去年は、西野カナとか加藤ミリヤなどの歌姫おしゃれ女子を取り上げていました。

(す、すごく古く感じる。・・・トレンドのピークタイムって短いですね)

今年はレトロファッション


女性潮流研究所★日記 

マクロな女性経済ネタで最低限知っておくべきことを、一覧に。

短時間で頭にたたきこめるような表は便利です。

あの頃のアレとアレはこうやってつながっているんだ!!!

と、ほほ~~うと、唸ってしまう。

女性潮流研究所★日記 


そして、今年2011年の秋のトレンド環境はどういう動きで生まれたか?

過去のキーワードと並べてみるとおもしろい。

日経平均株価のグラフと合わせてみると、なるほどさ倍増。


女性潮流研究所★日記 

さて、お待たせしました。

ひっぱってしまってすみません。

タイトルに書いた、2011年秋のトレンド環境は「××化」。


答えは「正常化」です。


ちょうど、2008年9月にリーマンショック。

つまり、2008年の秋までは、まだまだ好景気の影響を受け、

遊びのあるものチャレンジするファッションマインドがあるのがわかる。

2009年と2010年はまさに不景気の混乱時代。

(思い起こせば、不景気だけど、ガチャガチャしていたと思いませんか?)


2011年秋になると変化が。

悪い状況にあるので、とんがった部分を正常化しようという流れが各所に出ています。

行きすぎた流れの揺り戻しでもある。


それは、以前の「アゲ」ではない。

「正常化」といっていいのではないかと思うのです。



・・・・この後、「月刊 女性経済勉強会」では、

去年と今年の具体的な流れの違いについての分析が続きます。


女性経済勉強会に関してご興味のある方は、こちら をどうぞ。


ファッションカラー のセミナーのスライドをつくっています。


私が担当するのは、渋谷と大阪で開催される

来年の秋冬の「ファッション環境」です。


スライドとレジメ作成作業にお尻に火をつけるために、プログラムに赤マルしてみました・・・。

女性潮流研究所★日記 

春の「ファッション環境」の講座は前回は伊藤忠ファッションシステム の研究員の方がご担当されました。

「凄い好評!!!」だったそうで、ハードルがめちゃ上がっているはず。頑張らねば!

女性潮流研究所として、来年の予測をどうするか?

・・・・未来の答えは、現在と過去にあると思っています。


私たちは、女性の気分、ことば、ヒット商品、経済・世相の2005年から観測を続け、

過去の潮流から導き出した未来予測をもとに来年の新製品開発に生かしています。

今回も、過去から現在、未来のトレンド環境について

お話をさせていただけたらと思います。


ご参加いただいたみなさまが仕事場に戻って来年の企画を考えるときに

具体的なインスピレーションが湧くような話ができたらいいなぁと思います。

会員以外でも行けるセミナーですし、他にも興味深い講座が満載です。

(個人的には、3つのセミナーが聞けるのにこのお値段はかなりお得だなぁと感心)


もしも会場でお目にかかれましたら、よろしくお願いいたします。











会社設立が2005年で、設立した当初も「私たちの使命はコレ!」
って考えていたのですが、あまりうまいこと思いつかないものですね。
その理由は、「何をやってみたいか?」みたいなことが中心で、
「何をやってきたか?」という蓄積が乏しいからかもしれません。

さすがに、6年間もやっているとわかってきます。

私たちがやってきたことや求められていたことって、
「ヒットをつくること」「ヒットを育てること」なんだなぁと、気づきました。

最近、会社案内にもそのことを付け加えました。

※注 会社案内は、実際の取引先には、今までの実績などを詳しく書いた会社案内をお見せしていますが、webでも簡易版を公開しています。
ご興味のある方はhttp://www.beautybrain.co.jp/bb_kaisya_annnai.pdf

このヒットの定義はさまざまです。
物凄く広告にお金を割いた「大ヒット」のプロジェクトもありますが、
広告費が限りなくゼロで知っている人は少ないけど
「自社始まって以来のヒット」というのもあります。

