気がつけば、ボストンはすっかり秋も深まり

冬がもうそこまで来ています。


街中の黄葉がなんとも美しく、

11月にしてダウンジャケットという寒さにめげず

散歩を楽しめる魅惑の季節。

黄葉

路上の車は、落ち葉に黄色く埋もれていますが

それも季節の味わいをぐっと深めてくれます。


ボストンに戻って早2週間が経ち、

すっかり元の生活に戻りました。

ボチボチお友達との再会も始まり楽しい毎日。

みなさんお元気で何よりです。


一方英語の方はというと、これがあまり楽しくない。

先日、教会でのESLレッスンへカムバック。

一人別次元に飛ばせていただきました。


2ヶ月前は、中国政府の少数民族の処遇について触れ

中国人の方との見解の相違に、苦笑いを浮かべていたのを思い返し、

いったいどうやって、あの会話をしたのだろうか…?

何の単語を使ったのだろうか…?

未ださっぱり思い出せないのです。


まずいなー。

打開案

① ランゲージエクスチェンジwithジョンさん

② 来学期のフレッチャー聴講突撃


でもまずは、図書館で借りた

ガラパゴスの世界最後のピンタゾウガメについて書かれた

『LonsomeGeorge』


あと1週間で読破しないと延滞になっちゃーう。


同じ日に借りたドラゴンボールZ19~26巻は5回は読み返し、

Idiot! (バカ!)

Curse it! (ちくしょー!)

Weird! (変だぞ!)

はマスター。


Djinn (精魔←魔人ブウ)

Warlock (男性の魔法使い←ボビディ)


などなど登場人物の職業もバッチシなんだけど。


LonesomeはまだChapter1。がんばりましょう。


地元ケンブリッヂの地物(?)で自信をもって勧めるもの。

それはToscanini 'sのアイスクリーム。


ニューヨークタイムズでも、

the best icecream in the world!!

と絶賛されているこのお店、ケンブリッヂに来た当初からずっと気になっていながら

口にするまで3ヶ月を要した。


ケンブリッヂのCentralSqからInmanSqを結ぶBeaconSt沿いを車で走る度気になっていた

Toscanini's

と大きくお店のガラスに描かれたモダンな外観のお店。


トスカーニ地方を連想させる響きから、勝手にイタリアンのお店を想像し

時が経つこと3ヶ月。


ある日、UnionSqでのFarmer'sMarket(野菜の産地直物販売市場)で

Toscaniniのテントがパンを販売している場に遭遇。

値段の高さに商品のクォリティが高いお店であるのだろうと学びつつ、パンとしては拙宅には高級すぎの感あり、又逃す。


そして、数日後、友人宅へのお土産の、焦げたケーキの代わりを探すため

WholeFoodsを物色していると、アイスクリームコーナーに、発見!

Toscanini'sの文字!

ice


もう逃れられない。運命としかいいようがない。


GNR(=Grape Nuts Raisins)というのを一つ手にして友人宅へ。

そしていただいてみるとこれが驚くほどおいしい!!!!

友人にも好評で、手焼きのケーキを持参するよりよっぽど喜ばれたと思う。


その後、近所のCentralSqにあるToscanini's Cafeへ。

カプチーノとラムレーズンのダブルをオーダーしていただく。

ラムレーズンはある程度想像できたおいしさでしたが

カプチーノ、これ一口食べて美味しさに驚き。

実際にカプチーノを飲んでるかのような香りの高さ。


また友人はお店の人に勧められるままにピーナッツバターを手にしていたが、え、ピーナッツバターなんてどアメリカなもの頼んだら、

(しかもアイスだし)ま、まずいんじゃ・・・


という万人の予想を覆す、さわやかな甘さ(なんだそりゃ)

とにかく美味しい。


値段だけあるナァという感じ。


*ちなみにお値段

500mlほどのカップ:5ドル弱(WholeFoodsにて)

ダブルで注文   :5ドル弱(Toscanini's Cafeにて)


