"It Won’t Be Long" | タコさんの庭

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ビートルズの歌詞和訳に挑戦

"It Won’t Be Long" 

Writers : credited Lennon-McCartney ( by John Lennon and Paul McCartney )

Artist :  The Beatles

Recorded : Tuesday,1963/07/30, EMI Studios

Released : Friday,1963/11/22 「With the Beatles」A面1曲目

 

 

2022年9月24日に一度投稿したのですが、変更しました。毎度の事ですみません。

「さぶろう」さんの投稿を以前に見ていて、小さくメモしておいた事を見逃していました。

メモ書き→「ジョンの昔の恋人(テルマ・マッゴー)は、ジョンの母親ジュリアについて歌っていると言う」

「さぶろう」さんありがとうございます。

  <歌詞和訳>"It Won’t Be Long" 邦題 "イット・ウォント・ビー・ロング" 
         そう長くはかからないだろう                  

[Chorus]

It won't be long, yeah, (Yeah) yeah, (Yeah) yeah, (Yeah)
It won't be long, yeah, (Yeah) yeah, (Yeah) yeah, (Yeah)
It won't be long, yeah, (Yeah) till I belong to you

    そう長くはかからないだろう yeah, yeah, yeah

    そう長くはかからないだろう yeah, yeah, yeah

    そう長くはかからないだろう 僕があなたのものになるまで

 

[Verse 1]

Ev'ry night when ev'rybody has fun
Here am I sitting all on my own

    夜ごと みんなが楽しんでいる時も

    ここに居たよ ずっと独りで座っていた

 

[Chorus]

It won't be long, yeah, (Yeah) yeah, (Yeah) yeah, (Yeah)
It won't be long, yeah, (Yeah) yeah, (Yeah) yeah, (Yeah)
It won't be long, yeah, (Yeah) till I belong to you

    そう長くはかからないだろう yeah, yeah, yeah

    そう長くはかからないだろう yeah, yeah, yeah

    そう長くはかからないだろう 僕があなたのものになるまで

 

[Bridge]

Since you left me I'm so alone
Now you're coming, you're coming on home
I'll be good like I know I should
You're coming home, you're coming home

    あなたが僕のもとを去ってから 僕は本当に独りになった

    今あなたは向かっている あなたが家に向かっている

    僕は良くなると思うよ まぁ僕がやるべきことをわかっている

    あなたは家に向かっている あなたが家に向かっている

 

[Verse 2]

Ev'ry night the tears come down from my eyes
Ev'ry day I've done nothing but cry

    夜ごと涙が 目からこぼれ落ちて

    毎日 泣く以外 何もしていなかった

 

[Chorus]

It won't be long, yeah, (Yeah) yeah, (Yeah) yeah, (Yeah)
It won't be long, yeah, (Yeah) yeah, (Yeah) yeah, (Yeah)
It won't be long, yeah, (Yeah) till I belong to you.

    そう長くはかからないだろう yeah, yeah, yeah

    そう長くはかからないだろう yeah, yeah, yeah

    そう長くはかからないだろう 僕があなたのものになるまで

 

Since you left me I'm so alone
Now you're coming, you're coming on home
I'll be good like I know I should
You're coming home, you're coming home

    あなたが僕のもとを去ってから 僕は本当に独りになった

    今あなたは向かっている あなたが家に向かっている

    僕は良くなると思うよ まぁ僕がやるべきことをわかっている

    あなたは家に向かっている あなたが家に向かっている

 

[Verse 3]

So ev'ry day we'll be happy I know
Now I know that you won't leave me no more

    だから これからは毎日が楽しくなるって 僕にはわかる

    今僕は あなたは死んでも僕のもとから去っていないって わかる

 

[Chorus/Outro]

It won't be long, yeah, (Yeah) yeah, (Yeah) yeah, (Yeah)
It won't be long, yeah, (Yeah) yeah, (Yeah) yeah, (Yeah)
It won't be long, yeah, (Yeah) till I belong to you

    そう長くはかからないだろう yeah, yeah, yeah

    そう長くはかからないだろう yeah, yeah, yeah

    そう長くはかからないだろう 僕があなたのものになるまで

 

 

参考辞書 Weblio、英辞郎

It won't be long : 例文 It won't be long. 長くはかからないでしょう。

belong : 〔+to+(代)名詞〕

      (所有物として)〔…に〕属する,〔…の〕ものである.