私たちは広告畑とかIT出身ではなく、「メーカーの商品企画」出身。
CMのリーチ数とか認知度とかイベント動員数とか
Twitterのフォロー数とかフェイスブックのファン数
とか、そういう「数」の仕事の前の段階のお手伝いをしています。
つまり、まだ商品としてできていない製品を、
どうやったら「ヒットする商品」にできるか?ということです。

従来は、この部分は外注ではなく、自社でやることですが、
最近は、外のコンサルやアドバイスに入ってもらう企業も増えてきました。
例えば、メーカーが広告代理店に
「広告だけではなく、商品そのもののコンセプトメイクをいっしょにしてほしい」
とオーダーすることが多く、
広告代理店から依頼があって共同でやるということも多いです。

メーカーの立場なので、CMやプロモーションやっている時にはガンガン動くけど、
やめるとサッパリ売れなくなるとか、そういう商品はあんまり嬉しくない。
担当者としては、中長期的に社員を食べさせてくれるような優秀なヒット商品がつくりたいです。

そういえば、プロダクトポートフォリオの「金のなる木」ってうまいこと言うようなぁと・・・。
※プロダクトポートフォリオはこちらが詳しいです

で、「ヒットをつくる、ヒットを育てる」
ということをテーマに、会社のHPも見直し中です。

特にトレンド分析データバンクをリニューアル中。
実は、最後の更新が去年の今頃でした。すみません。

10月8日あたりに更新の予定なので、それまでお待ちを。

昨日のエントリー、

http://ameblo.jp/beauty-brain/entry-11030054499.html


「来年の新製品の仕事をしている方、過去の研究はしていますか?」

について、タイトルでドキッとこられた方が多いらしく・・・


本日お打ち合わせをさせていただいた方にも言われました。


ドキッとしたって。


例えば、店頭で手書きポップを書くとか、ネット販売でキャッチコピーを書く

なんていった場合は、この中に企画のプロが厳選した3年間分の1600前後の見出しが入ってるし、

経済やヒット商品をふまえ、その時のトレンドの特徴なども解説されているから、かなり、便利です。

キャッチコピー1000本ノックは軽くできます!


企画能力がないとか、センスがないとか、そういう人に是非使っていただきたいです。


しかし、お問い合わせは、ものすごく企画ができる人ばかりなんですが、

それはなぜだろう???


仕事ができる人は危機感が凄いのか?

情報欲求が高いから仕事ができるのか?


興味深いところです。


で、今日お目にかかった方に、4つの中で、どれを選べばいいのかわからない・・・

という質問もいただいているのですが、

本当に、今、手がけている商品の発売時期のものを選んでいただければと思います。


もしも、製造、開発、企画など、1年先の新製品の仕事をしていると思います。

下記のどちらかがお勧めです。

2010年秋号 3年間分(2008年~2010年)の9,10,11月 9冊分を収録   

2010年冬号  3年間分(2008年~2010年)の12,1,2月 9冊分を収録


もしも、流通/小売/営業部門のお仕事をされている場合は、

半年とか3か月先のことをやっていると思うので、下記がおすすめです。

③2011年春号 3年間分(2009年~2011年)の3,4,5月 9冊分を収録


2011年夏号  3年間分(2008年~2010年)の 6,7,8月  9冊分を収録 


実は、4つの中では③の春号がお得です。

というのも、今年の春である2011年の5月までが収録されているから!!!!


夏号に2011年分が収録されるのは12月です。

もしも夏号をご検討の方は12月まで待っても良いかもです。

その時はお知らせいたしますね!


※弊社の情報会員の方にはこのCD-ROMを無料でお渡しします。

ご希望でしたらお知らせください。



女性潮流研究所は、企業で商品やサービスの開発をしている

プロの皆様のお手伝いをする仕事をしています。


主な仕事は、コンサルティングですが、

コンサルティングを受けなくても、

お仕事の力になれるような情報提供のサービスもご提供しています。

(例)http://www.beauty-brain.com/members/


最近、お得意様にご紹介した裏メニューが、


こちらがびっくりするくらいの大好評。

皆様にご紹介をしたいとおもいます。


さて、突然はありますが質問です。

企画・開発・広告・PR・販促・営業・販売

のご担当者様は是非、考えてみてください。


「現在、手がけている商品の発売時期はいつですか?」
「その季節の、去年、おととしのトレンドの研究はお済みですか?