Cafeでは、アイスのほか紅茶、フレイバーティ、コーヒーも多彩。

CentralSqのお店では、すぐ横にアイスクリーム工房があるフレッシュさであります。


近所のオーガニックフード店、「WholeFoods」へ。

チーズコーナーを通りがかると、空腹の体を留めるものが。

試食台である。ワインのクッキーとある。

wine cookie

ふぅぅん…。


AMERICAN VINTAGE WINE BUSCUITS


NYで生産、値段は20枚程度で5.99ドル。高いな…。

「買う気がないなら食べない」が鉄則の試食。


「買う気がある…ある。ある!」と自分を欺きパクリ。


一口食べると口に広がるジンジャーの香りとほのかなワインの酸味とアルコール。


おいしーい!!

もいっかい確認作業。


と、もうひとつパクリ。


そして次の瞬間、その品は買い物かごの中に収まった。

無類の酒好きである夫が喜ぶに違いないと、千鳥足、もとい浮き足にて帰宅。


写真は白ワインのクッキーだけど、ほかに2種類ほどあります。

白が一番舌にピリッと飲酒気分で、オススメ。


ボストンに戻って早半月。

記事をアップするにも、記憶をたどるのがややしんどくなってきます…。


キーウェスト初日。

宿泊は、島の目抜き通りDuval Stの南のほうにある、Avalonというホテルです。

こじんまりとしていますが、清潔で、従業員も親切で、バカンス気分を盛り上げてくれるかわいらしさ。

何より、赤ちゃん用の、クリブ(ベビーベッド)を貸してくれるというのが気が利くではありませんか!B&Bは子供お断りのところもあるくらいで、これだけ準備がいいところはなかなかない。プールが小さいのが難点といえば難点(「ちょっとした温泉」サイズ)ですが、アットホーム雰囲気ということで、それもまたよしとしちゃおっか、と。

avalon entrance avalon

avalon bath



キーウェストの欠かせない観光ポイントの一つ。アメリカ最南端のSouthenMostPoint。

キューバまでは90マイルという近さ。 今はこんなにのんびりほのぼのした島ですが、実際には昔から軍事的に非常に重要な島であったことを実感させられます。

southernsouthern 2

右の写真の、左方に写っているのは海を描く絵描きさん。キーウェストは芸術家がたくさん暮らしていて、昔のフランスバルビゾン的場所なのでしょうか。島の目抜き通りには美術館や、アートショップがたくさん並んでいて楽しい。やはり海の絵が多かったですね。あとロブスターものも。

夕飯は、キーウェストで超有名な海沿いレストラン ルイーズバックヤードへ。地球の歩き方にものっているし、飛行機であったマイアミ在住のアメリカ人もオススメでした。有名なだけあり、夕暮れ時の空と海を前に、波の音を聞きながらとる食事は良い思い出になりました。

旅の風景~言葉を失い感傷に浸る系~ベスト3に入りそう。

雪深い山間部を走る田沢湖線の車窓の風景、パルミラ遺跡の朝焼け、そしてこれ。

ルイーズバックヤード

料理もよかったです。特にホタテに舌鼓を打ちます。


この旅の定番ドリンク、ピニャコラーダも進み、3杯らくらく収まりました。



マイアミと車。

この2つが出会ったら、必ず行かなければならないのがセブン・マイル・ブリッヂ車

別名天国へ続く橋船


フロリダ半島南端からUSA最南端のキーウェスト島まではアメリカの国道1号「US-1 -overSeasHighway-」にのって160mile、車で3時間半の道のり。メキシコ湾を点々と南へ続く群島Florida Keysと、大小42本の橋を越えていきます。その橋の中でもっとも長いのがセブン・マイル・ブリッヂ。数々の映画のシーンに採用され、有名どころではアーノルドシュワルチュネッガーのTrue Liesで、ミサイルで壊れちゃうシーンに使われているらしいです。私は見てないですけど絶対絶対迫力だと思う!あの風景を撃破してしまうミサイルって、どれだけショッキングなんだろうか…


マイアミからの往路は、残念ながら10m先も見えない激しいレインストーム。

フロリダ半島の先っちょあたりから、すでに遠くに渦巻く雨雲が見えております…。

rain storm2


恐れていた通り、ドライブの佳境は渦に巻かれて終了。

が、幸いにKeyWest島に着いたら、空も晴れていました。

たくさん島と橋を通り過ぎたせいで、あれ?これひょっとしてキーウェスト?かな? ???

