"Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise) | タコさんの庭

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ビートルズの歌詞和訳に挑戦

"Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)"

Writers : credited Lennon-McCartney (by Paul McCartney )

Artist :  The Beatles

Recorded : 1967/4/01 EMI Studios

Released : 1967/06/01(UK) 1967/06/02(US) 1967/07/05(JP)

      「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」A面5曲目

1995/11/20「The Beatles Anthology 2」(Take 5) 

2006/11/20 「Love」

2009/09/09「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」[Remastered] 

2017/05/26「SGT. PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND (SUPER DELUXE) 」

         Disc1 (2017 Mix)

         Disc3 (Speech And Take 8) 

         Disc4 (Mono)

 

  <歌詞和訳>"Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)"  

邦題 "サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド (リプライズ)" 

[Intro]
One, two, three, four!

       

[Verse 1]

We're Sgt. Pepper's Lonely Heart's Club Band
We hope you have enjoyed the show
Sgt. Pepper's Lonely Heart's Club Band
We're sorry but it's time to go
Sgt. Pepper's Lonely, Sgt. Pepper's Lonely
Sgt. Pepper's Lonely, Sgt. Pepper's Lonely
Sgt. Pepper's Lonely Heart's Club Band

    私たちはペッパー軍曹のロンリー・ハーツ・クラブのバンドです

    みなさんがこのショーで楽しんでくれたと私たちは信じています

    ペッパー軍曹のロンリー・ハーツ・クラブのバンド

    残念ですが そろそろお時間となりました

    ペッパー軍曹のロンリー ペッパー軍曹のロンリー

    ペッパー軍曹のロンリー ペッパー軍曹のロンリー

    ペッパー軍曹のロンリー・ハーツ・クラブのバンド

 

[Verse 2]

We'd like to thank you once again
Sgt. Pepper's one and only Lonely Heart's Club Band
It's getting very near the end
Sgt. Pepper's Lonely, Sgt. Pepper's Lonely
Sgt. Pepper's Lonely Heart's Club Band

    重ねてお礼申し上げます

    ペッパー軍曹の 世界でただひとつの「心寂しきクラブバンド」

    最後の最後が近づいてきました

    ペッパー軍曹のロンリー ペッパー軍曹のロンリー

    ペッパー軍曹のロンリー・ハーツ・クラブのバンド

  

 

??

"Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)" は、ショーの終わりの挨拶ですね。

reprise」には、「反復、繰り返し」という意味があります。

『A面1曲目の "Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band" の繰り返し』

アルバムではB面の5曲目になり、最後の曲から2番目になります。

最後の曲は"A Day In The Life" でアンコール曲という設定だそうです。

 

[Intro]

One, two, three, four!

 

「One, two, three, four!」の掛け声は、"I Saw Her Standing There" を連想させますね音符

 

 

[Verse 1]

We're Sgt. Pepper's Lonely Heart's Club Band
We hope you have enjoyed the show
Sgt. Pepper's Lonely Heart's Club Band
We're sorry but it's time to go
Sgt. Pepper's Lonely, Sgt. Pepper's Lonely
Sgt. Pepper's Lonely, Sgt. Pepper's Lonely
Sgt. Pepper's Lonely Heart's Club Band

    私たちはペッパー軍曹のロンリー・ハーツ・クラブのバンドです

    私たちはみなさんがこのショーで楽しんでくれたと信じています

    ペッパー軍曹のロンリー・ハーツ・クラブのバンド

    残念ですが そろそろお時間となりました

    ペッパー軍曹のロンリー ペッパー軍曹のロンリー

    ペッパー軍曹のロンリー ペッパー軍曹のロンリー

    ペッパー軍曹のロンリー・ハーツ・クラブのバンド

 

「We're sorry but it's time to go

「残念ですが そろそろお時間となりました」と訳しましたが、

 

Time to go」の直訳は「行く時間」で、「行かなきゃ」「行くよ」という時に使うそうです。

せいたろーさん ありがとうございました。

 