・・・実は、それをしているか否かで、結果は全く変わってきます。

それをやるのは手間がかかりますし、
どこにもまとまったような資料はありません。

webにもありませんし、書店にも売っていません。


「過去の研究はした方がいいに決まっているのはわかっている。

でも、どうしたらよいかわからない・・・」

そんな声におこたえしてつくったのがこのデータ集です。



名づけて「実践型データ資料女性トレンド過去3年研究パック」

月刊 女性潮流研究所の 9冊分の情報をCDーROMに収めました。

季節ごとの特別編集です。




女性潮流研究所★日記 

(こちらの画像は2011年秋号です)

春、夏、秋、冬、希望の号を選べます。


1年先のデータは、製造/企画部門のお客様に

半年先のデータは、流通/小売部門のお客様に

など使い分けをしていただけると良いと思います。


女性潮流研究所を詳しく知りたい方はこちら。

http://www.beauty-brain.com/labo/


こんな使い方ができます。

●商品コンセプト、広告キャッチコピー、PRのリリース制作の材料に

●営業で取引先回りをする前の情報収集資料に

●チーム内でトレンドを共有するための事前勉強資料として

●新人プランナーの研修の教材として

●企画書の引用データとして。

●店頭の手書きポップやECサイトの商品コピーを考える時の材料に

過去3年間をみっちり研究すると、どんな効果があるのか?

半未来予測ができる!

1 過去のトレンドのおさらいをすることで、

未来予測をするための下準備ができる。

過去3年のトレンドを時系列で把握できます。

「流れ」が見えると未来予測もしやすくなります。

(逆を言えば、流れを知らないままでは、未来予測はできないのです。)


魅力的なコピーがつくれる!

2 1800前後にもわたる見出しから、イメージにぴったりのものを見つけられる。
最大76誌の女性誌の見出しから、見るべき見出しを企画のプロが厳選。

その数は3年間で1800前後にも上るので、

コンセプトワードやキャッチコピーのヒントになるような

発想法やことばがたくさん見つけられます。


ご案内(PDF)はこちらをご覧ください。http://p.tl/2Vxu


お申し込みの方は下記のフォームをご利用いただくと便利です。http://p.tl/MoSk


お問い合わせはこちらにどうぞhttp://p.tl/W_sJ


実は、もともとは、コンサルティングのお客様向けにご用意した裏メニューで、

(ご案内もPDFファイルのみ)、一般販売も、少量のみとなっています。

無くなり次第終了しますので、ご希望の方は早めにどうぞ。 

























女性潮流研究所の女性誌70誌の見出しから、

言説分析をしているんですが、


ずーっと前の尿漏れ防止で女子力アップ↑的な話が好評だった美STORY。


今月も、輝いていました。


美storyが素敵な見出しぞろいなのに、

トレンド分析の潮流からは外れてしまうので、

ここでご紹介します。


◆夏疲れしきった肌とココロ、もう一度大復活! 立ち上がろう私! 「元気の出る美容」(美STORY9月号)


→「立ち上がろうニッポン」みたいなのの言いかえですよね・・・。ですよね・・・。


◆楽キチンでたるみもアップ! 大人だってEverydayカチューシャ(美STORY9月号)

→Everydayカチューシャ ♪♪「たるみアップ」にくっつけるところが・・・。

 

◆読者100人に詳細アンケート。 6割以上が抱えているモヤモヤを晴らして、美しく幸せになろう! Sレス「解決バイブル」(美STORY9月号)

→SEXレスだと生々しいけど、Sレスだとなんかカッコイイな~

 ゴシップガールのセリーナ(通称S)みたい



基本的に時事ネタを大真面目に自分ゴトとして取り込む

という手法ですね。


対象となるものを茶化しているわけではなく、

どちらかというと「自分自身を茶化す」ような

サービス精神が美魔女には求められているのかなぁ。

そこが美魔女の愛される理由。

そして、「(そんな年なのに無理して)イタイっ」という

批判や攻撃をかわす盾となっているのだと思う。









繊研新聞で6月21日に寄稿したコラムです。

数か所、加筆訂正しています。


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 震災は女性消費者マインドにどんな影響を及ぼしているのか?

