初心者同志 -71ページ目

大決戦ハンター。

街へと襲い掛かってきた、いにしえのモンスター。

名前は「クシャルダオラ」。



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金属のような外殻と、刃のように鋭い風を全身にまとった、

古龍とよばれる種族に属している

恐ろしいモンスターだ。


その大きな翼で縦横無尽に空を駆け、

地に降りても、四つの強靭な足が、荒々しく大地を蹴っていく。


なんとか近づけたと思っても、

全身にまとった風は、軽々とハンターたちを吹き飛ばす。


万全のように思える、街の砦の施設に囲まれながら、

私は、悠然と空から降りてくるクシャルダオラを、

ただ、眺めていた。



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果たして、私たちは本当に

こんな恐ろしいモンスターから、この街を守れるのだろうかうか?


目の前にある、どこかで見た覚えのあるスイッチ。


私はついに、それに手を伸ばした・・・・・・!



信じてしまった本の知識。

ずっと以前、私は何かの本で、


「風邪をひいているときにお風呂に入るのは、

決して悪いことではない」


と、書かれているのを読んだことがあった。


それによると、眠る前に適度に体を温めておくことは、

風邪をひいている際には、いい効果を生み出すため、

普段よりも少し温めのお湯に、短い時間であれば、

ぜひ入るべきだ、とまで書かれていた。


ふーん、そういうものなのかなあ、というくらいで、

それを読んだ当時は、あまり深く気にしなかった私。


あるとき、仕事を終えて帰宅すると、

うーん、なんだか、体がものすごく重い。

頭も、ガンガンと鐘が鳴っているような感じだし、

これはもしかして、風邪かなぁ。


普段であれば、絶対に仕事を休めない身なので、

体調のことを考えて、すぐにでも寝ることを

考えていたかも知れないけれど、

そのときは、明日がちょうどお休みの日。

それに汗もかいているし、できたらやっぱり、お風呂に入りたいなあ。


そんなとき、ふと、私は、昔読んだ本のことを

思い出しちゃったのだ。


そういえば、風邪をひいたときにお風呂に入るのって、

実は、いい効果を生むんだったぞ。


それで、昔読んだ本の記憶を頼りに、

少し温いお湯で満たした風呂に入り、その日はぐっすりと眠ったのだった。


そして翌朝、目を覚ました私は、起き上がろうとして、驚いた。

起き上がれない!


な、なんだよ、なにが起きてるの?


頭では、なんとか起きようと思っているんだけど、

体がまったくついてこないんだ。

脳から出ていった命令が、途中で道を見失って、

手足に届く前に遭難してしまったみたいなのだ。


しかも、何もしていないというのに、全身からは

噴き出すように汗がドンドンと出てくるし、

ああ、なんだか頭までボー・・としてきた。


うっ、これってやばいぞ。


と、その頃には、さすがに私も気づいたものの、

かといって、体はやっぱり、まったく動かないっ!


