初心者同志 -47ページ目

鶏ガラスープ。

私の仕事場の近くには、鶏肉のみを専門に扱う、

精肉店があるのだけど、そのお店のすぐ隣には、ペットショップが建っていて、

店先には、たくさんのインコや、文鳥といった小鳥が、

鳥籠に入れられて、下がっている。


嘘たいな、本当の光景。


私にはとても、どちらのお店でも、お買い物をする勇気はない。

そして、写真を撮る勇気も、なかった・・・・・・。


気分を変えて、鶏肉を使った料理の話。


両親が中華料理店を経営していて、自分はあとを継がないよ、と言いながら、

料理をするのが、私よりずっと上手い友人のの1人から、

いくつかの中華料理のレシピを、教えてもらっていたときのこと。


他のことはいい加減でもいいから、


「鶏ガラスープだけは、ゼッタイに一から自分で作って欲しい」


と、言われた。


そうすれば、味が、絶対に違ってくるから!と、いうのだ。


へえ、そういうものなのかな。


で、言われたとおり、実際にやってみて思ったのは、


味が、劇的に変化する!


か、どうかは、正直わからないけれど、なんだか、すごく本格的に、

料理している気分になるなあ、ということだった。


つまりは、気分の問題だったわけだけど、これって結構、大切だなと思った。

お湯の中に、中華鶏ガラ風味の粉末を入れるのと、

自分で鶏ガラをぶつ切りにして、水の中に落とすのとでは、

湧いてくる、やる気が違うからだ。


だから、この冬も、時間があれば私は鶏ガラを叩いて、

冷たい水の中に入れる。


包丁でつぶした長ネギと、皮付きのショウガも一緒に入れて、

一番強い火力で、一気に沸騰させる。


ものすごい勢いで鍋の底にぶつかっていくガスの炎で、

冷たくなった手を暖めながら、黙々とアクをすくい取る。


そして、出来上がったスープで、何を作ろうかなあ、と、ぼんやり思案する。




Torigara ra


冬といえば、芋か。


芋といえば、サトイモか。


独り占めしている!

「田舎で生活する人たちは朝が早い」


と言うけれど、そんな人たちよりも、更に、もう少しだけ、私は朝が早い。


目を覚まして、カーテンを開けながら、うーんっ!と、背伸びをしていても、

疲れているときには、もう少し寝ていたいな、と思うこともある。


だけど、1番というのは、やっぱり気持ちがいい、と思う。


着替えて、仕度をして、外に出る。

自転車の鍵を外す。


まだ、星の姿がわずかに残った、太陽も昇りきらない暗い灰色の空。

明かりの灯っていない、真っ暗な影を落としたままの民家。


夜通し働いて、ようやく、その仕事を終えようとしている外灯の、

ぼうっとした明かり。


露出した肌をぴりぴりと麻痺させていく、冷たい空気。

吐きだされる、白い息。

まるで、巨大な洗濯機で洗われたばかりみたいに、

新鮮な匂いがする空気。


朝の、冷たい空気!


