自家製培養発酵種とは
子供たちが冬休みに入っています。ホームスクールの勉強も一旦お休みとなり、私も休暇モード。そんな中で最近の密かな楽しみは、自家製培養発酵種、いわゆるライ麦ルヴァン種を使ってパンを焼くことです。
ライ麦ルヴァン種とは、ライ麦粉と水で作った発酵液、そしてそれを小麦粉と混ぜて作った発酵種のことです。今までパンは、主にレーズン酵母の中種を使って焼いていたのですが、ルヴァン種で焼いたパンのおいしさに気づいてからは、パン作りの学びが楽しくて楽しくて!
身体に優しいパンとは
アメリカでは酸味のあるこういったパンのことをSourdough Breadという名前で親しまれていて、サンドイッチにしたり日々の食事のお供として位置づけられています。ひとつがともて大きくて、それをスライスしていただきます。
酸味があるのが特徴ですが、それは乳酸菌の働きのお陰であり、しっかりとグルテンを分解するという役割を担っているから生み出される味なのです。そういう意味でパンも発酵食品。イーストやレーズン酵母で作ったやわらかいふわふわのパンには存在しない、この役割こそが美味く感じる訳なのです。
パン単独でもおいしいけれど、スープとパン、パンとチーズ、パンとバター、トマトソースとパン、生ハムとパンとか…とにかく何かと一緒に食べた時にそのパンの持つ独特の美味しさが一層引き立つ、そんな味わい深いパンです。
英語で学ぶパン作り
パン作りについては、自分で調べた情報をもとに自己流で焼いています。私は、日本語で探すより英語で検索する方がかなりの情報が得られる気がしています。
こういうパンは欧米が主流だから?今の私にはパンについて調べるのが楽しくて仕方がないので、英語の学びも並走して楽しむことにしています。
とにかく、試して焼くを繰り返すこと。上手くなるには練習が一番、ということはその道で成功している人は誰もが言っています。初めから上手くはいかないし、回数を重ねるうちにコツをつかむといった感じでしょうか。学ぶことはとても楽しい!それが私のやり甲斐になっています。
私の学びはつづきます
シュトーレンはこの冬2回作りました。バターを投入してからこねる作業は初めての経験で、パン生地がまとまるまで不安でしたが、うまくいきました。
イーストやレーズン酵母の中種で作るパンとは異なり、酸味のあるサワー種で発酵させて作ったシュトーレンは、とてもまろやかでしっとりしていて美味しかったです。
酸味のあるパン生地とレーズンやクランベリーはとても相性が良いのだと思います。目には見えないけれど、私たちが美味しいと感じるのも乳酸菌の働きのお陰で、私たちの体に優しい食べ物へと変えてくれているのです。
家族に単純に、おいしい!と言ってもらえるのは嬉しいし、それでいてもっと何か改善できる余地はないかなと考えるのがまた楽しいのです。これからも娘のホームスクールをしながら、自分の時間がある限り、このパンの勉強は続けていきたいと思っています。