Vol.78 Spring/Summer Collection : 6
Spring/Summer Collection : 6
ニューヨーク・コレクション期間中には様々なパーティも行われますが、トミー・ヒルフィガーが25周年を記念して、コレクション会場のテントの隣のメトロポリタン・オペラ・ハウスで開催したパーティはとてもエキサティングでした。
25年前、トミー・ヒルフィガーは、衝撃的な広告戦略で鮮烈なデビューをしました。私もその広告をとてもよく覚えています。
ライバル・デザイナーのペリー・エリス(PE)、ラルフ・ローレン(RL)、カルバン・クライン(CK)の名前のイニシアルを使用して、次に注目されるデザイナーは、トミー・ヒルフィガー(TH)だと謳いあげたのです。
そして25年後の現在、THのトミー・ヒルフィガー・ブランドは世界に浸透し、彼は億万長者になりました。9月14日付けのWWDでは、25周年を記念して64ページの特別別冊が作られました。その内容は25年の歴史と5番街に新しくオープンした旗艦店の情報まで盛りだくさんです。トミー・ヒルフィガーはアメリカン・ドリームの実践者と言えるでしょう。
9月14日に行われたパーティ会場の入り口には300ドルで雇われた“トミー・ボーイ”と呼ばれるトミー・ヒルフィガーの服を着たイケメン・モデル25人が、レッドカーペットにずらりと並び今宵のゲストを迎えました。
メトロポリタン・オペラ・ハウスのロビー全体を使用したパーティは照明効果だけで、雰囲気をもりあげています。ロビーの中央には緑の葉で出来た巨大なアメリカ国旗が飾られていました。
1階では、セレブリティたちの撮影がおこなわれ、ジェニファー・ロペスや、レ二ー・クラビッツも来ましたが、残念ながら、写真は撮れませんでした。
モデルたちに囲まれたトミー・ヒルフィガーの写真は撮ることができました。
ロック音楽を愛するトミー・ヒルフィガーは、このパーティも音楽がテーマです。DJのポールさんが様々な音楽をまわして会場を盛り上げました。
そして、11時から、人気バンドのThe Strokesの演奏が行われました。
ゲストはノリノリで、踊る人もいましたが、私には音が大きすぎて、たくさんのショーを見た後だったので、実はちょっと疲れました。
パーティに欠かせないフードと飲み物はふんだんに用意され、1000人以上のゲストも満足していたようです。
光と音楽のパーティはこうして、夜更けまで続いたのです。本当にニューヨーカーはタフだなあと、こういうパーティに出席するたびに思います。このパーティの後も多くのゲストはクラブや他のパーティへと繰り出したそうです。
New Yorkers Never Sleep!














