"Got To Get You Into My Life" | タコさんの庭

タコさんの庭

ビートルズの歌詞和訳に挑戦

"Got To Get You Into My Life" 

Writers : credited Lennon-McCartney (by Paul McCartney )

Artist :  The Beatles

Recorded : 1966/04/07,08,11, 1966/05/18, 1966/06/17, EMI Studios

Released :  Friday1966/08/05(UK)「Revolver」B面6曲目

       Sunday1966/08/08(US) アメリカ盤「Revolver」B面4曲目

1996/03/18(UK) 1996/03/19(US) 「The Beatles Anthology 2」(Take 5)

2009/09/09 「Revolver」[Remastered] CD13曲目

2022/10/28 「Revolver : Special Edition」

        [LP1 ニュー・ステレオ・ミックス by Giles Martin] B面6曲目

        [LP2 セッションズ1] (A面3曲目First version - Take 5) 

                    (A面4曲目Second version - Unnumbered mix)

                                                     (A面5曲目Second version - Take 8) ストリングス 

        [LP4 オリジナル・モノ・マスター]  B面6曲目

2023/11/10   「The Beatles: 1962-1966 (2023 Edition)」

 

 

1965年11月11日に "You Won't See Me" をレコーディングしてから

5カ月ぶりのポールの曲のレコーディングになります。

 <歌詞和訳>"Got To Get You Into My Life"  
              邦題 "ゴット・トゥー・ゲット・ユー・イントゥー・マイ・ライフ"       

       なんとしても僕の生活に君を連れてこないと

[Verse 1]

I was alone, I took a ride
I didn't know what I would find there
Another road where maybe I
Could see another kind of mind there

    僕は一人きりで その乗り物に乗った

    そこで何がみつかるか僕にはわからなかった

    もしかしたら僕は 別の道で気づくことができるかもしれない

    そこでの別の種類の考え方に       

Ooh then I suddenly see you
Ooh did I tell you I need you
Every single day of my life?

    Ooh その時 急に 僕は君のことを理解した

    Ooh 「僕は僕の生活に一日も欠かさずに君を必要としている」と

    僕は君に言っていたのかな?

            

[Verse 2]

You didn't run, you didn't lie
You knew I wanted just to hold you
And had you gone, you knew in time

We'd meet again, for I had told you

    君は他の人と付き合っていなかったし嘘もついていなかった

    君はわかっていたんだ 僕はただ君を所有したいだけだと

    だから君に逃げられてしまった, 君は知っていたんだ 時がたてば

    僕らはまた会えると, 僕が君に言っていたがために…   

Ooh you were meant to be near me
Ooh and I want you to hear me
Say we'll be together every day

    Ooh 君は僕の近くにいるつもりだった

    Ooh そして僕は今君に僕の歌を聞いて欲しいと思っている

    言ってくれ 「これからは僕たち毎日一緒にいる」と

 

[Refrain]

Got to get you into my life

    なんとしても僕の生活に君を連れてこないと

 

[Verse 3]

What can I do, what can I be?
When I'm with you I want to stay there
If I am true, I'll never leave
And if I do, I know the way there

    僕はどうすればいいの? 僕はどうなればいいの?

    君と一緒にいる時 僕がいたいのはそこなんだ

    僕が誠実でいるなら 僕は決して離れないだろう

    そして僕ができれば そこへの道のりは知っている   

Ooh then I suddenly see you
Ooh did I tell you I need you
Every single day of my life?

    Ooh その時 急に 僕は君のことを理解した

    Ooh 「僕は僕の生活に一日も欠かさずに君を必要としている」と

    僕は君に言っていたのかな?

 

[Refrain]

Got to get you into my life

    なんとしても僕の生活に君を連れてこないと

 

 

 

情報提供元(著作権者)Weblio

参考辞書 英辞郎goo辞書

(引用できない英辞郎goo辞書を使って訳した場合は、その単語や慣用句を太字斜体にして、自分で訳した訳を載せました)

alone : ただひとりで,孤独で.

