"Tomorrow Never Knows" | タコさんの庭

タコさんの庭

ビートルズの歌詞和訳に挑戦

"Tomorrow Never Knows" 

Writers : credited Lennon-McCartney (by John Lennon )

Artist :  The Beatles

Recorded : Wednesday1966/04/06, Thursday1966/04/07, Friday1966/04/22, 

                 EMI Studios,

Released :  Friday1966/08/05(UK)「Revolver」B面7曲目

       Sunday1966/08/08(US)  アメリカ盤「Revolver」B面5曲目

1996/03/18(UK) 1996/03/19(US) 「The Beatles Anthology 2」(Take 1) 

2006/11/20 「Love」

2009/09/09 「Revolver」[Remastered] CD14曲目

2022/10/28 「Revolver : Special Edition」

        [LP1 ニュー・ステレオ・ミックス by Giles Martin] B面7曲目

        [LP2 セッションズ1] (A面1曲目 Take 1) 

                    (A面2曲目 Mono mix RM 11)

        [LP4 オリジナル・モノ・マスター]  B面7曲目

2023/11/10   「The Beatles: 1962-1966 (2023 Edition)」

 

 

 

2023年11月4日 [Verse 1] の歌詞変更

 <歌詞和訳>"Tomorrow Never Knows"  邦題 "トゥモロー・ネバー・ノウズ"
        来世はまったくわからない

[Verse 1] 

Turn off your mind relax and float down-stream
It is not dying, it is not dying

    あなたの心を無にしてリラックスして川の流れに任せなさい 時の流れに任せて漂いなさい

    それは死んでいることとは違います それは死んでいることとは違います

 

[Verse 2]

Lay down all thought, surrender to the void
It is shining, it is shining

    すべての思考は捨て空間に身を任せなさい

    それが光輝くということです それが光輝くということです

    

[Verse 3]

That you may see the meaning of within
It is being, it is being

    そのあなたはおそらく内面の意義に気づくでしょう

    それが存在ということです それが存在ということです

 

[Solo]

[Verse 4]

That love is all and love is everyone
It is knowing, it is knowing

    その愛はすべてであり 愛はあらゆるものにある

    それが知るということです それが知るということです

 

[Verse 5]

That ignorance and haste may mourn the dead
It is believing, it is believing

    その無知や憎しみは おそらく死を嘆くでしょう

    それが信じるということです それが信じるということです

    

[Verse 6]

But listen to the color of your dreams
It is not living, it is not living

    しかしあなたの夢の中で色の話を聴くと

    それは生きていないということです それは生きていないということです

 

[Verse 7]

Or play the game "existence" to the end
Of the beginning, of the beginning

    言い換えれば 「生存」というゲームをその終わりまでプレイすること

    その始まりから その始まりから

    

[Outro]

Of the beginning. Of the beginning

    その始まりから その始まりから

 

 

????

"Tomorrow Never Knows" はジョンが、「インディカ」というアート・ギャラリー兼ブックショップで購入した本にインスピレーションを受けて、その5日後にレコーディングした曲だそうです。

 

ジョンが買った本のもとは、死んだ人を解脱させるためのお経が書かれている「バルド・トゥ・ドル」というチベットの本でした。

ウキペディア 「チベット死者の書」より

バルド・トゥ・ドル(チベット死者の書)は、臨終の時から四十九日間(中陰)にわたって死者の耳元で話して読み上げられる枕経である。人間の感覚器官の中でももっとも原始的な耳は、死の後にも機能し続けて、死後の身体の中で働いている意識がイメージを構成するのに大きな役割を果たしているという認識を、チベット人は古くから持っていた。

解脱(げだつ)とは、以下です。

「チベットの死者の書」川崎信定訳 11ページ注記

解脱 悟り成仏・ニルヴァーナ (涅槃)とほぼ同義。人間の生存をとりまく煩悩の束縛から解放され、迷いの六つの世界に生死を繰り返す輪廻を脱し、自由で平安な心の状態を得て、仏の境地に達すること。