という不確かな状態で、島に入ったらすぐ南に方角をとる予定が、わけもわからないままに島の北岸方面の道へ。

ということで写真は島の北側の写真です。(どっちでもいいか)

key2 key1


一方帰路のドライブは、ばっちりでした!!

写真では伝わりきらないかなー。残念だ!

1枚目はまさしく天国へ昇り中。この先には竜の城が!!と叫んでしまうのはドラクエ効果。

2枚目は、7milebridgeではないけど、ともあれ左右は延々とこんな風景ですよーという写真。

沖縄にも、こういう海を走る道があって感動モノだったけど、7mileは、橋が傾斜して空に上っていく感覚があって、これは沖縄では味わえない。

7bridge return2 7bridge return1


でも、見方を変えると、この空へのぼる感覚以外は、沖縄も負けていない!

てことで、愛国心を満足させてももらったのでした。


マイアミ万歳。日本万歳。


しつこいようですが、8月12日から14日までの2泊3日は

マイアミビーチで過ごしました。


おもひでが多すぎていつまでもブログを更新できないので

ざっくりあっさり旅のフレームだけ、写真で振り返ります。


hotel atrantica

マイアミ宿泊先のスイス系エコノミーホテル。

安い・ビーチそば・清潔・親切

で、格付けサイトTraveladviserで、マイアミ193ホテル中2位。

他の上位が高級ホテルのなか、目玉でした。




miami beach

青い海を温水にする太陽がギラギラと照りつけるビーチ


miami beach

実に白く広いビーチ。ゴミ箱がきれいに並んでいます。

点々とStreet名を書いた立て看板も。今いる場所が、どの通りの延長線上にあるか示してくれているわけです。

これのおかげで、広大なビーチからでもすんなり目的の通りへ出れます。海、砂、パラソル、の光景がどこまでも広がっているから個人である点の座標がわかるように軸が設けられてるわけですね。


ocean street

ビーチ沿いの、OceanDrive

夜ともなると、ネオンと音楽とムンムンでいっぱいに。

マイアミの正しい過ごし方は、昼はビーチで夜はここ。

家族連れは遠巻きに眺めるしかなくて、物悲しさを感じてしまった。


healty family

健全な家族はこうなります。@Avalon


rain storm

2日目の夜、熱帯の証明スコールに見舞われる

スナックスタンドでハーゲンダッツの雨宿り

結局止まずに夫が息子を肩に担いでホテルまで猛ダッシュ


旅の序章のつもりのマイアミで十分に満喫してしまい

この後の、メインKeyWestはどうなってしまうの!?


と嬉しいパニックに陥りつつ、マイアミを後にしました。


マイアミ入りの景気づけはシーフード。


ビーチ沿いのAvalon へ。

Restautrant Avalon


オープンテラスの入り口ではダンサーのようなプロポーションの女性。

バンドの生演奏をBGMに軽く体を動かしながら、通りの人々へ笑顔を送る。

店員さんもみな笑顔で気さくで、ボストンのような取り澄ました感じがなく気持ちが良い!


結構雰囲気の良いお店で、赤ちゃん連れはお断りかと思いきや、ハイチェアまで用意してくれて息子も大満足!!

私たちの後ろ2組は、デート中の男女だったので、赤ちゃんの登場で興ざめさせてしまったかもしれません…。

特に、パックン似の男性がリードするカップルは女性がつまらなそーにフォークを動かしていて、会話もほとんどなくあせるパックンの後ろで響く赤ん坊の雄たけびは、さぞかし神経に障ったことと思います…。


そんな後ろめたさを感じつつも、こちらはこちらで十分に楽しませてもらわなくっては!