新聞配達をする人たちと、牛乳配達をする人たち以外は、

まだ、誰ともすれ違うことがない道。


「独り占めしている!」と思う。




hitorijime



仕事場に着く。

私は予定通りに来たのに、まだ、同僚が一人も来ていないのに気が付く。


「独り占めは寂しいじゃないかあっ!」と思う。


「HEROES/ヒーローズ」能力者たち。

アメリカで製作された「HEROES/ヒーローズ」というテレビドラマが、

「HEROES/ヒーローズ」というタイトルであり、

特殊な能力を持った人たちが数多く登場する作品である限り、

やっぱり、注目しないわけにはいかないのが、

その、能力者たちだ。


ドラマの中に登場する能力者たちは本当に様々で、

彼らの存在とその能力こそが、この「HEROES/ヒーローズ」の物語に、

想像もつかないような展開を、幾度となく、もたらすことになる。


そんな中でも、1番ユニークだと思ったのは、

政治家の兄を持ち、自身は介護士として働きながら、

ちょっと夢見がちな性格をしている青年、ネイサン・ペトレリ(マイロン・ヴィンティミリア)。


日本人サラリーマンのヒロ・ナカムラと共に、物語上、

重要な役割を果たす登場人物として、活躍していくことになる彼は、

やがて、自分の持っている能力に気が付き、その力について

訊かれると、こう答える。


「僕は、一人では何もできないんだ」


この言葉には、実は深い意味が、色々と込められているのだけど、

それは、ドラマを見た人だけがわかる秘密。


彼の特殊能力が、ドラマの中で正確に判明したときには、思わず、


「そうきたかあっ!」


と思ってしまうかも知れない。

それくらい、彼はただ一人、本当に意外性のある能力を、

持つことになるのだ。


ちなみに、この「HEROES/ヒーローズ」の作品中で、

いったい、どれくらいの能力者が登場するのかというと、

思いつく限り書いてみたら、かなり、すごい数になった。


その能力だけを記載してみる。



未来を予知する。 【Precognition】

自分の体に負ったあらゆる傷を治す。不死身能力。 【Tissue Regeneration】

自在に空を飛ぶ。 【Flight】

あらゆる障害物を通り抜ける。 【Phasing】

頭に思い浮かべた人物が、現在どこにいるのか瞬時にわかる。 【Pursuit Discovery】

放射能を放出する。 【Radioactivity】

物体を一瞬にして溶かす。熔解。  【Melting】

時間と空間を完全に操作する。時空操作能力。 【Chronokinesis】

1度見たり、聞いたりしたものを完璧に記憶する。 【Enhanced Memory】

相手の心を読む。 【Telepathy】

コンピューターを自在に操作する。 【Technopathy】

もう一人の怪力を操る凶暴な人格を自分の中に持つ。 【Enhanced strength】

任意した箇所の記憶を消し去る。  【Mental Manipulation】

相手の能力を完全に封じる。 【Mental Manipulation】

物体を自由に動かす。 【Telekinesis】

炎を生み出し、自在に操る。パイロキネシス。 【Pyrokinesis】

触れたものを自在に凍結させる。 【Freezing】

透明人間になる。 【Invisibility】

小さな音でも完全に聴きとる聴力を持つ。  【Enhanced Hearing】

電子データを自由に送受信する。 【Electronic Data Transception】

命令することで相手の人物を完全に従わせる。 【Persuasion】

機械や人物の構造を外側から完全に把握することができる。 【Intuitive Aptitude】

他人の夢の中に、必要としているイメージを写す。 【Dream Manipulation】

相手に現実と違う映像を見せ、錯覚させる。 【Illution】



さて、ここまで見てみて、どうしても気になるのは、

あまりに便利すぎる能力は、時として物語の進行を、妨げることに

ならないだろうか?ということだ。


実際には、作品中に自分の持っている能力を自在に操れる

能力者というのは、ほとんどいないので、

そこまでの心配はいらないのだけど、あまりに便利すぎる力を持った人物は、

物語上、早く退場させられてしまう可能性もありそうだ。


さて、それでは上に書いた能力の場合だと、いったいどれが、

その「便利すぎる能力」に該当するのか、

ちょっと、考えてみるのも、楽しいかも知れない。




HEROES !

HEROES / ヒーローズ Vol.1       ◇現在発売中
HEROES / ヒーローズ DVD-BOX 1  ◇2008年3月20日発売予定
HEROES / ヒーローズ DVD-BOX 2  ◇2008年5月15日発売予定