良い悪いで言えば、解脱は仏になることで良い事輪廻転生(生まれかわり)は悪い事です。

 

 

そのチベットの本をウォルター・エヴァンス=ヴェンツが英訳しました。

Tibetan Book of the Dead」(チベット死者の書)というタイトルで

世界的に有名になりました。

 

それを読んだ心理学者のティモシー・リアリーらが、これは薬物によるサイケデリック体験中の手引きにも応用できると書き直したのが「The Psychedelic Experience: A Manual Based on The Tibetan Book of the Dead」(サイケデリック体験: チベット死者の書に基づくマニュアル) で、1964年8月に出版されました。

 

1966年、ジョンはこの2冊の本をインディカ・ブックで購入しました。

バリー・マイルズ著「ビートルズ・ダイアリー」松尾康治訳

1966年4月1日(3月末という説もある)
 ポールとジョンはインディカ・ブックとメイソンズヤードのギャラリーを訪れた。ジョンはティモシー・リアリーの「ザ・サイケデリック・エクスペリエンス」の複写版と、彼が "トゥモロー・ネバー・ノウズ " の一行目をこの本のイントロダクションから取ったと言われている「チベット死者の書」の改訂版を買った。

1966年4月6日
 午後8時から午前1時15分までのセッション で、ジョンの "トゥモロー・ネバー・ノウズ " 用のバッキング・トラックをレコーディングした。
ジョン : 「この時期ぼくは『チベット死者の書』にはまってたんだ。 ぼくはいつものリンゴの勘違いのことばからタイトルをつけて、その重い哲学的な歌詞をいくらか軽いものにしたんだ。
 最初自分が考えているバックの音が出てこないことがよくあって、 "トゥモロー・ネバー・ノウズ" でぼくが頭の中で考えていたのは、何千人もの僧侶たちが読経しているというものだった。もちろんそんなことは実現不可能だったから違う方法を試したんだけど。でもちょっと割り切れなくて、結果も不満の残るものだった。そのとき初めて、僧侶たちが読経しているという自分の元のアイデアが、ぼくが求めていたものだったことに気づいたんだ」
 ポール 「これはLSDの曲だった。 多分ぼくたちがやった唯一のね」

 

死者や人に読み聞かせをする感じの文章で訳しました。

 

[Verse 1] 

Turn off your mind relax and float down-stream
It is not dying, it is not dying

    あなたの心を無にしてリラックスして川の流れに任せなさい 時の流れに任せて漂いなさい

    それは死んでいることとは違います それは死んでいることとは違います

 

[Verse 2]

Lay down all thought, surrender to the void
It is shining, it is shining

    すべての思考は捨て空間に身を任せなさい

    それが光輝くということです それが光輝くということです

 

[Verse 1] と[Verse 2] からイメージしたのは以下です。

「意識」と「身体」が別々に離れていく様子。

[Verse 2] では「意識」は宙に浮いている。

 

 

[Verse 3]

That you may see the meaning of within
It is being, it is being

    そのあなたはおそらく内面の意義に気づくでしょう

    それが存在ということです それが存在ということです

 

That」の訳に迷いました。

最初は「あなたが内面の意義に気づくことができること。それが存在ということです。」と

こと」と訳していました。

次に場所の「そこで」と訳しました。

最後の最後に、次の単語にかかる「その」にしました。

[Verse 1] や[Verse 2]の状態を経たあとの「そのyou」は内面の意義に気づくだろう。です??

 

meaning of within」(内面の意義) と訳しました。

「意義」の意味は以下です。

Oxford Languagesの定義 · 詳細

【意義】1. その言葉によって表される内容。

    2. 行為・表現・物事の、それが行われ、また、存在するにふさわしい積極的な(すぐれた)価値。「―のある事業」

 


[Verse 4]

That love is all and love is everyone
It is knowing, it is knowing

    その愛はすべてであり 愛はあらゆるものにある

    それが知るということです それが知るということです

 

[Verse 3]の「meaning of within」(内面の意義)と同じように「love」(愛)も、

[Verse 1] や[Verse 2]の状態になったときに知ることができるものだと妄想しました。

 

 

[Verse 5]

That ignorance and haste may mourn the dead
It is believing, it is believing

    その無知や憎しみは おそらく死を嘆くでしょう

    それが信じるということです それが信じるということです

 

「その無知や憎しみが、『今私は死んでいるのだ。どうしよう。』と悲しみ嘆くだろう。でも信じるのです。まだ解脱できます。」を妄想しました??

