この度、株式会社ビューティブレーン/女性潮流研究所の公式サイトがリニューアルいたしました。


こちらのサイトで、コンサルティング詳細から流行分析情報までご覧いただけるようになりました。

新たに、3つのトレンド分析コラムも掲載!企画のネタとなる、最新トレンド情報をお届けいたします。

ぜひご期待ください!

 

★★★新コラム★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

【女性トレンドデータバンク】

http://www.beautybrain.co.jp/%E7%BE%8E%E9%AD%94%E5%A5%B3%E3%81%AF%E3%83%96%E9%AD%94%E5%A5%B3%EF%BC%9F%E3%80%80%E8%8B%A5%E3%81%95%E3%81%A8%E3%81%AF%E6%B8%85%E6%BD%94%E6%84%9F/

会員制・流行分析レポート「月刊 女性潮流研究所」の最新情報がコラムに!

女性誌のキーワードから、最新の女性の気分トレンドを分析します。

 

【イマドキ女性図鑑】

http://www.beautybrain.co.jp/%E3%80%90fileno-35%E3%80%91%E9%87%8E%E7%90%83%E5%B8%BD%E5%A5%B3%E5%AD%90/

会員制・流行分析レポート「月刊 女性潮流研究所」の表紙企画がコラムに!

イマドキな女性像を考察し、トレンドの背景を分析します。

※ウーマンエキサイトにもコラム掲載中!

http://woman.excite.co.jp/News/source/imadokibb/

 

【化粧品企画屋のネタ帳】

http://www.beautybrain.co.jp/%E3%80%90%E6%B3%95%E5%89%87%EF%BC%91%E3%80%91%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%81%AE%E4%B8%8D%E6%BA%80%E3%82%92%E8%A7%A3%E6%B6%88%E3%81%99%E3%82%8B%E5%95%86%E5%93%81/

化粧品会社様専用・流行分析レポート「月刊 化粧品企画塾」の最新情報がコラムに!

新商品コスメのマーケポイントから、ヒットの法則を分析します。


 

 

イマドキ女性図鑑をアップいたしました。

「女子力」「女磨き」の追求はだんだん古くなってきました。
男性受けとしてもイマイチ。
特にtwitterやFacebookSNSでネイルやランチのネタばっかり
アップしてると「スイーツw」とかバカ扱いされるだけ。
ということで、最近増えているのが賢い系ネタの仕込み。
そこで増加傾向にある天体観測女子に着目しました。
ここで取り上げているのは、ホンモノの天体観測女子というよりも、
ナンチャッテ天体観測女子です。


File No.30 「天体観測女子」
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5月の金環日食やつい先日のふたご座流星群など、今年はマニアならずとも楽しめる「天体ショー」が数多く見られ、また、小惑星探査機「はやぶさ」、マンガ「宇宙兄弟」といった宇宙をテーマにした映画も公開されるなど、空・天体・宇宙への関心が高まった年でした。

そんな中、女子の間でも天体観測が静かなブームに。双眼鏡や望遠鏡を布地やシールで可愛くデコったり、野外フェスやキャンプといったイベントの際に天体観測を楽しむ「宙(そら)ガール」が続出しています。

その背景にはやはりSNSの存在が。「お月さまがキレイ」といったつぶやきは、なんだか素敵女子風だし、例えばネイルなどをアップするよりも、「木星の近くにオリオン座が見える」などと語ると、知的さを演出できて、自分が賢くなった風な心のコスプレができる。

また、天体観測ネタの発信は、同じく天体に関心が高い、理系の偏差値高め男子へアピールできる…といった、おいしい側面もありそうです。

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女性潮流研究所のサイトは→http://www.beauty-brain.com/(お試し購読もあります☆)$女性潮流研究所★日記 
女性潮流研究所には、現役のプランナー女性による非公開グループがあります。
メンバーは、広告代理店、電機、消費財の大企業の第一線で活動中の2,30代の女性たちです。
「マーケティング塾」という名目の元、「月刊 女性潮流研究所」で発表した気分トレンドの検証をしてもらっています。

