戦国時代の貿易、宣教師は、今日の語呂合わせでバッチリです。
戦国時代。この頃、ポルトガルやスペイン(イスパニア)は
「新しい貿易先を見つけるんだ」
「キリスト教を広めるんだ」と、世界に飛び出していきました。
大航海時代です。
ポルトガルは、根拠地をインドのゴア、マレー半島のマラッカ、そして中国のマカオといった順番で移していきました
ゴロ合わせです
「ポルノ後はマライア、真顔」
ポルノ→ポルトガル
後は→ゴア
マライア→マラッカ
真顔→マカオ
ということで、ポルトガルの拠点は、ゴア→マラッカ→マカオです。
一方、スペイン(イスパニア)が拠点にしたのが、フィリピンのマニラです
ということで
「マニア、インスパイア」と覚えましょう
マニア→マニラ
インスパイア→イスパニア
です。
通して「ポルノ後は、マライア真顔。マニア、インスパイア」としてもOKです
ポルノ→ポルトガル
後は→ゴア
マライア→マラッカ
真顔→マカオ
マニア→マニラ
インスパイア→イスパニア
鉄砲の伝来
「そうです、これが鉄砲(火縄銃)です」
鹿児島の種子島に一隻の中国船が流れ着きました。その中には、ポルトガル人も乗っていました。
「見てください。この縄に火をつけて、火薬に点火するんです。すると、ほらこのとおり」
ポルトガル人は狙いを定めて、火縄銃を空に向けました。
ズドン
大きい音とともに、これまで空を飛んでいた鳥が落ちてきました。
「おお、これは」
種子島領主・種子島時堯は、高いお金で2丁の火縄銃を買い取り、家臣に作り方を学ばせました。
火縄銃は和泉の堺、紀伊の根来(ねごろ)、近江の国友で主に作られました
★ゴロ合わせです
→「大きい国の泉境いがきっと寝ごろ」
→「近江の国の和泉堺が紀伊っと根来」
→「近江国友。和泉堺、紀伊根来」
ということで生産地は
近江の国友。和泉の堺。紀伊の根来です。
南蛮貿易
「信長さま。これは地球儀というものです。日本がこれです」
「なんと、日本はこんなに小さいのか」
当時、ポルトガル人やスペイン人を南蛮人と言いました。
南蛮人との貿易が南蛮貿易です
「これは時間を知らせるもので時計というものです。カステラ、金平糖、パン、ビスケット、テンプラ、タバコ。いろいろありますよ」
秀吉にも。
パオーン
これはなんじゃ?
「はい、秀吉さま。こちらは象という異国の動物です」
象以外にも、クジャクやトラなどの珍しい動物も連れてこられました。
他にもスイカ、ぶどう酒など、今私たちがみる物もたくさんきました
主な大名の貿易港がこちらになります
大村氏の長崎
島津氏の鹿児島
大友氏の豊後府内
松浦(まつら)氏の平戸
★ゴロ合わせ
「ヒブナがキイっと吟じます」
ヒ→平戸
ブ→豊後府内
ナが→長崎
キイっと→生糸
吟じます→銀
ということで
主な貿易港が、平戸、豊後府内、長崎。
主な輸入品が生糸
主な輸出品が銀です
あまりいいゴロ合わせではないですが、領主と合わせた語呂合わせは次のようになります
長崎の大きな村(大村氏=長崎)。
鹿児島津(島津氏=鹿児島)。
お供は文豪(大友氏=豊後府内)
です
キリスト教
1549年。スペインから宣教師が鹿児島にやってきました。
「あーなーたは神を信じますか?」
フランシスコ・ザビエルは、領主の島津貴久に、布教のお願いを申し出ました。
「よかろう。やってみるがよい」
一度は布教を許した島津貴久でしたが、僧の反対もあって、ついにキリスト教の布教を禁止してしまいました。
「しかたがない、京都にのぼって、天皇から布教のお許しをもらおう」
ザビエルは京へ出向きます。