しばらくすると、頭の中は、まるで霧がかかってきたみたいに

不明瞭になって、何も考えられなくなってしまった。

そして、どんどんと遠のいていく意識の中で、

自分の体が、ベッドにズブズブと飲み込まれていくような

思いになりながら、私はまた、眠ってしまったのだった。


その日は結局、ベッドからまったく動けずに、

その翌日、ボウリングの玉を10個くらい

体につけられているような気分で病院に行くと、

医者からは一言、


「インフルエンザですね」


と言われた。

しかも、よく検査してもらうと、


「一番大変なときはもう、越えてますね。治りはじめてますよ」


と言われた。


うーん、先生の話を聞いてみると、

どうやら私は、すでに数日前にはインフルエンザにかかっていて、

その症状が一番強く出るときに、お風呂に入って

しまったみたいだ。


最初にインフルエンザにかかったときの症状から見て、

それほど重いものではなかったハズなのに、

昨日の私の体調だけが、命に関わっていたかも

しれないくらい深刻な状態だったのは、

医者にとっても、不思議だったみたい。


「その日の前日に、なにか変なことをしませんでしたか?」


と訊かれ、当然のことながら私は、

心当たりはありません、と最後まで言い通したのだった・・・・・・。


ああ、もう二度と、本で読んだにわか仕込みの知識を

活用したりしないぞ、と心に誓いながら・・・・・・。



設備ハンター。

その存在自体が「災害」と恐れられている伝説の存在、

古龍と、正面から戦うために建てられた、

というだけあって、その砦には、

なにやら物々しい設備が、たくさん並んでいた。



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これは、大砲。

街中に常備されている、

大人の体くらいありそうな専用の弾を、

ここまで運んできて装填することで、

初めて使うことができるぞ。




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これは、バリスタ。

専用のバリスタの弾というのを装填して発射する

発射台。


すごい勢いで、次から次へと弾を打ち出す機械で、

しかもその弾は比較的、持ち運びやすい形状を

しているので、複数を一度に携帯することができて、

とても便利だ。




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そして、問題なのが、これ。


一見した限りでは、これが、いったい何なのか

よく分からなかった私。


うーん、でも、どこかで見たことが

あったような気がするんだけど・・・・・・。


えーと、ほら、なんだったかなあ・・・・・・。


うーん、ま、いいや。

こういう時は、悩むより、実際に動かしてみるのが一番だ。


というわけで、恐る恐る近づいて、

大きなスイッチみたいなものに、手を伸ばした私。


すると・・・・・・!



以下、明日につづく。


Miiコンテストチャンネル。

テレビゲーム機「Wii」の中に

最初から入っていた「似顔絵チャンネル」

と呼ばれるソフトで遊んでいた私たち。


まずは、それを作成することで、

他のゲームにもプレイヤーとして登場させられる

という自分の分身を作ることから

始めたのだけど、

更に、ここで作成したキャラクターたちを

投稿することができる「コンテストチャンネル」と

呼ばれるものがあることを発見。


詳しい説明を読んでみると、

うーん、どうやら、毎回投稿するテーマが

任天堂から発表されて、

それに沿った人物を、「似顔絵チャンネル」で作成し、

ネット回線を利用して、応募をすることができる

ようになっているらしい。


しかも、この「コンテストチャンネル」。


どうやら、最近始まったばかりのようで、

私たちが見つけたときには、

まだ、第一回のテーマを募集している最中。


うーん、これは、参加するしかない!


ということで・・・・・・。



第一回テーマは、「帽子を脱いだマリオ」!


mario


うう、これ、コンテストになるのかな。

みんな、同じ顔を作ってそうだなぁ・・・・・・。


続いて、第二回テーマは、「福沢諭吉」!



yukich


「一万円札に、こんな顔の人が、いた気がするよなあ」


と言いながら、誰も自分の財布の中を

見ようとはしない、友人たち。


「若すぎないかな?」


という声に、


「誰だって、最初はみんな若いんだぞ」


なんて会話が矢継ぎ早に交わされて、

私は一人、蚊帳の外。


うーむ、いつになったら、本格的にゲームが始められるのだろうか・・・・・・。



臨戦態勢ハンター。

突然、響きわたりだした警報。

警備員たちが、町の人たちに避難するよう呼びかける。


その存在自体が「災害」と恐れられる

伝説の存在古龍が、街に近づいてきたのだ。


慌ててマイハウスに戻り、

私は装備を整えて、外に飛び出した。



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街に常備されている大砲の弾を一つ担ぐと、

古龍襲来に備えて建設された、

街を囲むように建っている巨大な砦へと走る。



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そこには、数々の兵器。


このあと、すさまじい激戦が行われることになるだろう

痕跡など、今はまだ、何一つ見つからない。

辺りはシンと冷え切った、静かな静寂に包まれ、

私の歩く足音だけが、かすかに響いていく。


そして、それは近づいてくる。


全身に風をまとった、四つの足を持った巨大な龍。


遠くで誰かが、畏怖の感情と共に叫んだ。


「クシャルダオラだっ!」