 

参考 : 「チベットの死者の書」川崎信定訳 117ページ2行目より

「――115ページ終わりから117ページ1行目まで略――

この時における喜びも苦しみもすべて生前のカルマン(葉)次第で決まる。汝は自分自身の故郷の地、一族、親戚、自分の死体などを見ることができる。《今、私は死んでいるのだ。どうしよう》と考えて、汝の意識からできている身体は非常な悲しみを味わうであろう。
 《今、もう一つ別の身体を持ったところで何の不都合があるだろうか》と考えて、あらゆるところに身体を求めて行こうとする願いが汝に生じるであろう。汝はそこにある自分の死体に九回も入り込もうとする。しかし、〈チョエニ・バルドゥ(存在本来の姿の中有 )〉は長い期間を要する性質のものなので、汝の死体は冬は凍り、夏は腐敗してしま っている。そうでないとしても、親戚の者たちが火葬したり、穴に埋葬したり、鳥や獣に与えたりしてしまっている。かつての汝自身の身体には汝の意識は居場所を得ることができない。それで、たくさんの岩や土砂の間に送り込まれてしまったような、非常に悲しい思いを汝はするであろう。 このような苦しみが生ずるが、これがシバ・バル ドゥ(再生へ向かう迷いの状態の中有)〉 なのである。汝が身体を捜し求めても、苦しむだけなのである。新しい身体を求める気持ちを断つべきである。気持ちを動かさず、無作為の状態に置くべきである。心を惑わされてはならない。このように覚れば解脱が達成できるのである

 

[Verse 6]

But listen to the color of your dreams
It is not living, it is not living

    しかしあなたの夢の中で色の話を聴くと

    それは生きていないということです それは生きていないということです

 

「それでも解脱できない人は、生まれかわり(輪廻転生)への母胎へ進むことになる。

夢の中で聴いた色によって6種類の迷いの世界に行くのである。それはもう寿命は絶え、生きていないというこです。」を妄想しました??

 

参考 : 「チベットの死者の書」川崎信定訳 128ページより

6種類の迷いの世界
 このように導師によって告げられた時に、これをよく記憶してその内容を覚る(さとる)ならば、死者は解説を達成することができるであろう。しかしこのようにお導きが何度となくされても、過去に犯したが極めて大きな人の場合には、覚ることは困難である。この場合にはさらに続けて何度もお導きを多く繰り返すことが必要である。死者の名を呼んだあとで次のように告げる。
「人よ、生前に授けられた教えを汝が記憶しないで忘れているならば、汝の生前の世で受けていた身体の姿が今後はだんだん不明瞭になって消えて行くであろう。その代わりに次の生で受ける身体の姿がだんだんにはっきりしてくるであろう。それを知って汝は悲しくなる。
《私はこんなに苦しいのだ。今からどんなものとして生まれるのでもかまわないから、早くそのものになりたい》

と考えて、何であれ現われてくるものの方に、ふらふら、そろそろと近づいて行こうとするであろう。この時に地獄・餓鬼・畜生・阿修羅・人・天の六道(ろくどう)の六種類の薄明りが輝いてくるであろう。汝の生前の行為の結果としてのカルマン(業(ごう))の力によって汝が六道のどこに生まれるかが決まる。その汝のこれから生まれるはずの世界が輝いて現われるであろう。