    例文 I was [We were] alone. 私[我々]きりだった.

take : 〈乗り物に〉乗る.

ride : I took a rid「その乗り物に乗った」
there : [場所・方向を表わして] そこに[,へ], あそこに[で,へ].
another : もう一つの、別の、ほかの

maybe : maybe I could see「僕は気づくことができるかもしれない

see : 〈…が〉わかる,〈…に〉気づく.

another kind of 

mind : another kind of mind there「そこでの別の種類の考え方に」

then : (過去または未来の)その時(は)、あの時に(は)、その時には、その時、それから、その後で、また今度は、次には、そのうえ、さらにまた

suddenly : Eゲイト英和辞典での意味 突然,急に,不意に,思いがけない時に

see : 理解する 《★進行形なし》
tell : 告げる、話す、語る、言う、述べる、(…を)告げる、伝える、(…と)言う、知らせる、命じる

need : 〈…を〉必要とする,〈…の〉必要がある.
every single day : 来る日も来る日も、くる日もくる日も

every single day : I need you every single day of my life

         「僕は君が僕の生活に一日も欠かさずに必要なんだ」

life : 不可算名詞 生活(状態).
run : 走る、駆ける、急いで行く、走っていく、駆けていく、(…へ)ちょっと行く、急ぎの旅行をする、(…を)急に襲う、逃げる、逃亡する,

run : You didn't run「君は他の人と付き合っていなかったし」

lie : 〈人が〉うそをつく.

hold : (手に)持つ、握る、つかむ、(…を)支える、保持する、(…を)保っておく、(…に)当てておく、固定させる、入れている、入る
hold : I wanted just to hold you「 僕がただ君を所有したいだけだ」

have gone : And had you gone「だから僕は逃げられてしまった」

in time : you knew in time we'd meet again

    「君は知っていたんだ 時がたてば僕らはまた会えると」

meant : meanの過去形・過去分詞

meant to be : ~する運命である;~であるはずだ

mean : 〔+to do〕〈…する〉つもりである

near : (空間・時間的に)近く、接(近)して、(…に)近く、ほとんど、まだまだ…でない

every day毎日の、日々の、日常の、平常の、ありふれた、平凡な

got to : = have got to

got to : 例文 I got to go. 行かなくちゃ。

       I have got to go. 行かなきゃ。 - Weblio Email例文集

       I've got to run. 走らないと

get : Eゲイト英和辞典での意味 
   …を取ってくる,持ってくる,連れてくる,買ってくる
into…の中に、…に、…まで、…に(する、なる)、…に突き当たって、…を割る、…に関心を持って、…に夢中になって、に借金をして

when : …ならば,…とすると.

stay : (場所に)居残る、とどまる、(場所に)とどまる、ゆっくりして(…に)付き合う、滞在する、客となる、(…に)滞在する、宿泊する、家に泊まる、(…の)ままでいる

true : 忠実な,誠実な.

never :  いまだかつて…ない、一度も…しない、決して…ない、一つも…ない、まさか…ではあるまい、…でない

leave : Eゲイト英和辞典での意味 

    …を去る,(場所)から〈場所に向かって〉出発する,離れる〈for〉;…を通りすぎる

way : 道路、(古代ローマ人が造った)街道、(町の)通り、道筋、道、行く道、通り道、行く手、進む、行く

way : [単数形で] 道のり,距離 《★【用法】 しばしば副詞的にも用いる; 《米口語》 では ways も用いる》.

 

 

????

「you」はポールの恋人ジェーンだと妄想して訳しました。

 

[Verse 1]

I was alone, I took a ride
I didn't know what I would find there
Another road where maybe I
Could see another kind of mind there

    僕は一人きりで その乗り物に乗った

    そこで何がみつかるか僕にはわからなかった

    もしかしたら僕は 別の道で気づくことができるかもしれない

    そこでの別の種類の考え方に      

Ooh then I suddenly see you
Ooh did I tell you I need you
Every single day of my life?

    Ooh その時 急に 僕は君のことを理解した

    Ooh 「僕は僕の生活に一日も欠かさずに君を必要としている」と

    僕は君に言っていたのかな?

