"I Want to Tell You"
Writers : George Harrison
Artist : The Beatles
Recorded : Tur1966/06/02 EMI Studios
Released :
Friday1966/08/05(UK)「Revolver」B面5曲目
Sunday1966/08/08(US) 「Revolver」B面3曲目
2009/09/09 「Revolver」[Remastered] CD12曲目
2022/10/28 「Revolver : Special Edition」
[LP1 ニュー・ステレオ・ミックス by Giles Martin] B面5曲目
[LP3 セッションズ2] (B面6曲目 Speech and Take 4)
[LP4 オリジナル・モノ・マスター] B面5曲目
[Verse 1]
I want to tell you
My head is filled with things to say
When you're here
All those words they seem to slip away
僕は君に伝えたい
頭の中は話すことでいっぱいなんだ
君がここにいると
その言葉はすべて 彼らにはさっと消えてなくなってしまうみたい
[Verse 2]
When I get near you
The games begin to drag me down
It's all right
I'll make you maybe next time around
僕が君に近寄ると
そのゲームは僕を引きずりおろし始める
まあ いいさ
たぶん次の機会には 僕が君を引きずりおろさせる
[Bridge 1]
But if I seem to act unkind
It's only me, it's not my mind
That is confusing things
とにかく 僕が冷たい態度をとっているようにみえても
それは僕でしかないんだけど 僕の本心ではないんだ
それが物事をわかりにくくさせている
[Verse 3]
I want to tell you
I feel hung up and I don't know why
I don't mind, I could wait for ever
I've got time
僕は君に伝えたい
拒まれた感じがして 僕にはなぜだかわからない
気にしないさ いつまででも僕は待つことができる
僕には時間がある
[Bridge 2]
Sometimes I wish I knew you well
Then I could speak my mind and tell you
Maybe you'd understand
たまに 君のことを僕がちゃんとわかっていたらよかったのにと思う
その時に 自分の本心を話して 君に伝えることができていたら
たぶん君はわかってくれただろう
[Repeat Verse 3]
I want to tell you
I feel hung up and I don't know why
I don't mind, I could wait for ever
I've got time. I've got time
僕は君に伝えたい
拒まれた感じがして 僕にはなぜだかわからない
気にしないさ いつまででも待つことはできる
僕には時間がある
情報提供元(著作権者)Weblio
参考辞書 英辞郎、goo辞書
(引用できない英辞郎、goo辞書を使って訳した場合は、その単語や慣用句を太字斜体にして、自分で訳した訳を載せました)
want : 〔+to do〕〈人が〉〈…することを〉欲する,〈…〉したい(と思う).
tell : 告げる、話す、語る、言う、述べる、(…を)告げる、伝える、(…と)言う、知らせる、命じる
fill with : 注ぐ、汲み込む、汲みこむ、盛り込む、盛込む、満たす、いっぱいにする、ふくらむ、いっぱいになる、満足させるsay : (…と)言う、言う、話す、述べる、言われている、(…と)書いてある、出ている、示す、さす、表わしている
seem to~ : するようだslip : 滑る、ずり落ちる、横滑りする、滑ってころぶ、そっと動く、忍び込む、そっと通り過ぎる、滑るように走る、知らぬ間に過ぎる、さっと消える
away : 離れて、向こうに(行って)、(遠く)離れて、別の所にいて、不在で、別の場所に(しまって、片づけて)、あちらへ、去って、なくなって
slip away : 外す、忍び出る、場を外す(そっと)、そっと立ち去る
get near : 接近する、〈近づく〉・来る、〈近づく〉・寄り付く、間近になるbegin to : 初める、始める、創める、様になる、〈…し始める〉・掛ける、出す、〈…するようになる〉・成る、〈しはじめる〉・仕出す
drag : 引く、引っぱる、引きずる、重い足を引きずっていく、引き出す、(…を)引きずり出す、聞き出す、無理に(…へ)引っぱり出す、無理に連れていく、(…を)(…に)引きずり込む
drag down : (…を)引きずり下ろす、弱らせる、落ちぶれさせる、堕落させるIt's all right : 問題ございません、平気だよ;大丈夫だよ、まあまあおいしい
maybe : ことによると、たぶん、もしかしたら
next time around : I'll make you maybe next time around「たぶん次の機会には 君を引きずりおろさせる」
but : Eゲイト英和辞典での「but」の意味(話の流れを変えて)それより,とにかく;しかしながら
seem : (…と)見える、見える、思われる、らしい、(…が)ありそうに思える
act : [様態の副詞(句)を伴って] (…に)ふるまう.