 

[Verse 2]

We'd like to thank you once again
Sgt. Pepper's one and only Lonely Heart's Club Band
It's getting very near the end
Sgt. Pepper's Lonely, Sgt. Pepper's Lonely
Sgt. Pepper's Lonely Heart's Club Band

    重ねてお礼申し上げます

    ペッパー軍曹の 世界でただひとつの「心寂しきクラブバンド」

    最後の最後が近づいてきました

    ペッパー軍曹のロンリー ペッパー軍曹のロンリー

    ペッパー軍曹のロンリー・ハーツ・クラブのバンド

 

「Sgt. Pepper's one and only Lonely Heart's Club Band」の

one and only」(世界でただひとつの)は、意訳しました。

 

It's getting very near the end」(最後の最後が近づいてきました)は、

アンコール曲"A Day In the Life" の紹介をしているのではないかと思いました。

「本当に、最後の最後の曲("A Day In the Life")を演奏する時間となりました」です。

 

 

ビートルズは3月30日に「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」のアルバムジャケットの撮影を行いました。ジャケットの製作費を見たEMIの会計係は恐怖におののいたそうです。

 

ジャケット撮影の翌日1967年4月1日に

"Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)" がレコーディングされポールの出番は終わりました。(ジョージだけ翌日に"Within You Without You" をレコーディング)

ポールは、アメリカで公演している女優の恋人ジェーン・アッシャーの21歳の誕生を祝うため、それまでにはレコーディングを終えたかったそうです。

ピーター・ブラウン、スティーヴン・ゲインズ著「ビートルズ ラヴ・ユー・メイク 下」 小林宏明訳 52ページ

 ビートルズはまえの年の十二月からこのアルバム(「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」です)づくりにかかっていたが、ポールは四月五日アメリカで二十一歳の誕生日を迎えるジェーンにプレゼントできるよう、それまでにレコーディングを完了したいとみんなに言っていた。(それなのに、ポールはテープは持って行ったのですが、ジャケットの写真は持っていくのを忘れたそうです。)ブライアンはボールのきげんをとるために、いろいろと複雑な問題をおしてフランク・シナトラの自家用リア・ジェットを借りてやり、ボールの道中の便宜をはかった。
 四月三日、《サージャント・ペパー》のレコーディング が完了した翌日、ポールはマル・エヴァンズを伴ってアメリカに発った。サンフランシスコでは、アメリカのアシッド・ロックを先導していたジェファースン・エアブレーンに逢った。それからシナトラのリア・ジェットにのって、 サンフランシスコからデンヴァーにとび、誕生日を迎えたジェーンを驚かせた。

 

 

辞書

情報提供元(著作権者)Weblio

hope〔+(that)〕[I を主語にして] 〈…と〉思う,信じる.

enjoy (…を)楽しむ、喜ぶ、おもしろく経験する、楽しむ、(…で)楽しむ、楽しく過ごす、持っている、(…に)恵まれている

sorry 気の毒に思って、(…が)気の毒で、かわいそうで、すまないと思って、悪かったと思って、後悔して、申し訳なく思って、すまなく思って、残念に思って、遺憾で

very end : 例文 Never give up till the very end. 最後の最後まであきらめるな。

one and only : (…にとって)最愛の人、真の恋人、唯一無二の、天下にこの人しかいない

 

 

アルバム「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」1967年

14枚目のシングル   "Strawberry Fields Forever"   "Penny Lane" と

アルバム「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」が訳し終わりました。

 

アルバム「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」は、ポールがケニアからロンドンに戻る飛行機の中で思いついた、架空のバンドを作りそのバンドにライブをさせるアイディアで始まったプロジェクト。コンセプト・アルバムと呼ばれていますが、当初からそんな意図があったわけではなかったそうです。