 ああ、善い人、聴くがよい。六種類の薄明りとは何かといえば、まず天上の世界の白色のおびえさせない薄明りが現われるであろう。同様にして、アスラ(阿修羅)の世界の赤色の薄明り、人間界の青色の薄明り、動物(畜生)の世界の緑色の薄明り、餓鬼の世界の黄色の薄明り、地獄の世界の煙色のくすんだ薄明りが現われるであろう。合わせてこれらの六種類の薄明りが現われるであろう。その時には、汝が六道のうちのどこに生まれるかによって、女の身体の色もその世界の色になるであろう。

 

[Verse 7]

Or play the game "existence" to the end
Of the beginning, of the beginning

    言い換えれば 「生存」というゲームをその終わりまでプレイすること

    その始まりから その始まりから

 

「existence」の意味は以下です。

existence 存在,実存; 生存,人生.

「チベットの死者の書」川崎信定訳 11ページの注記に書かれている「解脱」の説明の中で、

生存」という言葉があったので「生存」を選びました。

「チベットの死者の書」川崎信定訳 11ページ注記

解脱 悟り成仏・ニルヴァーナ (涅槃)とほぼ同義。人間の生存をとりまく煩悩の束縛から解放され、迷いの六つの世界に生死を繰り返す輪廻を脱し、自由で平安な心の状態を得て、仏の境地に達すること。

「解脱をできなかった徳の悪い人たちが、地獄・餓鬼・畜生・阿修羅・人・天の六道のいずれかで『生存』というゲームを生まれてから死ぬまでプレイする」を妄想しました??

 

 

 

インディカ

インディカは、ポールの恋人のジェーンの兄ピーター・アッシャーと、ピーター・アッシャーの友人ジョン・ダンバーと、後にポールに35回にわたりインタビューして『メニー・イヤーズ・フロム・ナウ』という本を書いたバリー・マイルズの3人が共同でオープンした、アヴァンギャルドなアート・ギャラリー兼ブックショップです。

ポールは暇があればインディカのオープンの協力をしました。

バリー・マイルズ著 「ポール・マッカートニー/ メニー・イヤーズ・フロム・ナウ」翻訳 竹林 雅子 309ページ 

 ポールは暇があればやって来て、壁の穴やひびを埋めたり、材木を切ったり、壁を白く塗る作業などを手伝った。これはインディカで店の宣伝のための取材を受けていたピーターには少々不都合なことだった。若い女性記者はピーターに好きな色や好きな女性の髪の色を尋ねながら(スカンジナヴィアの雑誌記者には「ブロンド」と答え、日本の雑誌記者には「黒髪」と答えるのだ)、ときどき彼の背後でウィンクしたり眉を上げたりしながら作業をするポールに目を取られるのだった。ザ・ターン・オン・ソングが大音響で流れる中、本のセールスマンやジョンのアーティストたちが一斉に記者の注意を引こうと競争していたのだ。
 ポールは開店を知らせるチラシの図案作りに協力し、包装紙も秘密裏にデザインした。ポールが二日も自室に閉じこもって、誰も部屋に入れず、おかしな態度をとっていたので、ピーターは不審に思っていた。ポールはインディカの名前と住所をユニオンジャックのようにクロスした形でレタリングをしたものをこっそりとウィンポール・ストリートの家から運び出し、包装紙として二千枚を印刷させた。これはポールからの開店祝いだった。アメリカの16マガジンがこの包装紙の写真を掲載したところ、インディカには包装紙を送って欲しいというアメリカのビートルズ・ファンからの手紙が殺到したが、同封されたアメリカの切手は何の役にも立たなかった。