しかし、すでに天皇の権威は落ちていて話になりませんでした。
「ならば、西にいき、力のある大名を頼ることにしよう」
ザビエルは山口の大内義隆のもとへと向かいました。
「よろしい、ここ山口での布教を許そう」
ザビエルがここで布教をおこなっていると、豊後の国(大分県)から使いがきました。
大友義鎮が「来てほしい」というのです。
ザビエルは山口を後にして、豊後国の府内へと向かいました。
豊後の府内で布教をしている間に、ザビエルは大内義隆が討たれたということをききました。陶晴賢に討たれたというのです
「ああ、大内義隆さまが滅ぼされるとは」
その後、1551年、ザビエルは豊後を去り日本を発ちました
ザビエルが日本にいたのは実は2年たらずでした。
ちなみにザビエルはイエズス会のカトリックです。
少し情報が多くなったので、整理してみます
1549年、ザビエル、鹿児島に上陸。島津領主の島津貴久に一度は布教を許されるも禁止を言い渡される→「そうだ、京都にいこう。天皇に布教を許してもらうんだ」と京都に上りましたが、すでに天皇に力はありませんでした→「では西国の大名に頼ろう」ということで、大内氏、大友氏を頼りました→1551年日本を去りました
といったところで
ゴロ合わせです
★「ザビエルが、鹿児島にきて、イエス!カトリック!」
ザビエルが→フランシスコ・ザビエル
鹿児島にきて→ザビエルが上陸したのは鹿児島
イエス!→イエズス会
カトリック→ザビエルの宗派はカトリック(旧教)です
ちなみに、この後紹介するガスパル・ヴィレラ、ヴァリニャーニ、ルイス・フロイスもイエズス会です
Q ザビエルはどうして日本に来ようと思ったの?
A マラッカ(インド)で、ザビエルは黄色い顔の変な外国人と出会ったんだ。それが日本人のアンジロー。ザビエルは思った。アンジローは学ぶことが好きでまじめな人間だ。日本人というのが、みんなこうなら、きっと布教もうまいくに違いないと。
ついでにもう一つ語呂合わせを紹介します
★ゴロ合わせ
「大きな家(うち)も末は毛利が」
これは下剋上のゴロ合わせです
大きな家(うち)→大内義隆
末→陶晴賢
毛利→毛利元就
ということで
大内氏を滅ぼした陶晴賢。その陶晴賢を滅ぼしたのが毛利元就です。
その後もいろんな宣教師がやってきました。
彼らは言います。
「これは教会です。南蛮寺といいます。日本の皆さん来てください」
「神学校を作りました。もっと勉強をして宣教師になりたい人には大学もつくりましたので、ぜひ来てください」
この神学校をセミナリオ、宣教師を育てる大学をコレジオといいます。
セミナリオとコレジオのゴロ合わせ区別法です。
①「進学校のセミナー→神学校のセミナー→神学校のセミナリオ
ということで「神学校はセミナリオ」です
②コレジオは「宣教師養成の学校」。「大学」みたいなもんです。
コレジオはポルトガル語で「大学(colégio)」って意味です。
そういえば英語のカレッジ「大学」と発音が似てますね。ということで「コレジオ→カレッジ→大学」と覚えましょう。
続きです。
「ヴァリニャーニ。そなたにセミナリオをつくることを許そう」
信長の許可を得たヴァリニャーニは安土と肥前の有馬にセミナリオをつくりました。
また、オルガンティーノも安土にセミナリオを作り、豊後府内では、大友義鎮がコレジオを設立します。
ここでいったん、ゴロ合わせます
★ゴロ合わせ「安土でのオルガンセミナー」
安土での→安土で
オルガン→オルガンティーノが
セミナー→セミナリオをつくる
ということで、安土でオルガンティーノがセミナリオをつくりました
