Vol.77 2011 Spring/Summer Collection 5
2011 Spring/Summer Collection 5
ニューヨーク・コレクションで忘れてはならない重要な二人のデザイナーのコレクションを紹介しましょう。
フランシスコ・コスタのCalvin KleinのコレクションテーマはSultry and Sexy・官能的でセクシー。圧倒的なシンプリシティの中に都会的な切れ味とエレガントな心地よさを兼ね備えたアメリカン・スポーツウエアを提案しています。デリケートなプリーツがほどこされたドレスや鋭角的なショルダーラインのドレス、彫刻的なロング・イブニングドレスがカルバン・クラインの真髄を表現しています。
後ろ姿もセクシーですね。
色はアイボリー、サンド、ストロー、チャコールなどナチュラルカラーが中心で、ブルーやレッドをアクセントカラーとして使用しています。
(photo by Patrick McMullan)
シンプルでセクシーな服はアメリカの女優たちにも支持されています。フロントローに座っているのは左から、ジュリアン・ムーア、ケリー・ワシントン、イザベル・ルーカス、ケイティ・ホームズ。彼女たちの美しさに見とれました。
ラルフ・ローレンはレザー、フリンジ、レースを多用してロマンティックな中に芯の強い女性をエレガントに表現しました。
ランウエイの動画はここ
でご覧ください。舞台のシャンデリアはこのショーの為にしつらえられたものです。
レザー、リネン、コットン、ニット、スエード、シルクなどの様々な素材に色を白、アイボリー、クリーム、茶に絞ったコレクションは一幅の絵画を見るようです。最後に登場したラルフ・ローレンも白いシャツに茶のレザーパンツで、コレクションのテーマに合わせていました。
カルバン・クラインとラルフ・ローレンの会場付近で見かけた素敵なモデルとジャーナリストの着こなしをご覧ください。
それぞれさりげない着こなしの中に個性が光っていますね。コレクション期間中は、ランウエイだけでなくストリートでも素敵なファッション・ショーを見ることができます。