ポールは、インディカへジョンを連れて行きました。

 バリー・マイルズ著 「ポール・マッカートニー/ メニー・イヤーズ・フロム・ナウ」翻訳 竹林 雅子 311ページ 

 一九六六年三月下旬のある昼下がり、ポールはインディカにジョン・レノンを連れて来た。ジョンは"ニッツガ"のような名前の本を探していた。マイルズはそれがドイツの哲学家ニーチェのことだと分かるまでに数分を要した。馬鹿にされたと思ったジョンはインテリや大卒の人間を攻撃し始めたが、ポールは自分もジョンの言っていることが理解出来なかったこと、マイルズは大卒ではなくジョンと同様にアート・カレッジの学生だったことを話して彼をなだめた。急に機嫌を直したジョンは、アレン・ギンズバーグやビート族の話をした。学生時代にデイリー・ハウルという新聞を発行していたことに言及し、「僕の方が先にやってたんだとギンズバーグに言ってくれ!」とジョンは笑った。マイルズが『ザ・ポータブル・ニーチェ』という本を差し出すと、彼は本棚を眺め始めた。ティモシー・リアリー博士の『チベットの死者の書』のサイケデリック版とも言うべき『ザ・サイケデリック・エクスペリエンス』に目を留めた彼は、この本を取り出して椅子に腰かけた。彼はすぐさま十四ページの序文を読んでいた。「迷いがあるときは頭を休ませ、リラ ックスして、気持ちを落ち着けてごらんなさい」。ビートルズの最も画期的な歌、"トゥモロウ・ネヴァー・ノウズ "の最初の歌詞をここで見つけたのである。

その7か月後、インディカアート・ギャラリーで、ジョンと洋子さんは出会いました。

バリー・マイルズ著「ビートルズ・ダイアリー」松尾康治訳

1966年11月9日

ジョンがロンドンのメイソンズ・ヤードのインディカ・ギャラリーで、初めてオノ・ヨーコに会った。

 

バリー・マイルズ著「ビートルズ・ダイアリー」松尾康治訳 212ページ

オノ・ヨーコとの出会い
オノ・ヨーコ
 彼女の個展『アンフィニッシュト・ペインティングス・アンド・オブジェクツ』の初日の前日、ヨーコはイ ンディカ・ギャラリーの共同オーナーのジョン・ダンパーにジョンを紹介された。 

 ジョン:「ぼくはこの驚嘆すべき女性が来週個展を開くというのを聞いていた。それは黒い袋に人が押し込められていたりする、ちょっとしたハプニング・アートのようなものだった。だからぼくは個展のプレビューに行った。オープニングの前の夜にね。ぼくは入って―― 彼女はぼくが誰で何者なのかを知らなかった ―― 中をぶらぶらと見ていた。ギャラリーにはくつろいで寝転がっている何人かの芸術家気取りの学生がいた。ぼくはびっくりしたよ。そこには200ポンドで売られているリンゴがあって、ぼくはそれが素晴らしいと思った。彼女の作品のユーモアをすぐに感じ取れたんだ。 決してアバンギャルドやアンダーグラウンド・ アートの知識が豊富である必要なんてなかったんだ。でも、そのユーモアはぼくを直撃した。台の上に新鮮なりんごがある(これはアップル社を作る前のことだ)。それはりんごが腐敗するのを見るための200ポンドだったんだ」
 「でも、自分がそのアーティストに賛同するか反対するかを決めたきっかけは、実は違う作品だった。それは壁に掛けられている絵を見るための梯子で、その端にチェーンと小型望遠鏡のついた無地の白いキャンバスのように見えた。それは入口のドアの近くにあった。ぼくは梯子を上って、小型望遠鏡を覗くと、とてもちっちゃな "イエス" という文字が見えた」

 「そうだからぼくはこのアーティストに賛同したね。ぼくはほっとした。梯子を上って小型望遠鏡を覗いたら、 "ノー" とか "ファック・ユー" とか何とか言われなかったっていうのはとてつもない安心感を与えるんだ。それが "イエス" と言っていたのが、とても印象深かった。ジョン・ダンパーがぼくたちを紹介してくれた。―― ぼくらはお互いを知らなかった。彼女はぼくが誰だか知らなかった。ただリンゴの名前だけは聞いたことがあったと思うよ。だって日本語では "果物のりんご" の意味だから。そして彼女がやってきて、ぼくに彼女の教えの一つの "Breathe (をしなさい)"と書かれたカードを手渡した。 だからぼくはそうした(息を吸い込んだ)。 それがぼ くらの出会いだった」