今月から、余興で「見出し大賞」というのをはじめました。

プランナーとしても興味深いというだけではなく、
個人的にオモロイという見出しを選んでもらっています。


ココロとカラダの”心配以上、病気未満”を丁寧に診ます 夏のプチ不調外来、開院!(FRaU87月号)

心配以上、病気未満・・・実感しまくりです。


●こんな男と付き合ってはイケナイ!あなたの隣の“塩谷瞬”

あなたの隣の・・・ってホラーっぽい。

アラサー嫉妬とのつきあい方(BAILA7月号)

アラサー嫉妬、あるある。
結婚、出産、仕事など、いろいろと違いが出てくる時期。
凄い仲良しだった友達を結婚式に呼んだのにドタキャンされたとか、
子供写真付き年賀状は独身の友達には送れないとか・・・。あるあるネタ!

●細く!長く!真っ直ぐ!ブス脚30代でもあきらめない 脚痩せ&脚メイク(Body+8月号)

ブス足じゃなくて、ブス脚ですね。
脚は細いとか長いだけじゃなくて、真っ直ぐというのもメジャーなファクターなんですね。

100歳までキレイでいられる!?10の方法(AneCan8月号)

婦人公論じゃなくて、AneCanが言ってるのがオモロイ


●実例も、収納も、盛りテクも!みんなの「見たい!」「知りたい!」「オシャレしたい!」に応えます!これが最強!美人のインテリア完全ガイドBOOK(美人百花7月号)

盛りとか、オシャレとか、美人とか
インテリアもファッションやビューティと同じように語られる時代です。
これ、ホント、最近になって顕著な傾向ですよね。

ああ、夏休み! そこで。 チチンプイプイ♪ 夫を動かす魔法の呪文(Grazia8月号)

ああ~~~~♪夏~休み↑ と、TUBE風に歌う。
って、これは、20代雑誌では通用しませんか?
夫を動かす魔法の呪文・・・、っていう男を使う価値観も、ある年代以上の価値観かな?
20代はもっと男性に優しいですね。

●“目尻つけま”でNotやりすぎ、But目力!(AneCan8月号)

これ、シンプルで人気あった見出し。
そのまま商品コピーに使える。

見出し大賞は!!!!!!


Steady.8月号

顔、性格、印象、トーク・・・ぜーんぶ普通な「そこそこ女子」は「第二印象力」で恋に勝つ!

注※今はもう9月号が並んでいます。

Steady.を知らない方、wikipediaをみてくださいね。
えっ?見るのが面倒????
じゃぁ、概要のところをコピペしておきます。
20代後半のOLを対象としており、「かわいい服で通勤したい!」をコンセプトとしている。セレクトショップなどで育ったカジュアル好きの20代に、オフィスでもOKな「大人可愛い」「上品カジュアル」を提案。
2006年11月創刊以来着実に売上を伸ばし、2010年12月号では70万部発行。20代OL対象としてはカテゴリーで最大規模の部数となる。(wikipedia 宝島の雑誌Steady.)


ふむふむ、「20代OL対象としてはカテゴリーで最大規模の部数」というところに注目。
最大公約数をとろうとすると、ターゲットは圧倒的な数いるのが「そこそこ女子」になりますよね。マーケティングと言えば宝島というのが納得。
「そこそこ女子」だったとしても「ナチュラル系」とかオブラートにくるんで「そこそこ女子」って自分ではいわなかったよなぁ。


ちなみに、ターゲットが今のアラフォーが20代だったとしたら、「そこそこ女子」っていうキーワードは絶対に出ない。「向上心世代」だから、自分が20代の頃に「そこそこ女子」って言われたらショックでショックでたまらなかったはず。
今の20代の女性は色々な理由があって「等身大世代」だから、「そこそこ女子」ということばも必ずしもネガティブにならないのだと思う。リアルで共感できる。自分を客観的に把握できる方が、イタイ人やKYな人になるより素敵・・・。そういう価値観。
(理由は、マーケのプロ向けの話になるので、ここでは語り尽くせないので、女性潮流研究所で詳しく発信します。)