      例文 This book belongs to me. この本は私のです.

yeah : 〈話〉うん、ああ、へぇー◆yesの略式。親しい間柄で用いられる。

    〈話〉あなたのおっしゃるとおりです◆Yeah, you're right.の略

    《Yeah?》〈話〉そうなの?◆疑いの気持ちを表す

ev'ry night : 毎夜、毎晩、夜ごと、夜毎、夜毎、連夜、夜な夜な、毎晩

ev'rybody : だれも(みな)、皆さん、だれでも…とは限らない

have fun : 楽しんできて、お楽しみください、楽しんでいる
here : [文頭に用いて] この点で,ここで

all : まったく,全然,すっかり.

all  : 副詞 完全に、全面的に、全く、すっかり◆文意を強調する

own : 自分自身の、自分の、独特な、個人的な、自分でする、人の助けを借りない

all on my own : 例文 I am (all) on my own.私は(まったくの)ひとりぼっちだ.

leave : 去る、出る、出発する、やめる、退学する、卒業する、暇を取る、脱退する、捨てる、見捨てる

since : …以来、…の時からずっと、…した時から(今までの間に)、…してから(…年目になる)、…だから、…のゆえに

so : [強意的に] 《口語》 とても,非常に,大変.
              例文 That's só sweet of you! 本当にご親切さま.

so : とても、非常に、超、めっちゃ◆形容詞または副詞の直前で、その性質や程度を強調するために用いられる。

alone : ただひとりで、孤独で、ひとりで、孤立して、ただ…だけ、…のみ
now : 、現在、今では(もう)、目下の事情では、今すぐに、直ちに、たった今、今しがた、今や、そのとき

   〔話題の切り替わる時点〕((間投詞的に))さて,ところで,さあ;でも

come : 来る、(話し手のほうへ)やってくる、(相手のほうへ)行く、やってくる、(ある場所に)到着する、届く、達する、巡って来る、到来する、現われる

I'll be good : 例文 I'll be good! もうしない!

good : (品質・内容・外観など)良い、優秀な、見事な、結構な、りっぱな、おいしい、(学生の成績 5 段階評価で)優の、B の、(道徳的に)良い、善良な

like : [ほとんど意味のないつなぎの言葉として主に若者が多く用いて] 《口語》 まあ,その.
    例文 Like, let's go, man. おい, とにかく行ってみようや.
    例文 He was, like, really mad. 彼は, その, かんかんに怒っていましたよ

like : その~、まあ、~という感じで、例えば、何か◆つなぎ言葉として会話の中でよく使われる。時々 "ya know"("you know" のスラング的言い方)の代わりに使われる。"like" があまりにも頻繁に使われるので、これは間合いをとるための音として"uh" の代わりに使われているように思われる。使い過ぎると教養が低いと思われるので注意。
      例文 I'm, like, tired. 

         私、なんか疲れてるみたい。/なんか疲れたなあ…みたいな。

know : 知る、知っている、(…が)わか(ってい)る、思えない、(…で)ないと思う、(…が)知る、知り合いである、懇意である、交際している、(…を)熟知している

should : …であろう、…するぞ、…しましょうか(と言う)、…すべきである、するのが当然だ、したほうがいい、…すべきであった(のにしなかった)、…する(のは、とは)、…する(ように)
tears :  [通例複数形で] 涙.

come down :  降りる、(階上の寝室から)降りてくる、落ちてくる、落ちる、倒れる、着陸する、墜落する、降る、下へ延びる、(値が)下がるfrom my eyes,
have done :  したことがある、~してきた

but : しかし、だが、けれども、(なるほど)…だが、(…ではなく)て、でも、おや、そりゃあ、…のほかに(は)…を除いて(は)

so  :つまり、だから、ですから、なので、従って◆文頭で用いられた場合の訳例

happy : 幸福な、幸せな、楽しい、満足な、(…に)満足して、幸せそうな、うれしそうな、うれしくて、喜ばしくて、(…を)うれしく思って

no more : それ以上[もはや, 二度と]…しない.

no more : それ以上…しない、死んで、…もまた…でない

 

 

????

アルバム「Please Please Me」B面3曲目 "Baby It’s You" の続きではないかと思いました。"Baby It’s You" の元歌は シュレルズというグループの曲です。それを少しだけアレンジしてジョンが歌っています。

"Baby It’s You" で浮気していた「you」が、「自分のもとにもうすぐ帰ってくる」と歌っているのが "It Won’t Be Long" だと妄想しました??