 実はヨーコはビートルズが誰なのかをとてもよく知っていた。ジョン・ケージが近代音楽の原譜を集めていたため、ヨーコは彼の50歳の誕生祝いにレノンとマッカートニーの手書きの楽譜がもらえたら、と思いポールに数週間前に連絡を取っていた。ポールは断ったが、ジョンだったらくれるかもしれないと彼女に言ってあった。

 

 

辞書

情報提供元(著作権者)Weblio

参考辞書 英辞郎goo辞書

(引用できない英辞郎goo辞書を使って訳した場合は、その単語や慣用句を太字斜体にして、自分で訳した訳を載せました)

tomorrow あす、明日(は)、(近い)将来には

never いまだかつて…ない、一度も…しない、決して…ない、一つも…ない、まさか…ではあるまい、…でない

never Tomorrow Never Knows「来世はまったくわからない」

know 知る、知っている、(…が)わか(ってい)る、思えない、(…で)ないと思う、(…が)知る、知り合いである、懇意である、交際している、(…を)熟知している

turn off栓をひねって止める、解雇する、興味を失わせる、しらけさせる、(…を)作り出す、それる

mind (身体と区別して、思考・意志などの働きをする)心、精神、(感情・意志と区別して、理性を働かせる)知性、知力、精神の正常な状態、正気、記憶、回想

relax 緩める、力を抜く、減ずる、(精神的緊張から)楽にさせる、くつろがせる、寛大にする

float (水上に)浮く、浮かぶ、(空中に)浮かぶ、(中空に)かかる、(水上・空中を)浮動する、漂う、広がる、流布する、(あてもなく)転々とする、流浪する

stream 流れ、、(特に)小川、(液体・気体などの)一定の流れ、流出、奔流、(・思想など)流れ、傾向、(能力別による)学級、分級

downstream 下流に、流れを下って
die 死ぬ、枯れる、(…で)死ぬ、消える、滅びる、かすかになる、薄らぐ、(…が)ほしくてたまらない、たまらない、しきりに(…し)たがっている
[Verse 2]
lay down (…を)(…に)横たえる、据える、建造する、敷設する、(地下室に)貯蔵する、規定する、定める、(…と)主張する、断言する、捨てる

thought 考えること,思考,思索; 熟考.

surrender (要求・強制によって)(…を)(…に)引き渡す、明け渡す、降参する、自首する、(…に)手渡す、(…に)譲る、放棄する、身を任せる、おぼれる、ふける

 to 

the void [the void] (宇宙の)空間,虚空,無限.
shine (光を出して)光る輝く、照る、(光を反射して)光る、(…で)輝く、(…に)輝く、輝き出る、秀でる、異彩を放つ、映(は)える

That you may see the 

that その、あの、あちらの、例の

may …してもよろしい、…してもさしつかえない、…するのはもっともだ、…かもしれない、おそらく…であろう、おそらく…かもしれない、…したかもしれない、(一体・だれ・何・どうして)…だろう、…かしらん、…だろうか

see 〈…が〉わかる,〈…に〉気づく.

meaning 意味、わけ、趣意、意義、重要性、目的、意図

within [通例 from within で] 内,内部.
being 不可算名詞 存在,実存; 生存,人生.
everyone love is everyone「愛があらゆる人にある」
ignorance 無知、無学、(…を)知らないこと、不案内

hate 不可算名詞 憎しみ,憎悪(ぞうお) 

mourn 嘆く、悲しむ、哀悼する、弔う、喪に服する

believe 信じる、言うことを信じる、(…を)正しいと思う、思う、確か思う

listen to 聞こうとする、お話を伺う

dream (睡眠中に見る)、白日夢、夢うつつ(の状態)、(心に描く)夢、(実現させたい)理想、夢かと思うばかりのもの
live 住む、住んでいる、(…と)同居する、(…に)寄宿する、ふだん住む、平生使う、生きる、生存する、(死なずに)生きている、(…を)常食に生きていく

or [概してコンマの後で類義語(句)・説明語(句)を導いて] すなわち,言い換えれば.

existence 存在,実存; 生存,人生.