オーダーした料理の中では、ムール貝が絶品!新鮮そのもので移動の疲れもこの天国を味わうための苦行と思えばぜんぜんなんてことはない。

お魚はというと、やはり日本の味にはかなわないなぁというのが正直なトコロ。

なんで外国の白身魚ってこうも水っぽいか、やたらパサパサなんだろう??

白身だと、魚の脂が少ないから調理方法でうまみを出すのが日本風だけど(何様?)、所に変われば好みも変わるんですね。

アメリカ人は、お肉もお魚も脂身嫌いなんでしょか。スーパーのお肉も霜降りなんて店頭にすら並んでないし。まぁ自分の体に十分蓄えられてるからこれ以上はいらんということなのでしょうかね。さすが合理的なアメリカ人、感心です。


でも、私たちは、やっぱり合理主義より快楽主義☆

その後の旅中、魚はやめてロブスタ・貝・エビ三昧にいたしました♪

8月14日早朝。


昼の便に乗るために、早起き。

イギリスでの米国系航空会社へのテロ計画犯逮捕が報じられたため、厳しいセキュリティチェックが予想される。


が、マイアミ行きは世捨て人の天国行き。

結局あっさり君で、出発の2時間半前にはゲート入りしてしまうことに。ひま子です。ふーんやっぱり国際的にも日本人顔=仏顔なんでしょうかね。液体は機内持ち込み不可のはずが、ベビーのジュースが見つかるも、楽々スルー。前のラテン系カップルは、ごっそり持っていたスキンケア用品をことごとくNG出され、没収か、長蛇の列を逆行して、預け荷物にしてくるかの瀬戸際で、結局後者を選択したみたいお気の毒というかなんというかニュース見てこなかったか…。


ともあれ、機上の人となる。


お昼寝から目を覚ますと、隣の席の女性がいないいないばぁをしてくれている(もちろん私にではない)。

それをきっかけに仲良くなって、マイアミキーウェストのオススメの場所をたくさん教えてもらった。これがどれも外れ知らず!さすが現地住民は違う!彼女のおかげで素敵な旅行になったと思う。


マイアミに降り立つと、そこは青い空、そびえるパームツリー、そしてムンとものすごい熱気。シリアを思い出す。

アメリカは、本当に中と外の温度差が激しい。屋内では手足が冷たくなるほど空調がきいて寒いのに、一歩外へ出るとくらくらするほどの暑さなのだ。シリアは空気の流れや水の効果を生かし自然に屋内を涼しく保つ建物構造だったので、体に優しい暑さだが、アメリカはギンギンに電気空調がきいている。肥満が多いせい?



ともあれ猛暑の中、節約のためタクシーには見向きもせずバス乗り場へ。

目的地はホテルのあるマイアミビーチ。


ガイドブックには、#7でダウンタウンまで行き、そこでマイアミビーチ行き(#Cor#S)に乗り換える。

とある。


が、乗ってみるとそのダウンタウンエリア、100メートル置きに停留所が!

バス停の名前もすべて ”○△□Street" という具合。

いったいどこで乗り換えれば?!


運転手さんに

「次で降りて2ブロック先の広い通りで乗り換えれば、ビーチへ行けるさ!マダム!(バチッ)」

と親切に教えてもらい、再びサウナへ。


2ブロック2ブロック…。


うそつき。


4ブロックあった。しかも1ブロックが暑さがこたえて長すぎる。

マイアミの人間はおおらかだというけれど、この大言壮語は殺人的…。


家族3人分の荷物が重い(夫)。息子のストローラーも車輪が重い(私)。タクシーを主張する夫の視線がいたい。しかしここまできたらあきらめたくない。


ようやくバス停にたどり着くが、意識が朦朧として、ダウンタウン方面なのかマイアミビーチ方面なのかが停留所から読み取れない。というか、To DownTownとなっているが、もう歩きたくないから信じたくない。一応そこにいた身なりも怪しいおじさんに「マイアミビーチ?」と聞くと、考えたくなかったが思った通り片側4車線の道路の向かい側だと。


「HAVA GOOD DAY!!!!」

と手を振ってくれるおじさんに「ゆーとぅー…」

とかろうじてスマイルを返し横断するととすぐにバスがやってきた。


ビーチ行きではない。


「ビーチに行きたいの」


「乗り換えのバスプールまで、つれてってやるゼ、おっとお金はいらねーゼ」


きゃほー!!