オマケ
女性潮流研究所は企画のプロ向けの流行分析をしています。詳しくは→
女性潮流研究所
7月31日の繊研新聞に寄稿しました。転載します。

今回は合作で執筆しました。
「女性潮流研究所の研究」「社外研究員のコメント」を敏腕研究員N松が抽出して私が新聞っぽい文章にまとめました。


「モノからコトへ」から「コトからヒトへ」

女性潮流研究所(www.beauty-brain.com )では、「気分トレンド」を観測・分析し、次なる潮流を見つけ出す活動をしている。今年からは、広告代理店、精密機器・トイレタリー・化粧品など、大手企業の2,30代の現役女性プランナー数名を社外研究員として迎え、パワーアップ。ビジネスに実践的に役立つトレンド分析に力を入れている。このコラムでは、女性潮流研究所の2012年上半期の女性の気分トレンド分析から、見逃せない点についてご紹介したい。

東日本大震災から1年あまりが経った。震災後の非日常の空気は徐々に薄れたものの、女性たちの消費意識はあきらかに震災後とは変わっている。社外研究員へのアンケート調査によると「震災後、節約をしなければという“義務感”のようなものから、お金を使わない、モノを持たないという価値観が当たり前になった。むしろ本当に価値あるもの、費用対効果の得られるもの以外にお金を使うことが、“ダサイ”と思うまでの価値観になってしまった」(広告)。「震災前は、ふわっと夢見ていてもどこかなんとかなる感じだった。震災をきっかけに、地に足をつけた上で端正・現実的・論理的なことを重要視するようになった」(トイレタリー)とあった。

今の広告や物作りのビジネス現場では、消費者のこのような目線を意識した企画が行われているのだ。

キラキラした理想より「身の丈+0.5歩先」の現実感

昨年まで、女性の憧れ像は、平子理沙や梨花に代表される、ふんわりとしたガーリー、ベビーな年齢不詳の非リアルな存在だった。しかし、最近では、生活感のあるリアルな女性像に移っている。30代女性向け雑誌「Grazia」(講談社)はリニューアルを行ったが、コアターゲットを「キャリアウーマン」から「ワーキングマザー」にシフトした。創刊号の表紙には「せわしなくって、幸せな『働く母』を生きていこう!」という文言が大きく掲げられている。

「せわしない」というファッション誌には不似合いな生活臭溢れることばが新鮮だ。そう、今、女性たちから求められるのは手の届かない存在ではなく、「身の丈+0.5歩先くらいのリアル」だ。その結果、女性マーケットでは従来とは違った分野が盛り上がり始めている。従来、女性が自分をグレードアップするためには、ジュエリーやバッグ、あるいは結婚や資格を求めるなどが定番だった。

今は、「スポーツ」と「インテリア」が、その大きな役割を担いはじめていることに注目だ。スポーツはダイエットだけではなく「心身の鍛練」のため、インテリアは生活の場ではなく「自分キャラクター」の象徴という新しい意味を持ちはじめている。自分の肉体や暮らし方という生身をアップグレードによって、「0.5歩先の自分」を実現しているというわけだ

SNSが女性の気分トレンドもたらす影響とは?


昨年から急速に普及し始めたfacebook、twitterなどSNS(ソーシャルネットワークサービス)の影響も「0.5歩先のリアル」が求められるようになった大きな原因といえそうだ。

SNSは、ネットというバーチャルなシステムでありながら、同窓会、趣味の集まり、ボランティアから社会的な問題に取り組む大規模デモまで、リアルなつながりを提供するきっかけになっている。興味深いのは、6月末~7月初旬の女性誌にはSNSに警鐘を鳴らす記事も増えていた点だ。「本当の怖さを知っていますか? 実は根深い、SNSトラブル報告!」(anan)、「フェイスブック、ツイッター… 今どきツールに意外な落とし穴 SNSトラブルにご用心!!」(SPRiNG)。今まではポジティブな記事がほとんどだったが、ネガティブな記事が現れるようになったのは、単なるブームを超えて定番化した表れといえる。

