女性潮流研究所には、現役のプランナー女性による非公開グループがあります。
メンバーは、広告代理店、電機、消費財の大企業の第一線で活動中の2,30代の女性たちです。
「マーケティング塾」という名目の元、「月刊 女性潮流研究所」で発表した気分トレンドの検証をしてもらっています。

今月から、余興で「見出し大賞」というのをはじめました。

プランナーとしても興味深いというだけではなく、
個人的にオモロイという見出しを選んでもらっています。


ココロとカラダの”心配以上、病気未満”を丁寧に診ます 夏のプチ不調外来、開院!(FRaU87月号)

心配以上、病気未満・・・実感しまくりです。


●こんな男と付き合ってはイケナイ!あなたの隣の“塩谷瞬”

あなたの隣の・・・ってホラーっぽい。

アラサー嫉妬とのつきあい方(BAILA7月号)

アラサー嫉妬、あるある。
結婚、出産、仕事など、いろいろと違いが出てくる時期。
凄い仲良しだった友達を結婚式に呼んだのにドタキャンされたとか、
子供写真付き年賀状は独身の友達には送れないとか・・・。あるあるネタ!

●細く!長く!真っ直ぐ!ブス脚30代でもあきらめない 脚痩せ&脚メイク(Body+8月号)

ブス足じゃなくて、ブス脚ですね。
脚は細いとか長いだけじゃなくて、真っ直ぐというのもメジャーなファクターなんですね。

100歳までキレイでいられる!?10の方法(AneCan8月号)

婦人公論じゃなくて、AneCanが言ってるのがオモロイ


●実例も、収納も、盛りテクも!みんなの「見たい!」「知りたい!」「オシャレしたい!」に応えます!これが最強!美人のインテリア完全ガイドBOOK(美人百花7月号)

盛りとか、オシャレとか、美人とか
インテリアもファッションやビューティと同じように語られる時代です。
これ、ホント、最近になって顕著な傾向ですよね。

ああ、夏休み! そこで。 チチンプイプイ♪ 夫を動かす魔法の呪文(Grazia8月号)

ああ~~~~♪夏~休み↑ と、TUBE風に歌う。
って、これは、20代雑誌では通用しませんか?
夫を動かす魔法の呪文・・・、っていう男を使う価値観も、ある年代以上の価値観かな?
20代はもっと男性に優しいですね。

●“目尻つけま”でNotやりすぎ、But目力!(AneCan8月号)

これ、シンプルで人気あった見出し。
そのまま商品コピーに使える。

見出し大賞は!!!!!!


Steady.8月号

顔、性格、印象、トーク・・・ぜーんぶ普通な「そこそこ女子」は「第二印象力」で恋に勝つ!

注※今はもう9月号が並んでいます。

Steady.を知らない方、wikipediaをみてくださいね。
えっ?見るのが面倒????
じゃぁ、概要のところをコピペしておきます。
20代後半のOLを対象としており、「かわいい服で通勤したい!」をコンセプトとしている。セレクトショップなどで育ったカジュアル好きの20代に、オフィスでもOKな「大人可愛い」「上品カジュアル」を提案。
2006年11月創刊以来着実に売上を伸ばし、2010年12月号では70万部発行。20代OL対象としてはカテゴリーで最大規模の部数となる。(wikipedia 宝島の雑誌Steady.)


ふむふむ、「20代OL対象としてはカテゴリーで最大規模の部数」というところに注目。
最大公約数をとろうとすると、ターゲットは圧倒的な数いるのが「そこそこ女子」になりますよね。マーケティングと言えば宝島というのが納得。
「そこそこ女子」だったとしても「ナチュラル系」とかオブラートにくるんで「そこそこ女子」って自分ではいわなかったよなぁ。


ちなみに、ターゲットが今のアラフォーが20代だったとしたら、「そこそこ女子」っていうキーワードは絶対に出ない。「向上心世代」だから、自分が20代の頃に「そこそこ女子」って言われたらショックでショックでたまらなかったはず。
今の20代の女性は色々な理由があって「等身大世代」だから、「そこそこ女子」ということばも必ずしもネガティブにならないのだと思う。リアルで共感できる。自分を客観的に把握できる方が、イタイ人やKYな人になるより素敵・・・。そういう価値観。
(理由は、マーケのプロ向けの話になるので、ここでは語り尽くせないので、女性潮流研究所で詳しく発信します。)

オマケ
女性潮流研究所は企画のプロ向けの流行分析をしています。詳しくは→
女性潮流研究所