★ゴロ合わせ「お供の文豪。カレッジへ」
お供の→大友義鎮
文豪→豊後府内で
カレッジへ→コレジオをつくる
★ヴァリニャーニは、あとでまとめてゴロ合わせマス
大名の中には、キリスト教に心酔する者もあらわれます。
たとえば
有馬晴信、大村純忠、大友義鎮がいます。
★この3大名のゴロ合わせです
この語呂合わせは、視聴者の方がコメント欄に書いてくれた語呂合わせになります
「有馬で大損、お友達」
有馬で→有馬晴信
大損→大村純忠
お友達→大友義鎮
有馬記念でお友達が大損したということですね。
この3人にヴァリニャーニがいいました。
「少年をローマ教皇のもとにあいさつに行かせてはどうでしょう?」
「それはいい」
そうして選ばれたのが以下の少年です。
伊東マンショ、千々和ミゲル、原マルチノ、中浦ジュリアン。
これを覚えるなら、こうなります
★ゴロ合わせ
「伊東知事の腹の中」
伊東→伊東マンショ
知事の→千々和ミゲル
腹の→原マルチノ
中→中浦ジュリアン
★ゴロ合わせ
ちなみにヴァリニャーニは活字印刷術も伝えました。こうして出版されたのがキリシタン版です。それも踏まえてのゴロ合わせがこちら。
「有馬で大損、お友達。わりにテンション、インサート」
有馬で→有馬晴信
大損→大村純忠
お友達→大友義鎮
わりに→ヴァリニャーニ
テンション→天正遣欧使節
インサート→活字印刷術
有馬晴信、大村純忠、大友義鎮が、ヴァリニャーニの意見をきいて、天正遣欧使節で少年を派遣したということですね。
追加のゴロ合わせ
★「ああ、ありますよ。セミコレクション」
ああ→安土
あります→有馬
セミ→セミナリオ
コレクション→コレジオ
ということで、ヴァリニャーニは、安土と有馬でセミナリオ、コレジオをたてました。
また、堺の町を紹介した宣教師もいます。ガスパル・ヴィレラです。
当時の堺はお金持ちの商人が中心となって、町人自らが町を治めていました。
「俺たちは、自分で自分の町を守るんだ」
堺の人々は、町の周りを掘で囲み、出入り口には門をかまえ、信長にも従おうとはしませんでした。やがては信長に支配されるんですけどね。
ポルトガル人のガスパル・ヴィレラは、これを見て「おお、堺の町は、まるでイタリアのベニスのようだ」と感銘し、耶蘇会士日本通信でヨーロッパに紹介しました。耶蘇会とはイエズス会のことです。
ちなみに、ガスパル・ヴィレラは、イエズス会の宣教師です。将軍義輝のころ来日しました。
ということでゴロ合わせです
★ゴロ合わせ
「やあ、そうかい?ガスってるさかい」
やあ、そうかい?→耶蘇会士通信
ガス→ガスパル・ヴィレラ
てる→将軍義輝のころ来日
さかい→堺の町を耶蘇会士通信で紹介
ちなみに種子島(鹿児島県)から鉄砲の製法が伝わると、堺は日本一の鉄砲生産地になりました。
また、ルイス・フロイスは信長や秀吉と謁見し、「日本史」という本を書きました
★語呂合わせ「フロ椅子の日本史」
スケベ椅子を思い出してもらえれば、しっくりくるかと思います
PS バテレン追放令やサンフェリペ号事件は、他の動画「戦国の流れをとらえる時系列語呂合わせ」でまとめてあります。
その部分だけ抜粋します。
「シダックス、バカ取り締まれ」
シ→(秀吉)四国平定
ダッ→太政大臣になる
クス→九州平定
バ→バテレン追放令
カ→刀狩り
取り締まれ→海賊取り締まり令
「法皇未払い、分散傾聴」
法→(秀吉)北条氏滅ぼす
皇→奥州の伊達氏も屈服
未→身分統制令
払い→人払い令
分→文禄の役
散→サンフェリペ号事件
傾聴→慶長の役