 

そして、さぶろうさんのサイトをヒントに、その「you」は母ジュリア、「I」はジョンだと妄想して訳してみました。さぶろうさん引用させていただきます。ありがとうございます。

(追記)

この曲の歌詞は、一見ジョンの失恋の経験を元にしているかのように見えるが、実はそうではないとジョンの昔の恋人(テルマ・マッゴー)は言う。


船乗りの父親はジョンが子供の時に蒸発し、母親のジュリアは育児放棄して姉のミミにジョンを預けた。ジョンは両親に捨てられたのだ。

その後ジョンは母親のジュリアと関係修復をするが、母親は交通事故で死亡してしまう。

ジョンは言う。「僕は母を2度なくしている。最初は5歳で、次は17歳のときだ」

この喪失感と孤独は、ジョンの生涯のテーマとなった。

したがってこの曲の“君”を母親のジュリアに重ねることは、そんなにとっぴな解釈ではない。

とありました。

 

さぶろうさんの投稿にあるように

ジョンの母ジュリアは、1958年7月15日、非番の警察官が運転する車にはねられて亡くなりました。(ジョン17才の時)

 

[Verse 1]

Ev'ry night when ev'rybody has fun
Here am I sitting all on my own

    夜ごと みんなが楽しんでいる時も

    ここに居たよ ずっとひとりぼっちで座っていた

 

all」の訳に迷いました。「副詞 完全に、全面的に、全く、すっかり◆文意を強調する」の意味を使い「ずっと」と意訳しました。

 

sitting all on my own」(ずっとひとりぼっちで座っていた)のフレーズが、

私が "It Won’t Be Long" は "Baby It’s You" (シュレルズのカバー)の続きではないかと思った理由です。
"Baby It’s You" の歌詞に以下があります。

[Chorus1] 「I sit alone at home and I cry over you」(僕は家に一人で座り 君の事で泣いた)

[Outro] 「Don't leave me all alone」(僕を ずっと独りにしておかないで)

 

 

[Bridge]

Since you left me I'm so alone
Now you're coming, you're coming on home
I'll be good like I know I should
you're coming home, you're coming home

    あなたが僕のもとを去ってから 僕は本当に独りになった

    今あなたは向かっている あなたが家に向かっている

    僕は良くなると思うよ 僕がやるべきことをわかっている

    あなたは家に向かっている あなたが家に向かっている

 

like」の訳に迷いました。「つなぎ言葉として会話の中でよく使われ、ほとんど意味がない」という「like」を使い「まぁ僕がやるべきことをわかっている」と訳しました。

 

Since you left me I'm so alone」(あなたが僕のもとを去ってから 僕は本当に独りになった) は…。

ジュリアと内縁の夫ボビーとの間に2人の女の子がいました。ジュリア・ダイキンズ(1947年3月5日生)とジャクリーン・'ジャッキー'・ダイキンズ(1949年10月26日生)です。ジョンの義理の妹です。ジョンとその妹たちは、仲良くしていました。ジョンが泊まりに来るときはジャッキーが自分のベットを貸してあげました。その義理の妹たちと、母の死を悲しむことができたら悲しみも分かち合えたと思います。しかし彼女たちは、母ジュリアの死を知らされないまま、スコットランドのメイター叔母さん (ミミ叔母さんのすぐ下の妹、ジュリアの姉の姉)の家に6週間、そのあとはハリー叔母さん(ジュリアの妹)の家で暮らすことになります。ジュリアの内縁の夫ボビーが、ジュリアの死に何か月も泣き暮らしていたために、叔母さんたちはそう決断したようです。ハリー叔母さんのコテージで暮らすようになってから2か月経っても、彼女たちは自分の母の死を知らされませんでした。そんなある日、ハリーの夫、叔父のノーマンから母の死を聞かされたそうです。ハリー叔母さんの家は、ジョンが暮らしていたミミ叔母さんの家の近くだったそうなので、ジョンが義理の妹たちと一緒に母の死を悲しめればよかったのにと思います。妹たちと話す事もできず、友人たちともジョンは距離を置いたのではないかと妄想しました。ポールを除いて。

そんな事を妄想して…

Since you left me I'm so alone」は「あなたが僕のもとを去ってから 僕は本当に独りになった」と訳しました。

 

(参考 ジョン・レノン マイ・ブラザー ジュリア・ベアード&ジェフリー・ジウリアーノ著 松井孝三訳)

 

 

[Verse 3]

So ev'ry day we'll be happy I know
Now I know that you won't leave me no more

    だから これからは毎日が楽しくなるって 僕にはわかる

    今僕は あなたは死んでも僕のもとから去っていないって わかる

 

no more」は、"Misery" の歌詞にも出てきていました。↓

"Misery" [Verse 2]

I've lost her now for sure

I won't see her no more

It's gonna be a drag, misery   

    僕が彼女を失ってしまったのは 今は確かなこと

    僕は死んでいる彼女には会えない

    これからは 退屈になるだろう 不幸だ

 