SNSでは、「色々な他人の目線」が大きなファクターとなる。自分の現実の姿を知っている人間に過剰に自分を飾り立てる書き込みを見られたら、「背伸びの嘘」が明らかになり気まずい思いをする。Facebookでは、今だけではなく、昔から自分のことを知っている友人にどう思われるか?も気にしなくてはならない。「自分の人格をどう持つか?」ということを、今までにないほど思考する必要が出てきたのだ。前述の「身の丈+0.5歩先」という、嘘にならない範囲の理想像を目指す必然性はここにもある。

SNSの普及により、他人に「つっこまれたい」「褒められたい」ということを前提にした消費行動をすることが多くなっている(イラスト「つっこまれ待ちソーシャル女子」参照)。男性誌の「R25」の柿崎隆編集長は、年初に行われた2012年トレンド予測発表会「今年は“ネタおすそわけ消費”」とコメントしており、性別を問わない大きな潮流なのだ。

ビジネスの世界では何年も前から「モノからコトへ」と言われている。女性潮流研究所ではさらに、「モノからコトへ」の次のステージとして「コトからヒトへ」にシフトしてきていると考え、下半期も特に注目したい。


※実は・・・
掲載誌をみたら、大タイトルが誤植でした(白目)
モノからコト→コトからモノになっていました!!!!!!!!
コトからさらに進んで人目消費が加速していることが新しいのに~~~~~

突然ですが、みなさん、「グリーンスムージー」ってご存知ですか?


もともとアメリカの著名なローフードの実践者ヴィクトリア・ブーテンコさんが提唱した飲み物なのですが、


最近、日本でも美意識や健康に関心の高い人たちの間でブームが起きているので、雑誌やTVで目にした、耳にしたって方も多いのではないでしょうか。




この「グリーンスムージー」の魅力を日本に広め、日本初のレシピ本『グリーンスムージーをはじめよう』(文藝春秋刊)を書かれた仲里園子さん&山口蝶子さんが、昨日、メディア向けワークショップを開いてくださいました!



そこで、今回は女性潮流研究員のO子が代理出席し、「今話題のグリーンスムージーとは何なのか?」「なぜそんなにハマっている人が続出しているのか?」をレポートいたします!


女性潮流研究所★日記 -ワークショップの様子




●まず、そもそもグリーンスムージーって何なの?


見た目は青汁のような、不思議な緑色の飲み物・・・という印象がありますが、その正体は、「グリーン(生の葉野菜)とフルーツとお水をミキサーなどで混ぜ合わせたジュース」なのだそうです。


初めて見た人は大抵、こんなものを飲むなんて!?と思うそうですが(私もそうでしたが)、一口飲んでみると、見た目の緑色に反して、甘くて爽やかで意外なほどおいしい!!ってことに驚きます!


ワークショップでは、実際に3つのグリーンスムージーを試飲させていただいたのですが、グリーンの青臭さが全くなく、ビックリするくらいフルーティーなんです!一般的な野菜・フルーツジュースよりも、自然の野菜やフルーツの美味しさが凝縮されているような濃厚な味わいで、するすると喉に入っていき、もっと飲みたいと思うほどの美味でした!


そして、グリーンスムージーは材料が葉野菜とフルーツですから、栄養価が高く食物繊維が豊富なんですね!しかも油分や塩分もなく、消化しやすいので、体とお肌に嬉しいこと尽くしということが分かります!


女性潮流研究所★日記 -試飲したビギナースムージー




●でも、なぜそんなにハマっている人が続出してるの?


それは、材料や作り方は驚くほどシンプルなのに、毎日1杯飲むだけで、体や肌に次々と嬉しい変化が訪れる!」からなのだそうです!


確かに材料は、好みや旬の葉野菜&フルーツとお水で、これらをミキサーにかければいいだけですから、誰だって簡単にできちゃいますよね。


でも、体や肌にいいと言っても、どんな効果がどのくらいで現れるのでしょうか?


実際に、仲里さんや山口さんに、ご自身や周りでグリーンスムージーを始めた方の体験談を伺いました!