例文 act politely 礼儀正しくふるまう.
unkind : 不親切な、薄情な、冷酷な、(…に)不親切で、冷酷で、不親切で、薄情で、ひどい、悪い
only : Eゲイト英和辞典での「only」の意味((修飾する語句の直前で))a(ただ)…だけ;…しか(ない),…に過ぎない
mind : (身体と区別して、思考・意志などの働きをする)心、精神、(感情・意志と区別して、理性を働かせる)知性、知力、精神の正常な状態、正気、記憶、回想
That isconfuse : (…を)混乱させる、わかりにくくする、区別がつかない、(…を)混同する、(…を)(…と)混同する、(…と)(…の)区別がつかない、心を混乱させる、困惑させる、まごつかせる、あわてさせる
confusing : 混乱させる(ような)、ろうばいさせる
thing : 物事,事物.
hung : hang の過去形・過去分詞
hang : (高い所などに)かける、つるす、かける、下げる、垂らす、うなだれる、絞首刑に処する、しばり首にする、首をつって死ぬ、(…を)のろう
hung up : 引き止められた、ある問題で阻止された、心理的に落ち着かない、情緒不安定で
forever : 永久に、絶えず、常に
wait forever : I could wait for ever「 いつまででも待つことはできる」
have got : もっている、しなければならない、する必要がない、(…に)ちがいない、きっと(…の)はずだ
sometimes : 時には、時々、たまに
wish : 思う、(…を)望む、(…が)望む、望む、したい(と思う)、ほしい、(…を)祈る、する、言う、告げる
I wish : よかったのに、だったらいいのに
well : Sometimes I wish I knew you well
「たまに 君のことを僕がちゃんとわかっていたらよかったのにと思う」
then : (過去または未来の)その時(は)、あの時に(は)、その時には、その時、それから、その後で、また今度は、次には、そのうえ、さらにまた
ジョージの歌です。
ずっと、「I」のもとを去ってしまった女性「you」に対して
「僕は君に僕の本心を伝えたい」と歌っていると思い訳していましたが…。
訳し終えたあとに「you」は、もしかして「ポール」?と思い
以下の2か所だけ、変更しました。
「All those words they seem to slip away」
「その言葉はすべて さっとどこかに消えてしまうみたい」を
「その言葉はすべて 彼らにはさっと消えてなくなってしまうみたい」に変更。
「I feel hung up and I don't know why」
「気になって仕方がないのに なぜだかはわからない」を
「拒まれた感じがして 僕にはなぜだかわからない」に変更
その2か所を変更しただけで、あとは一切変更していません。
それほど、聴いた人にはわからせないように、ジョージが「本当は自分ももっと曲作りに参加したい」という思いを、歌っているのかなと妄想しました
誇大妄想です
[Verse 1]
I want to tell you
My head is filled with things to say
When you're here
All those words they seem to slip away
僕は君に伝えたい
頭の中は話すことでいっぱいなんだ
君がここにいると
その言葉はすべて 彼らにはさっと消えてなくなってしまうみたい
「ポール、僕の頭には君に伝えたいことがたくさんあるんだ。でも君がいると、僕が提案したこともジョンやリンゴには消えてなくなってしまうようだ」を妄想しました
[Verse 2]
When I get near you
The games begin to drag me down
It's all right
I'll make you maybe next time around
僕が君に近寄ると
そのゲームは僕を引きずりおろし始める
まあ いいさ
たぶん次の機会には 君を引きずりおろさせる
「君の近くに寄って、曲作りの提案をしても僕はポールに引きずりおろされる。まぁいいさ。いつか僕がポールを引きずりおろしてみせる」を妄想しました
「The games begin to drag me down」(そのゲームは僕を引きずりおろし始める) の
「games」は、ポールが作った曲 "Yesterday" を思い出しました。
以下の小さい字は、その時の投稿です。
"Yesterday" [Verse 3]
Yesterday
Love was such an easy game to play
Now I need a place to hide away
Oh I believe in yesterday
在りし日
大好きなことは 簡単なゲームをするようなものだった
今僕には 隠れる場所が必要だ
あぁ 僕は思う 在りし日を
「以前は、ギターを弾きながら曲を作るという大好きなことは、簡単なゲームをするようなものだった。でも今の僕には、隠れる場所が僕に必要だ」と言っていると思いました。
[Verse 3]
I want to tell you
I feel hung up and I don't know why
I don't mind, I could wait for ever
I've got time
僕は君に伝えたい
拒まれた感じがして 僕にはなぜだかわからない
気にしないさ いつまででも僕は待つことができる
僕には時間がある
「you」は女性だと思って訳していたときから「hung up」の訳には迷っていました。
「僕は恥ずかしくなる なぜだかはわからない」
「ついつい考えてしまうのに (伝えらないのは)なぜだかはわからない」
「気になって仕方がないのに (伝えらないのは)なぜだかはわからない」と意訳
などなど。
hung up : 引き止められた、ある問題で阻止された、心理的に落ち着かない、情緒不安定で
![??](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/096.png)
自分の妄想に苦しくなるアホな私。
「I could wait for ever」(いつまででも僕は待つことができる)のラインにやられました
ジョージ・ハリスン著「I・ME・MINE」 ジョージ・ハリスン伝記
山川真理訳 166ページ
「アイ・ウォント・トゥ・テル・ユ」は、思いはどんどんあふれてくるのにそれを書いたり、 口にしたり、伝えたりするのがどうしても難しいという状態(この本を書く作業もまたしかり) を歌った曲。もし今サビの部分を書き直すとしたら、こんな感じになるだろうか。
ぼくの態度が冷ややかだと映っても
それはぼくじゃなくて ぼくの心がそうさせるんだ
まったくやっかいなことだ
心とは、どこからかひょいと出てきて、「あれをやりなさい」 「これをやりなさい」と命じるもののことをいう。そういうときこそ、心をなくさなければ(忘れなければ)ならないのに。ふと、そんな風に考えた。