バリー・マイルズ著 「ポール・マッカートニー/ メニー・イヤーズ・フロム・ナウ」翻訳 竹林 雅子 407ページ

『サージェント・ペパー』は初のコンセプト・アルバムとして評価されているが、実は当初からそんな意図があったわけではない。彼らにはテーマ・アルバムを作ろうとか、"北部的"アルバムを作ろうとか、後にザ・フーがやったようなミニ・オペラを作ろうといった意図はまったくなかった。『ラバー・ソウル』や『リヴォルヴァー』にも実験的な曲はあったが、ポールが "サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド" という新たな概念を与えたことで、ビートルズは開放的に音楽の世界を自由に渡り歩いた。ポール「分身のお陰で、B.B.キングやシュトックハウゼン、アルバート・アイラー、ラヴィ・シャンカール、『ペット・サウンズ』、ドアーズと、何でも好きなものを取り入れた。 前みたいに、『これは駄目!』と分類する必要がまったくなかったんだ」。パブリック・イメージから解き放たれたビー トルズは、何ものにも束縛されない新しい方向を見出し、"ア・デイ・イン・ザ・ライフ" のような画期的な試みを可能にした。
 レコーディングの終盤にニール・アスピナルが『サージェント・ペパー』のテーマを繰り返してはどうかと提案し、 ビートルズとジョージ・マーティンは曲を繋げて、コンセプト・アルバムの形を作ることにした。

 

ローディのニール・アスピナルが、タイトル曲 "Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band" の『Reprise(リプライズ)』の提案をしたのがきっかけで、コンセプト・アルバムになったのですね。

 

アルバム「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」には

レコードでしか楽しめないことがあるそうです。

バリー・マイルズ著 「ポール・マッカートニー/ メニー・イヤーズ・フロム・ナウ」翻訳 竹林 雅子 440ページ 

 六〇年代のレコード・プレイヤーは、演奏が終わるとレコードの真ん中で針が満を外れて耳障りな音を出した 高品質のアルバム作りを目指したビートルズは、この問題を解決しようと四月二十一日(ポールがアメリカから帰ってきたあとですね)にアビイ・ロードで行った。

ポール「レコードが終わっても計を戻しに行かないと、雑音が聞こえるよね。そこで、『最後まで種育してみよう』と思ったんだ。何度も同じ音がマントラみたいに繰り返されるなら、僕なら五時間でも耐えられる! 誰も針を上げに行かなくても、もう平気。ということで、無作為テープを何時間分も録音して、気に入ったところをほんの少しだけ使ったんだ。"これ以外にはあり得ない。これ以外にはあり得ない。これ以外にはあり得ない。"って繰り返し。 

ウキペディアより

アルバムの最終曲「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」の演奏終了後に、15キロヘルツの高周波の音が流れ、逆回転させた笑い声と「Never could see any other way, never could see any other way...」と言う声、それに対してレノンが「Been so high」と返答する声が繰り返される[注釈 2][注釈 3]。この「超高音と意味不明のおしゃべり」は、演奏終了後針を戻さない限り永遠に最後の溝の部分(ランアウト・グルーヴ)に針が当って雑音を出し続けるアナログ盤プレーヤーのデメリットを逆手に取ったもの[注釈 4]で、レノンの「犬を困らせてやろう」という発案により加えられた。

 

[注釈 3] 1987年の初CD化時には、プロデューサーのジョージ・マーティンの編集により「意味不明のおしゃべり」が十数回続いたのち(約23秒程)フェード・アウトするかたちで収録された。

私が聴いているのは、これです!

 

[注釈 4] ただしオートマティックのレコード・プレイヤーの場合は、内側の溝に到達するとトーン・アームがレコードから浮き上がり、スタート地点に戻る仕組みとなっているため、一部のリスナーは1987年にCD化されるまで聴くことができなかった。

その他に、歌詞をジャケットに印刷したり、ジャケットの紙の厚みにもこだわったり、ビートルズ(特にポールのような…) の思いがいっぱい詰まったアルバム「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」でした。

一度は、ジャケットを見てみたいです。