HMB(β-ヒドロキシβ-メチル酪酸)は、ロイシン(一種の必須アミノ酸)の代謝物質として知られており、筋肥大の促進に関与していると考えられています。
しかし、広告でよく謳われているように飲むだけで筋肉がバキバキになるという魔法の薬ではありません。
適切なトレーニングやそのほかの食事内容も関係してくるため、過度な期待は禁物ですが、まったく効果が無いという訳ではありません。
HMBについての正しい知識を理解し、適切な摂取方法を実践すれば、筋肥大に有効な成果を得られる可能性があります。

 

​​筋肥大に効果的に効かすためのHMBの摂取方法とは​​

 

適切な摂取量
一般的に、HMBの推奨摂取量は2~3グラムです。
ただし、個人の体重、トレーニングの強度、目標によって異なる場合があります。
自身のニーズに合わせた適切な摂取量を確認してください。

 

タイミング
HMBは通常、トレーニング前後に摂取することが推奨されます。
トレーニング前に摂取することで、筋肉の保護と回復を促進することができます。
また、トレーニング後に摂取することで、筋肉合成を刺激し、筋肉の成長をサポートすることができます。
トレーニング後にプロテインと一緒に摂取すると、より効果的です。

 

タンパク質との併用
HMBは、タンパク質合成と筋肉の成長をサポートするために重要な役割を果たします。
トレーニングや食事によってタンパク質摂取量を増やすことも重要です。
タンパク質を含む食事やプロテインなどのタンパク質サプリメントとHMBを併用することで、より効果的な結果が得られる可能性があります。

 

継続的な摂取
HMBの効果を最大限に引き出すためには、継続的な摂取が重要です。
効果を実感するまでには個人差がありますので、最低でも3か月程度は継続的に摂取し続けることが大切です。

 

 

 

 

 

 

​​HMBの評判が良くない理由​​

 

​HMBは効果が無いという意見や、HMBを摂取しているというと良いリアクションを得られないということが良くあります。
HMBは正しく摂取すれば、筋肉の成長を促進してくれる可能性があるにも関わらず、効果が無いと言われるのは何故なのでしょうか。
理由の一つとしては、YouTube広告の内容や、過大広告が目立ってしまっているからです。
《飲むだけでバキバキに》《飲むだけで痩せる》《飲むだけで韓国人俳優みたいなカッコいい身体に》などのHMBを魔法の薬のように宣伝する内容を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
この《飲むだけで…》というフレーズが、そもそも誤りです。
本当に飲むだけで効果が得られるのなら、世の中に太った人は存在しません。
サプリメントはあくまで補助という事を認識することが重要です。

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