"Misery"  の投稿では、ジョンが亡くなった母ジュリアを思って歌った曲だと妄想しました。

その曲"Misery"の歌詞に入っていた「no more」が、"It Won’t Be Long" の歌詞にも入っているのです。

 

"Misery" では、

「I won't see her no more

(僕は死んでいる彼女には会えない) 

と歌っていたのが、

"It Won’t Be Long" では、

Now I know that you won't leave me no more

(今僕は あなたは死んでも僕のもとから去っていないって わかる)

と歌っていますねキラキラ

 

そして、"Misery" の歌詞で

It's gonna be a drag, misery

(これからは 退屈になるだろう, みじめだよ)

と歌ったていたから、

"It Won’t Be Long" で、

So ev'ry day we'll be happy I know」

(だから これからは毎日が楽しくなるって 僕にはわかる)

と、"Misery" のその時の僕とは違うと歌っているのだと思いましたキラキラ

"It Won’t Be Long"  は、"Misery" の続きの歌でもあるのかもしれないですね。

ジョン!深すぎる!

 

 

Now I know that you won't leave me no more

(今僕は あなたは死んでも僕のもとから去っていないって わかる)の

no more」を「死んで」と訳さなければ、

「今 君が僕のもとから去らないって事はないと わかっている」と二重否定になります。

「youが僕のもとから去らない確証はない。それはわかっている。でも彼女がもうすぐで家に帰ってくるんだ」と喜んでいる歌になります。それも物語としていいですね。

 

 

ジョンがやっと母ジュリアの死を受けとめて、「The Beatles」として楽しい時期を過ごしている事が妄想できる"It Won’t Be Long" でした!

「もう、ジョンが言う一人称の歌でなくなってしまった」と淋しく思っていたのですが、そんな事はなかった!嬉しかったですラブラブキラキラ音符

 

 

購入

「完全版 ビートルズ全曲歌詞集」

スティーヴ・ターナー著 藤本国彦 日本語版監修 富原まさ江訳

を購入しました。さぶろうさんは、きっとこの本を見たのではないかと思いました。

「イット・ウォント・ビー・ロング」はアルバムA面の1曲目で、当初は「シー・ラヴ ズ・ユー」の次のシングルになる予定だったが、ジョンいわく「出来がよくなかった」 ため、見送られた。 このラヴソングは、 ジョンの若いころの実話かもしれない。 恋人に拒絶された男が家でひとり寂しく過ごしている。 彼女が戻りまた幸せな日々が始まることを願いながら。 その後ジョンが手掛けた多くの曲と同じく、 この作品でも「誰もが楽しく過ごしているのに、 僕はひとり苦しんでいる」という対比が使われ、歌の主人公は恋人さえ戻ってくれば悩みはすべて解決する、と信じている。

 ジョンは1958年7月に母親を亡くし、その1ヵ月後にテルマ マッゴーと付き合いだした。 拒絶をテーマにしたジョンの曲は失恋の経験を元にしているのではない、とテルマは話す。 元になっているのは、子どものとき父親が蒸発し、母親は実質的に育児放棄して自分の姉夫婦にジョンを預けたという事実だ。 母親はその後、 交通事故で死亡している。「僕は母を2度なくしている」 とジョンはよく言っていた。 「最初は5歳で、次は17歳のときだ」
「彼の人生は拒絶と裏切りの連続よ」 とテルマは言う。 「ジョンとはじめて会話らしい会話をしたときも、そのことを話したわ。 私の父も蒸発したの。だからお互い同じ境遇なんだって気がして親近感を抱いたの。しかも、彼の母親は車にひかれて亡くなったわ。 冷静に受け止めているように見えても、内心はとても傷ついていたはずよ。 ジョンも私も、裏切られ、見捨てられたように感じていた。 ボールも10代で母親を亡くしたけど、ふたりには大きな違いがあるわ。 ポールはおばさんやいとこたちも含めて、家族のつながりがとても強い一族なの。 ボールの父親はとてもすばらしい人よ。 ジョンの人生はひどく孤独だった。 ジョンを引き取ったミミ伯母さんはこまめにジョンの世話を焼いたけど、ふたりの間には距離があって、温かい親子関係にはほど遠かったわ」

 

yeah, yeah, yeah

yeah : 〈話〉うん、ああ、へぇー◆yesの略式。親しい間柄で用いられる。

    〈話〉あなたのおっしゃるとおりです◆Yeah, you're right.の略

    《Yeah?》〈話〉そうなの?◆疑いの気持ちを表す

 