 

Did I tell you I need you Every single day of my life

(「僕は僕の生活に一日も欠かさずに君を必要としている」僕は君に言っていたのかな?) は、

その乗り物に乗って違う道を行くことでポールは、ジェーンに「愛している」とは言わずに、物のように「必要としている」と毎日のように言っていた自分に気がついたのだと思いました。

 

 

[Verse 2]

You didn't run, you didn't lie
You knew I wanted just to hold you
And had you gone, you knew in time

We'd meet again, for I had told you

    君は他の人と付き合っていなかったし嘘もついていなかった

    君はわかっていたんだ 僕はただ君を所有したいだけだと

    だから君に逃げられてしまった, 君は知っていたんだ 時がたてば

    僕らはまた会えると, 僕が君に言っていたがために…

   

 

最初「You didn't run, you didn't lie」を「君は逃げなかったし、嘘もついていなかった」と「run」を「逃げる」で訳していました。

でも次のライン

「You knew I wanted just to hold you and had you gone」の

I had you gone」を「僕は逃げられてしまった」と訳すには、矛盾してしまいます。

have gone : ~が逃げてしまう、~に逃げられる、行ってしまう

なので「run」の意味を、もう一度見直すと

英辞郎の辞書に、以下の意味があったので、それを選びました。

run〔他の人などと〕付き合う、同行する

You didn't run, you didn't lie」を

君は他の人と付き合っていなかったし嘘もついていなかった」と訳しました。

 

そう訳すと、「You didn't run, you didn't lie」のラインから、

"What Goes On" の[Verse 1]が思い浮かびました。

"What Goes On"  [Verse 1]

The other day I saw you
As I walked along the road
But when I saw him with you
I could feel my future fold

It's so easy for a girl like you to lie
Tell my why?

    この間僕は君を見た

    僕がその道に沿って歩いていた時に

    でも僕は君と一緒にいる彼を見た

      僕の未来が広がると感じることができたんだ

    君のような女の子にとって嘘をつくことはとても簡単なんだね

    教えてくれ どうしてなの

 

 

「I wanted just to hold you」(僕はただ君を所有したいだけだ) の「hold」は、

goo辞書に載っていた「所有する」で訳しました。

hold : 〈財産・地位などを〉所有する(解説的語義)

 

 

for I had told you」(僕が君に言っていたがために…) は、

I need you Every single day of my life」(僕は僕の生活に一日も欠かさずに君を必要としている) と言っていたがために、僕は君に逃げられてしまった。

を妄想しました??

 

 

Ooh you were meant to be near me
Ooh and I want you to hear me
Say we'll be together every day

    Ooh 君は僕の近くにいるつもりだった

    Ooh そして僕は君に僕の歌を聞いて欲しいと思っている

    言ってくれ 「これからは僕たち毎日一緒にいると」と

 

1行目は過去形ですね。

 

2行目は現在形ですね。

and I want you to hear me」の現在形を強調するために「」を補いました。

(そして僕は君に僕の歌を聞いて欲しいと思っている)

 

3行目は未来形ですね。

Say we'll be together every day」の未来形を強調するために「これからは」を補いました。

 

 

I want you to hear me」(僕は今君に僕の歌を聞いて欲しいと思っている) の

me」は「僕の歌を」と、思いっきり意訳してしまいましたアセアセ

 

「hear」と「listen」を以下のサイトで勉強しました。Jun Senesacさんありがとうございました。

 

無意識に聞こえたり、自然に耳に入ってくる場合は「Hear」

意識して聞いたり、集中してじっと聞く場合は「Listen」

だそうです。
me」を「僕の話を」や「僕のこと」と訳すと、その動詞は「Listen」を使わなくてはいけないのかなと思いました。
無意識に聞こえたり、自然に耳に入ってくる音に使う「hear」に続く「me」は、ポールが歌う歌かなと妄想し、「僕の歌を」と意訳してしまいましたアセアセ
 
 

 

[Refrain]

Got to get you into my life

    なんとしても僕の生活に君を連れてこないと

 

現実的な訳になってしまいましたアセアセ

 

into my life」の「life」訳に迷いました。

どうして、「in my life」ではなく「into my life」なのだろう。

きっと「into」にした意味があるはず。

into」と「in」の違いを以下の英語倶楽部というサイトで勉強しました。

Mishaさんありがとうございました。

 

 

“in”はその空間の中に既にある/いる状態を示す

“in”は既にいる/ある場所や位置を示す際に使われる前置詞です。

場所や位置の他にも、日付や期間を示したり、環境、状態、条件の前に置かれて「~の状態で」と示せたり、所属、分野などの前に置かれて「~に所属して」「~に関して」と示すなど、色んなものを前に置かれ使用頻度が高い単語です。

また“in”は副詞でも使われることも頻繁にあり、動詞の後に置かれて、動詞が示す動作の詳細を補う場合に使われます。

例としては「come in(入りなさい)」や「give in(諦める)」などがあります。  

 