・仲里さんはお子さんが食物アレルギーで、3食ほぼ野菜しか食べられなかった時にグリーンスムージーに出会い、親子で飲み始めたら、アレルギーのお子さんの肌の調子がみるみる良くなってきたそうです。生後6ヶ月以上の赤ちゃんにも与えられるので、生まれつき食物アレルギーのあるお子さんにもとても効果的なのだそうです。


・山口さんは多忙な生活で、慢性的にお通じが悪く、むくみやすい体質だったそうなのですが、グリーンスムージーを始めて1日で便秘が解消され、1週間でジーンズが緩くなるほど、むくみがとれてすっきりしそうなのです。


・体の大きな男性は、グリーンスムージーを始めて数ヶ月で15kgも痩せたそうなのです。さらには、食べ物の嗜好も代わり、ジャンクフードばかりの食生活から玄米を採り入れるなど健康的な食生活へと自然と変化したそうです。


・血圧の高い高齢の方は、グリーンスムージーを始めて2週間ぐらいで血圧が落ち着き、検査数値が劇的に改善されたそうなのです。




とっても簡単に作れて、こんなに美味しいグリーンスムージーを毎日飲むだけで、まさかここまでの効果があるとは驚きです!!


もちろん人によって個人差はあると思いますが、多くの方が次々とハマっていくからには、目に見える劇的な変化があるのだと思います。これが話題の秘密なんですね!

女性潮流研究所★日記 -グリーンスムージー


私はグリーンスムージーを試飲した後、体がもっと野菜欲しい~!と要求してきたので、夕食にサラダをいつも以上モリモリ食べて、デザートにフルーツをいただきました。


が、やっぱり毎日、手軽に美味しく野菜生活を続けたくなって、夜な夜なネットでミキサーを探し回りました。。。ミキサーをゲットしたら、私も「グリーンスムージーをはじめよう!」と心に決めています!!



女性企画のプロがつくった流行観測力テスト。
12月分をこっそりアップしてあります。

【今月の問題】

女性の気分の変化は?
お金感覚は?
イマドキの海外志向は?
韓流ブームの理由とは?
恋愛の気分は?
トレンド停滞期の3大現象は?
20代赤文字系女子のキャラづけは?

企画・製造・小売・流通・販売・広告・PRの仕事をしている人は要チェック!
こちらをどうぞ!
http://www.beauty-brain.com/databank/1111.html


年末ですね・・・。

女性潮流研究所12月号では今年のトレンド総括を発表する予定ですが、
一足お先にプレス向けに簡易版の解説を発表しました。
毎日新聞webでも取り上げられていますので、是非ごらんくださいね!!!

http://mainichi.jp/select/biz/prtimes_release/archive/2011/12/15/000000001.000004435.html

いろいろな更新のお知らせです♪


●イマドキ女性図鑑№17 
今月のイマドキ女性は「スマホ女子」です。
イマドキ女性図鑑を見る→


●プロ専用の流行観測力テスト 10~11月版
流行観測力テストをやる→

~今月の問題~

注目のトレンドは?
今、女性のタイプはどう分かれている?
ヘア&メイクの市場は?
消費気分はどういう傾向?

女性ターゲットの実務に関わっている方は是非お試しください!!!
その2です。1から読んでくださいね。1はこちらです。

単なる「流行」にとどまらない、大きな「うねり」をつかむ
    

個々のキャラクターを、簡単に解説します。まず、赤文字系の王道CanCam。
かつての「エビちゃん、もえちゃん旋風」の頃から比べると勢いが無くなっていますが、
手堅く「愛され」を目指す“いいこぶりっこ”の「可愛いOL」が基本キャラ。
2000年代前半までのOLファッションは、「お仕事用に地味でカチっとした服を着る」
という非かわいい・非おしゃれのイメージでしたが、
「CanCam流可愛いOL」によって、エレ可愛いモテ服を着て、
アフターファイブも充実したライフスタイルを送るキラキラ女子のイメージに変わりました。
一方、同じ可愛い系でも、Rayは、ピンク、フリル、レースが好きな「姫可愛い系」を、
一般社会向けにすっきりさせたようなキャラ。
掲載商品の価格は、CanCamよりもお手頃で、
誰でも赤文字系になれるフレンドリーさがポイントです。