「HEROES/ヒーローズ」究極のクリフハンガー。

海外ドラマ「24 -TWENTY FOUR」がヒットした理由の

一つには、毎回、あからさまなくらいクリフハンガーな展開に

こだわった、ということが、あると思う。


「崖に」、「つかまる」、という言葉の通り、

絶体絶命!次の展開がどうなるのか凄く気になる!という

瞬間で物語を、突然終わらせてしまうのが、クリフハンガーという手法。


「24 -TWENTY FOUR」の場合には、1シーズン全24話を、

この手法で最後まで貫き通すという、ものすごく潔い決断をして、

ドラマそのものをリアルタイムで進行させる、というやり方と共に、

大きな支持を集め、大成功を収めた。


そもそも、日本でテレビドラマといえば、約三ヶ月に渡って、

全12話程度で放送されるのが、最も一般的だ。

それに対して、アメリカのテレビドラマの場合は、

1シーズンを約半年かけて、22話くらいで作られる。


しかも、毎週必ず放送されるわけでもなくて、

特別番組や、ドラマの製作そのものが間に合わなかったりして、

次の週は突然、再放送に切り替わってしまうこともある。


つまり、新作のエピソードが放送されるまで、視聴者の興味を

惹きつづけなければいけない為に、結果的に、クリフハンガーな

終わり方をするドラマが増えることになるようだ。


そのせいか、海外ドラマの場合、

エピソードの中盤(たいていは12話あたり)で、必ず、大きな変化や、

その後を期待させるような、ものすごい展開が、起きるのが定番になっている。


視聴者の興味を、もう一度惹きつけようとする手段なのだろうけど、

たとえば、「24 -TWENTY FOUR」だったら、そのあたりで一度、

必ず重要なテロリストが逮捕されたり、追っているテロリストの

重要な真実が明らかになったりする。


では、「HEROES/ヒーローズ」の場合はどうかというと、

そんな印象的な山場ともいうべき展開が、なんと、

第4話の時点で、突然!起きる。


この「突然!」とは、本当に「突然!」だ。

見ている人間は、絶対に、誰も予想できない。


実は、視聴者だけでなく、ドラマに登場している人物たちでさえ、

誰1人、この展開が理解できていない。


それもそのはず、まだ、ドラマは、登場人物たちが、

不思議な能力によって起こされた、正体不明な現象に

困惑するばかりの日常を、描いている途中なのだ。


そんな中で「HEROES/ヒーローズ」は、呆気にとられるような

もの凄い急展開を、ほんの一瞬だけ見せたかと思うと、

また、何事もなかったかのように、元の日常のドラマに戻るのだ。


アメリカでは、この回の放送はものすごく大きな評判になったという。


いったい、なにが起きるのか。


いったい、なにが起きたのか。


それは、見た人だけがわかる秘密だ。


合言葉は、「チアリーダーを救え!世界を救え!」


この瞬間を境にして、ドラマは能力者の日常から、徐々に、

世界を救う物語へと変化していくことになる。


「HEROES/ヒーローズ」という作品は気になるけど、本当に面白いのか心配」


と思っている人がいたら、まずはこの、第4話までを

視聴してみることを薦めたい。


なぜなら、この回には、間違いなく「HEROES/ヒーローズ」の、

【絶対、予想不可能な物語】という魅力が、詰まっているからだ。



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「HEROES/ヒーローズ」世界を救え!

ついにDVDの発売とレンタルが始まった海外ドラマ、「HEROES/ヒーローズ」。

テレビCMもかなり積極的に流されているようで、

これからの盛り上がりが、気になるところ。


「24 -TWENTY FOUR」のような、たとえ見たことはなくても、

誰もがタイトルくらいは聞いたことがある、というような作品になれるかどうかは、

まさに、これからの広がり次第だと思う。


さて、ドラマ「HEROES/ヒーローズ」は、序盤、とてもゆっくりと

物語が動き出していく。


そもそも、特別な能力を持った主要な人物たちも、

ドラマが始まった当初は、そのほとんどが、自分の持っている特別な力に

まだ、気づいてさえいない。


そのためにドラマは最初、そんな人物たちの普通の生活や、

家族や友人たちの関係、普段の仕事や学園風景などが、とても丁寧に描かれていく。


登場実物も多いし、しかも一見、そんな彼らには、

なんの共通点もないように見える。

物語の動き出す場所も、それぞれの登場人物が住んでいる場所から

始まるので、それがアメリカであっても様々な州に分散していたり、

日本や、インドにまでこのドラマの登場人物たちはいる。


でも、だからといって、物語の展開までがスローペースなのか

といえば、決してそんなことはない。


たとえば、物語の最初からヒーローたちには、それぞれに

立ち向かうべき相手というのが用意されている。


普通では考えられないような手法で人を殺していく、

明らかに普通ではない力を持った連続殺人鬼、サイラー。


ラスベガスに巨大な裏の組織を持ち、非合法な仕事をしている男、リンダーマン。


次々と能力者たちの居場所を突き止め、それを拉致していく正体不明の組織。


登場人物によって、関わり方は様々ではあるけれど、

でも、そのうちの一つ、あるいは複数の敵と、メインキャストたちは

必ず関わりあうことになっていく。


それはつまり、普通の生活を持っていた登場人物たち一人一人が、

それを契機に、普通ではない、非日常の世界に追い込まれていく、

ということでもある。


望む、望まないに関わらず、特別な能力を身につけてしまった、

あるいは、そういった人物と関わりあうことになってしまった人たちが、

これまでとは違う、非日常の世界へと入って行かなければいけなくなったとき、

物語は初めて、ヒーローになる可能性を持ったそんな彼らを、

様々な形で引き合わせいくことになる。


つまり、ヒーローたちは出会う。


そして、ある者たちは結束し、ある者たちは対立する。


にもかかわらず、彼らはみんな、なぜか同じことを呟く。


「世界を救うんだ」


普通の生活を送っていた人たちの、日常の物語が、

やがて、世界を救うための、戦いの物語になる。


それが、この「HEROES/ヒーローズ」なのだ。