長き闘いに終止符がうたれました。まあZ2話分を1話にまとめてるんでしゃーないっちゃしゃーないんですけどね、カットされて残念だった部分がとても多かったです。ていうかまずね、
冒頭のあらすじが意味不明。
「悟飯覚醒→完全体崩壊→最期の瞬間移動→帰ってきたセル→地球ごと消えてなくなれ!」
なんで今更悟飯覚醒や完全体崩壊のシーンなど流す。そして前回の内容の肝心な部分であるトランクス死亡、ベジータ特攻のシーンは一切流さずというのがもう理解不能。悟飯覚醒とかよりまずこっちやろと。
いきなりテンションが下がりましたが、今回改観終わったあと、Zを見直したんですよ。するといい部分がいっぱいカットされてたんですよ。なのでそれを紹介します。
○アナウンサー決死の実況
「怪光線を発したセル!辺りはまるで台風のように暴風が噴きまくっております!私アナウンサーの使命に燃えて例え通じなくても!この実況を続行します!!!」
「もはやどこに逃げても無駄です・・ああ!またも大きく大地が引き裂かれていきます!もう最期です!おしまいです!!みなさんさようなら!さようなら~!!!」
これがプロや。
「初代ゴジラ」の鉄塔でのアナウンサーの実況を彷彿とさせるまさに命がけの実況。このアナウンサーとカメラマンには国民栄誉賞を授けるべきだと思う。絶対もっと評価されるべき。
○また改悪されたベジータ
加勢に向かうクリリンたちをみてのベジータの台詞が改変されました。
Z「あいつらまで・・!クズどもが何をしようというのだ!」
改「あいつらまで・・!クズどもが調子にのりやがって!」
だから意味のない改変はするなと何度も。
そしてさらに残念なのが、倒れても倒れても立ち上がる天津飯やヤムチャをみて、「あ、あいつら・・く・・!」と狼狽するシーンと、
「くそー!もはや恐怖などない!!」と再び闘志を燃やすシーンと超サイヤ人に変身する部分がカット。そう、原作ではノーマル状態でセルに一撃をいれましたけど、Zでは超サイヤ人だったんですよ。
改では変身するシーンがカットなんで、普通に観ると誰もがノーマル状態だと思うでしょう。実際不意打ちをしたときのベジータの髪の毛には線が入ってないし、なにより原作がノーマル状態だしね。けど、これでクリリンたちがあれだけ撃ってるのにビクともしないセルの体勢を崩せたのも納得がいく。ピッコロの株が下がるのがイマイチだが・・・
○悟空に謝るクリリンとヤムチャ
必死の抵抗も虚しく、吹き飛ばされるピッコロたち。Zではダウンした4人にそれぞれ台詞がある。
ピッコロ「うぐぐ・・ご、悟飯・・!」
天津飯「ここまでか・・!」
クリリン「す・・すまねえ悟空!俺たちの力じゃ・・もう・・これ以上・・!」
ヤムチャ「す・・すまん!」
やばい、俺普通に感動しました。
悟空が自らを犠牲にして守ったはずの地球。なんとかしようと頑張ったけど無理だった無念さが伝わってくる。特につきあいの長いクリリンとヤムチャだからこそ、思わず熱いものが込み上げてくる。無印から観てたら感涙ものだ。
でも改では吹き飛ばされてそれっきりでした。
「セルといっしょに巻き込まれたんじゃね?」とつっこまれてもしゃーないぞ。
○悟飯の勝利を信じるチチと牛魔王
チチ 「悟飯ちゃんが負けるわけねえだー!!オラの悟飯ちゃんが負けるわけねえだー!」
牛魔王「そうだ!悟飯は孫悟空の息子だ!!負けるわけねえだー!!」
ここも今見ると熱い。けど改ではカット。でもなぜか終わり際に悟飯が勝ったー!と喜んでました。
どうやって知ったんだよ。Zでは占いババが水晶玉で見せてたが改では来てないぞ。このあたりがツメが甘いんだよなあ・・
○その他
この悟空の幻影が超サイヤ人なのはアニオリですね。原作ではノーマルです。なんか賛否両論みたいですが、俺はこれはこれでありかなと思っています。そしてピッコロたちの加勢も時間稼ぎやと切り捨てるのは簡単ですけど、これは良いアニオリと思いますよ。ちゃんと天津飯やヤムチャに台詞を用意してるし。
天津飯「俺は悟空を目標にして武道家の道を歩んできた!今の俺があるのも悟空のおかげなんだ!その悟空を目の前で見殺しにしてしまった今、息子の悟飯まで死なせるわけにはいかん!!」
ヤムチャ「悟空よ、悟飯はすごいやつだぜ!さすがお前の息子のことだけはあるな!!俺は・・お前らが大好きだったぜ!!」
は最高だ。これは脚本家良い仕事したなあと今でも思う。さすがにこれは改でも残ってました。これカットしたら切腹もんやもんな。
関東では最終回を迎えましたね。やはりトランクスは放映されずですか。つまり
内山お蔵入りと。
いろんな意味で残念な結果ですね。ワンピースの再放送するぐらいなら二本立てでも良かったような気がするが・・まあもう言うまい。ジャンプとかに98話のこと載ってたようなんで、多分DVDに追加収録されるでしょう。