そして、JJとViViは、おしゃれを極め系。
JJは、昔から「生まれ・育ちの良さがベースにあるブランド大好きミーハーお嬢さん」
というのが鉄板キャラでした。
ところが、2000年代に入ると、感度の高いミーハー女子は、
「中高時代は不良という訳ではなかったけど、ギャルファッションは大好きだった」
という層が大半を占め、JJのブランド主義では物足りない人が続出。
そして、おしゃれ系赤文字女子が向かったのはViViでした。
ViViは、「ハーフに憧れるギャル」「109やルミネ」など、
イマドキおしゃれがわかりやすく凝縮された、ギャルエキスの入った赤文字系なのです。
低迷していたJJですが、去年から「おしゃP」をプッシュで、盛り上がっています。
おしゃPとは、「おしゃれプロデューサー」の略。
アパレルのプレス、バイヤー、デザイナーなど、
ファッションの流行をしかける側の女性のことだとか。
「読者モデル」全盛の時期に、セミプロである「おしゃP」をフィーチャーしたことで、
JJらしいワンランク上の価値のアピールがピタっとはまりました。
誰でもモデルを名乗れる読者モデルには、ありがたみは感じられなくなっていた時期でしたから。

とはいえ、おしゃPに興味があるのは、消費者よりも企業の方かもしれません。
ビジネスが組みやすい提案は、市場が活性化します。
「渋原系」で注目を集めた女性誌PopSisterは、
昨年創刊したばかりなのに9月で休刊になってしまいました。
思えば、渋原系というのは、「ターゲット」ではなく、「流行」にすぎず、
大きなうねりになりえなかったからでしょう。
そう、大切なのは、ターゲットという大きなうねりを掴むことなのです。
かつてのJJは、「(自分か彼氏の)学歴や職種や持ってるブランド(資金力)
がある女子がエライ!」でした。現代の厳しい時代を生きる女性ターゲットには、
「おしゃれ力が強い女子がエライ!」というメッセージの方が
しっくりくるようになったということでしょう。

時代の変化によって、女性ターゲットはさまざまなキャラクターに細分化し、
ターゲットをどこに構えるかで、商品やサービスの内容はいかようにも変わってきます。
企業のプロならば、女性のターゲットをこまめに観測していくことを強くお勧めします。

(繊研新聞 10月11日号より)
女性潮流研究所★日記 
今日は、先月の10月11日に繊研新聞に寄稿したコラムを転載します~。

その前に、女性潮流研究所の講座のお知らせです。
今回は、福岡の商工会議所からご依頼をいただき、博多でお話をします。

12月7日
福岡アジアファッション拠点推進会議主催 
集中講座「福岡ファッションカレッジ」
トレンドは気分で動く!~気分という切り口での新しいマーケティングとトレンド分析~

お目にかかれるのを楽しみにしております。

では、本題。アメブロは長文ははじかれるので2つにわけることをお許しください。

今、ターゲット設定に要注意!!赤文字系雑誌がガラリとキャラ変え!?

女性潮流研究所は、企業のプロ向けの流行分析を行っています。
今、ビジネスを行うに当たって見極めを間違ってはいけないターゲットとして、
各社に注意(!)を呼びかけているのが、
「赤文字系」です。赤文字系をご存じない方のために説明すると、
「女子大生・若年OLなどの20歳代前半ぐらいの女性を対象としたファッション雑誌」のこと。

たかが雑誌のことかと侮るなかれ。この世代は、どんなファッションか?
というのがライフスタイルや嗜好にほぼ100%直結しているため、
ファッション誌の観測が有効なのですから。

この「赤文字系雑誌」には、CanCam、JJ、ViVi、Rayがあります。
読者である20代女性にとっては4誌のキャラクターは大きく違っていても、
企業の人間にとっては、「20代の一般的な女の子」「好感度の高いコンサバファッション」
という共通のグループでくくっても問題はなかったと思います。
ところが現在は、それぞれの提案するキャラクターの差異(イラスト参照)が明確になり、
赤文字系といってまとめることに無理があるのです。
このように差ができた大きな原因は、「青文字系」と言われる非モテゆる系のファッションが登場し、コンサバファッションの地位が揺らいだからです。
でも、注目すべきなのはその「青文字系」が現れた背景である
「若い女性の生き方や嗜好の変化」です。

その2に続きます

女性潮流研究所★日記