さすがおおらかなマイアミ人!

旅行ではなんでも尋ねることが道を拓く。


そんなこんなの苦労を経て、何とかホテルまでたどり着く。


ここまできたら、もう怖いものはない!

楽しんで楽しんで楽しみまくるだけ。


最初の晩は本場のカリビアンシーフードを早速楽しむことに。

機内で出会った私たちの水先案内人お勧めのお店に決める。

マイアミビーチに面したOceanDriveは最高のロケーションだ。

その名も「Avalon」 極楽島

Restautrant Avalon


           つづく

フロリダは常夏のマイアミ&キューバまで60マイルのキーウェスト島晴れ

miami beach


ここは天国です…!

時に黎明期のような、そして時にこの世の終わりのような美しい光景に連日脳内スパーク中流れ星です。

フロリダといえばラム。ピニャコラーダを毎晩飲んで、この旅 ぴにゃこ に改名しました以後よろしくお願いします。


レインストームの中をダッシュしたり、運転したり、ビキニにゴーグルで泳いだり、骨董屋のおじいさんと仲良くなって、そんなにアンティークが好きならアンティークと結婚してアンティークを生め!!と父子にに申し渡されたり。などなど…


そんなぴにゃこの極楽とんぼな日々も残すところあと3日。


後々そんなこんなの旅行記もつづりたいと思います。

知り合いのハリソン・フォードファンの方から、20本以上のハリソン・フォードビデオを借り入れ、まずはスピルバーグのインディジョーンズシリーズ第一作「Raiders of the lost ark」を鑑賞。


この作品の財宝は、モーセの十戒が書かれたオリジナルの石が入った聖櫃。それを手にしたものが世界の覇者となれるという伝説がある。時代は第二次世界大戦期、ナチが狙っているとの情報を受けた連合軍が、インディに発掘を依頼、インディはカイロへと旅立つのだが…。


ストーリーはさておき、舞台はカイロ。勿論たくさんのアラブ人が背景になっているのですが、あまりに見事にその性質が表現されているのに、話の展開そっちのけで夫婦して笑ってしまいました。


まずお祭り好き。ナチvsインディがどんぱちするのを、普通なら働いてるはずの昼最中、大量のアラブ人の男たちがみな観戦に夢中になり、西洋人(アラブ人比めちゃめちゃかっこよく描かれてる)を囲んでそれいけそこいけとわーわー大騒ぎ。”バン!” わー! ”ドン!” うぉー! ただのスークがコロシアムに一変…誰も逃げやしない。逃げるどころか熱くなった「観客」の一人がインディに剣で勝負を挑む始末。が、自身の剣さばきをインディに見せびらかして(威嚇?)いる間に、あきれ顔のインディにヅキューンとやられ即死。で、死んだ男の剣はというと、「観客」総出でもみくちゃの奪い合い、インディが立ち去る背景では、勝ちとった男が高々と「とったどー!!」。これぞ毎日厭き厭きしていたアラブ商人気質の根っこ。また、インディが奪われたヒロインを取り戻すために迷路のような町中を走り回るのだが、そこではお金を無心する人々が体中にまとわりついて身動きがとれなくなるし、中東では決して私たちが思うように行動できないという現実をしっかりと捉えている!本当に見事なまでの事前調査!パチパチパチ。


でも、誇張なくありのままが描かれているのに、緊迫感に欠けるお間抜け軍団という印象がにじみ出ていて、ちょっとばかにしすぎじゃない?とカチンときてしまうところも。シリアで1年間過ごしている間に、苛立つけど懐かしい、という屈折した愛着がしっかり芽生えてしまっているのを改めて思い知らされました。


アラブを知る上でとても良い映画。

ハリウッド映画ならではスペクタクル、ではなくこれがアラブの平和な日常スタイルなのです。


イスラエル-レバノン情勢も、この平和な日常に一日も早く戻れるよう祈ります。