震災から3カ月以上経ちました。

私たちは、女性市場を活性化にお役にたつことで、

経済復興に少しでもつながることができればと願っております。

そこで、今回は震災後の女性マーケットについて書きたいと思います。



はじめに、女性誌をのぞいてみましょう。震災直後は、

各界からのお見舞いのコメントやチャリティの話題が多く見られたのですが、

時間が経ったせいでしょうか。今月は心や精神に訴える提案が多く見られます。


ちょっと抜粋してみます。


◆3.11以降、私たちが思ったこと、見えたもの マリソル「幸福論」(marisol7月号)

◆3.11で激変したリアルな結婚観に迫る! こんな時代に結婚できる人の新条件

(日経WOMAN7 月号)

◆お金を使って、日本復興!! いまこそ、大人の夏休み!(GLAMOROUS7月号)

◆ひとりでもできることは、こんなにあります私の「支援」の届け方(LEE7月号)

◆大変な時だからこそわかった大事な絆 震災で変わった「私の恋愛模様」(InRed7月号)

◆やさしさを育てよう 今、私たちにできる“社会貢献”(Grazia7月号)・・・などなど。



今度は、ファッションに関する見出しに目を向けてみます。


トレンドはバラバラですが、

よく見ると「白」「シャツ」「抜け感」「ゆる」「こなれ」「シンプル」「きちんと」「上品」

というキーワードが、世代を問わず頻出しているのが目立ちました。

これはあきらかに震災が気分に及ぼした影響でしょう。




とはいえ、「震災前後のマーケットは大きくは変わっていない」というのが、

私たち女性潮流研究所(www.beauty-brain.com )の見解です。


「変わっていない」というのは語弊があるかもしれません。

準備ができていた」と言うべきでしょう。何の準備かと言えば、ズバリ「不景気」の準備です。


 2006年は気分好景気の時代


例えば、今回の震災が2006年だったら???というのを想像してみましょう。


この時は、バブル崩壊後から続く長い長い不景気を抜け、好景気の風が吹いていました。


「構造改革」ということが盛んに叫ばれ、百貨店では何百万もする福袋が出たり、

億ションが瞬く間に完売、ヒルズ族や富裕層などという言葉も飛び交っていました。


この時に今回の震災が起きたら、消費者はどうだったんだろう・・・と考えます。


実際のお金は企業の設備投資などに回っていたので、いち消費者のお財布が潤ってはおらず、

好景気も気分的なものだけでした。

数約円の缶ビールに「贅沢」というコピーがつく、そういう「気分好景気」だったのです。


お財布は貧しかったといえど、「贅沢な気分」がたくさん売られていた。

キャンキャンが絶好調でえびちゃんvs.もえちゃんでモテ系全盛の時代でした。

この時代に震災が起きたら大きな落差があり、相当な気分転換を強いられたはずです。

今よりもドーンと生活レベルが落ちるダメージがあったでしょう。



 不景気の行先は、「ファッションの記号化」



2011年は、2007年秋のリーマンショックを経て、

3年間という時間をじっくりとかけ「不景気」というスタイルに慣れることができました。


「モテ」のかわりに頻出するのは「ゆる」というワード。


不景気スタイルのあり方は、去年の春夏に完成しました。

小花プリント・マキシワンピ・カゴバッグの3点セットの女性に溢れていました。

不景気の行先は、「ファッションの記号化」という究極の同調性という訳です。

その潮流は今年もずっと引きずっていて、震災が起きる寸前、今年の3月に店頭や街には、

「ボーダー」が溢れていました。この不景気ファッションの特徴は、

どんなジャンルに属していても同じ記号的なアイテムを使うというところ。


ギャルも働く女子風もいい女風もゆるふわ系も、

たとえ目指すイメージは違ってもみんなマリンを着ていました。

「とりあえずマリン」だったら、間違いはないという気分で。

この流れが続くと、もしかして送り手は予測することができるので楽で、

上手なところにはビジネスチャンス到来ということなのかもしれません。

でも、純粋なファッション好きにとっては、物足りない時代ともいえそうです。