喜びの「yeah, yeah, yeah」なのか、

本当なの?という疑いの「yeah, yeah, yeah」なのか、

 

私は、両方の気持ちがこもっている「yeah, yeah, yeah」だと思いました。

 

"Baby It’s You"は、泣けてきたのですが、

"It Won’t Be Long"は、飛び跳ねて喜んでいる「I」??が想像できる曲でした。

 

 

「ev'ry night」や「ev'ry day」や「ev'rybody」

Eye dialect(視覚方言)について

dialect : 方言、国なまり、(特定の職業・階層の)通用語

 

 

ウキペディアを要約すると、

視覚方言は、故意に一般的でない綴りを行うことで、実際の発音がどう行われているかを強調する手段である。略

視覚方言は、発話者の話し方が土語(非標準語)、外国語訛りであること、あるいは発話者が教育を受けていないことを示すためにも使われる。略

すなわち、耳で聞くのではなく、目で見る方言である。

大多数の作家は視覚言語を正確な音声表現として使うのではなく、登場人物の話し方のすべてを読者に伝える手がかりとして、視覚方言を用いる。

視覚方言はキャラクターの台詞に用いられることが多いものの、手紙や日記など、登場人物によって綴られる文章にも用いられる。後者の場合、視覚方言はその文章の書き手が読み書きに不自由していたり、無学であることを強調するために使われる。

「視覚方言」という用語は、1925年にジョージ・フィリップ・クラップ(英語版)によって生み出された。クラップは、「伝統的な技法を破られたのは目のものだ、耳ではない」と書いている。クラップによれば、視覚方言という綴り方は、発音の違いを示すために使われたのではない。 彼曰く、

[視覚方言という]綴り方は、読者から好意的に注意を促すためであり、方言を話す卑しい人と対比して、作者と読者の間に同調的な優越感を確立するための目配せに過ぎない。

—George P. Krapp、 The English language in America (1925)

とありました。日本語訳をそのまま鵜呑みにはできませんが…。

 

ビートルズの歌詞の

「ev'ry night」「ev'ry day」「ev'rybody」の視覚、大切にしたいですねキラキラ

 

 

アストリット・キルヒヘア  のちに歌になる

 

アルバム「With the Beatles」のジャケットは、ロバート・フリーマンという写真家が撮影しました。

その撮影方法は「ハーフ・シャドウ」と呼ばれ、半分影になっています。

下積み時代のビートルズが、ドイツのハンブルグに巡業に行っていた時に知り合ったAstrid Kirchherrアスリット・キルヘアという女性が、好んで撮影していた手法だそうです。アスリット・キルヘアが撮った写真に似せて欲しいと、ビートルズが要望したそうです。

ビートルズは、後にアスリット・キルヘアの歌を歌う事になります。

お時間があれば、Taiyo Ikedaさんのサイトを覗いてみてください。私のお気に入りのサイトです。

 

 

アスリット・キルヘアが亡くなった時に、リンゴが2020年5月17日にTwitterに載せた写真でリンゴのお気に入りの中の1枚だそうです。

One of my all-time favorite photos thank you  Astrid   peace

 

 

ジョンは1958年7月に母親を亡くし、その1ヵ月後にテルマ マッゴーと付き合いだ した。 拒絶をテーマにしたジョンの曲は失恋の経験を元にしているのではない、とテル マは話す。 元になっているのは、子どものとき父親が蒸発し、 母親は実質的に育児放 棄して自分の姉夫婦にジョンを預けたという事実だ。 母親はその後、 交通事故で死亡 している。「僕は母を2度なくしている」 とジョンはよく言っていた。 「最初は5歳で、 次 は17歳のときだ」

「彼の人生は拒絶と裏切りの連続よ」 とテルマは言う。 「ジョンとはじめて会話らしい 会話をしたときも、 そのことを話したわ。 私の父も蒸発したの。 だからお互い同じ境遇 なんだって気がして親近感を抱いたの。 しかも、彼の母親は車にひかれて亡くなったわ。 冷静に受け止めているように見えても、内心はとても傷ついていたはずよ。 ジョンも私も、 裏切られ、見捨てられたように感じていた。 ボールも10代で母親を亡くしたけど、ふ たりには大きな違いがあるわ。 ポールはおばさんやいとこたちも含めて、 家族のつなが りがとても強い一族なの。 ボールの父親はとてもすばらしい人よ。 ジョンの人生はひどく 孤独だった。 ジョンを引き取ったミミ伯母さんはこまめにジョンの世話を焼いたけど、ふ たりの間には距離があって、温かい親子関係にはほど遠かったわ」

 

2023年3月7日再投稿。