ということで、秀吉の朝鮮出兵(文禄の役・慶長の役)の間にサンフェリペ号事件が入っています。バテレン追放令、サンフェリペ号事件とも、詳しい説明は、そちらの動画にアップしましたので、見ていただければと思います。
~今日の語呂合わせ~
ポルトガルとイスパニアのアジアでの拠点
「ポルノ後は、マライア真顔。マニア、インスパイア」
ポルノ→ポルトガル
後は→ゴア
マライア→マラッカ
真顔→マカオ
マニア→マニラ
インスパイア→イスパニア
ということで、ポルトガルのアジアの拠点はゴア→マラッカ→マカオです。イスパニアの拠点はマニラです
★鉄砲の伝来
→「大きい国の泉境いがきっと寝ごろ」
→「近江の国の和泉堺が紀伊っと根来」
→「近江国友。和泉堺、紀伊根来」
ということで
鉄砲は和泉の堺、紀伊の根来(ねごろ)、近江の国友で主に作られました
★主な貿易港
「ヒブナがキイっと吟じます」
ヒ→平戸
ブ→豊後府内
ナが→長崎
キイっと→生糸
吟じます→銀
主な貿易港が、平戸、豊後府内、長崎。
主な輸入品が生糸
主な輸出品が銀です
★貿易港と領主の覚え方
「長崎の大きな村(大村氏=長崎)
鹿児島津(島津氏=鹿児島)。
お供は文豪(大友氏==豊後府内)
★「ザビエルが、鹿児島にきて、イエス!カトリック!」
ザビエルが→フランシスコ・ザビエル
鹿児島にきて→ザビエルが上陸したのは鹿児島
イエス!→イエズス会
カトリック→ザビエルの宗派はカトリック(旧教)
★下剋上のゴロ合わせ
「大きな家(うち)も末は毛利が」
大きな家(うち)→大内義隆
末→陶晴賢
毛利→毛利元就
ということで
大内氏を滅ぼした陶晴賢。その陶晴賢を滅ぼしたのが毛利元就です
★ゴロ合わせ
「安土でのオルガンセミナー」
安土での→安土で
オルガン→オルガンティーノが
セミナー→セミナリオをつくる
ということで、安土でオルガンティーノがセミナリオをつくりました
★ゴロ合わせ「お供の文豪。カレッジへ」
おともだち→大友義鎮
豊後府内→豊後府内で
カレッジへ→コレジオをつくる
★主なキリシタン大名のゴロ合わせです
「有馬で大損、お友達」
有馬で→有馬晴信
大損→大村純忠
お友達→大友義鎮
★天正遣欧使節で派遣された少年
「伊東知事の腹の中」
伊東→伊東マンショ
知事の→千々和ミゲル
腹の→原マルチノ
中→中浦ジュリアン
★ヴァリニャーニのゴロ合わせ①
「有馬で大損・お友達。わりにテンション、インサート」
有馬で→有馬晴信
大損→大村純忠
お友達→大友義鎮
わりに→ヴァリニャーニ
テンション→天正遣欧使節
インサート→活字印刷術
有馬晴信、大村純忠、大友義鎮が、ヴァリニャーニの意見をきいて、天正遣欧使節で少年を派遣しました。ヴァリニャーニは活字印刷術も日本にもたらしました。
★ヴァリニャーニのゴロ合わせ②
「ああ、ありますよ。セミコレクション」
ああ→安土
あります→有馬
セミ→セミナリオ
コレクション→コレジオ
ヴァリニャーニは、安土と有馬でセミナリオ、コレジオをたてました。
★ガスパル・ヴィレラの語呂合わせ
「やあ、そうかい?ガスってるさかい」
やあ、そうかい?→耶蘇会士通信
ガス→ガスパル・ヴィレラ
てる→将軍義輝のころ来日
さかい→堺の町を耶蘇会士通信で紹介
★ルイス・フロイスの語呂合わせ
「フロ椅子の日本史」
以上です。
次は太閤検地のいろいろと覚えづらい部分の語呂合わせ動画を作ろうと思います。
オリジナルの語呂合わせなので、ここでしか見ることができません。
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