“into”は空間の外から中に移動するという動作を伴い、移動した場所にいる/ある状態を示す

“into” は動作を伴ってある空間の外から中に移動する場合に使用される前置詞です。

そのため何かが動きや変化がある状態の時にその様子を強調できる前置詞です。

イメージとして「中にはいっていく様子」だったり、「変化していく様子」だったり、衝突して「ぶつかる様子」だったり、熱中して「没頭している様子」など、色んな物事の動きを示すことができます。

  When I came into the room, she was already there.
    私が部屋に入っていくと、既に彼女はそこにいた。

  The kids were running into the classroom.
    子供たちは教室に駆け込んでいた。

  Comedian made the audience burst into laughter.
    芸人が観客をどっと笑わせた。

  We bumped into each other by the corner.
    私たちは角でドスンとぶち当たった。

  She is into idols lately.
    彼女は最近アイドルに夢中になっている。

  The detective has started inquiring into details.
    その探偵は詳細を調べ始めた。

 

「into」は、動作を伴ってある空間の外から中に移動する場合に使用される前置詞で、そのため何かが動きや変化がある状態の時にその様子を強調できる前置詞だそうです。

 

Got to」の意味は

got to〈話〉~しなければならない◆have got toのhaveが省略された形

です。

「~しなければならない」を、強調を意識して「なんとしても~しないと」と意訳しました。

 

 

そして「Got to get」の「get」は、移動のイメージが一番ある「連れてくる」を選びました。

get : Eゲイト英和辞典での意味 
   …を取ってくる,持ってくる,連れてくる,買ってくる
 
Got to get you into my life」
「僕の life に君を連れてこないと」と,
「life」以外の訳は決まりました。
あとは「life」を「人生」と訳すか、それとも「暮らし」や「生活」と訳すかの選択です。
「生活」を選びました。根拠はありません。
「なんとしても僕の生活に君を連れてこないと」
移動の様子を強調する訳にしました。伝わるといいのですが。
ポールの歌い方も、まさに強調している感じですね。
 

1965年10月、ポールの恋人ジェーンはブリストル・オールド・ヴィクという劇団に参加し、

女優業に真剣に取り組み始めました。ジェーンはブリストル、ポールはロンドンと二人は遠く離れて生活していました。

 

ブリストルにいるジェーンを、ポールが生活しているロンドンに。

もっと言えばポールが購入した新居に、連れてこなくちゃ!をイメージしました。

 

 

[Verse 3]

What can I do, what can I be?
When I'm with you I want to stay there
If I am true, I'll never leave
And if I do, I know the way there

    僕はどうすればいいの? 僕はどうなればいいの?

    君と一緒にいる時 僕がいたいのはそこなんだ

    僕が誠実でいるなら 僕は決して離れないだろう

    そして僕ができれば そこへの道のりは知っている   

Ooh then I suddenly see you
Ooh did I tell you I need you
Every single day of my life?

    Ooh その時 急に 僕は君のことを理解した

    Ooh 「僕は僕の生活に一日も欠かさずに君を必要としている」と

    僕は君に言っていたのかな?

 

「 I want to stay there」は直訳すると「僕はそこにいたい」ですが

僕がいたいのはそこなんだ」と「そこ」を強調する訳にしました。

 

「And if I do, I know the way there」の「if I do」は、

その2行前の「When I'm with you」を指していると妄想しました。

「僕が君と一緒にいることができれば、そこへの道のりは知っている」

 

 

「there」

「The LYRICS」でポールは、

『"Got To Get You Into My Life" は、僕からマリファナへ向けた頌歌なんだ。』

と言っています。

 

そして、バリー・マイルズ著 「ポール・マッカートニー/ メニー・イヤーズ・フロム・ナウ」

翻訳 竹林 雅子 264ページには

『この曲の相手は人間じゃなくて、マリファナなんだ。』

と言っています。

 

「マリファナ」を擬人化して「you」で表現しているのでしょうか。

でも、[Verse 2]から、それは感じません。

やっぱり「you」に感じるのはジェーンです。

この曲のどこにマリファナのことを歌っているかと考えると、「there」でした。

[Verse 1]の2か所と、[Verse 3]の2か所です。

 

"Got To Get You Into My Life" は、「you」のことを歌いながら、

ポールが言いたいことは「there」なのかもしれません??