Vol.21 New York Spots(1) Museum Ghost
New York Spots(1) Museum Ghost お化けの出るミュージアム
この新しいコーナーでは、Fabulous New Yorkers に登場してくれた人たちが薦めるニューヨークを随時紹介していきます。
ユニークなニューヨークガイドになれば嬉しいです。
まず第1弾は、バッグデザイナーのニール・デッカー
さんの一押しのスポット。
なんとゴーストが住んでいるという古い屋敷です。
Merchant’s House Museum の入口
これは、Merchant’s House Museum
という1832年に建てられた家で、20世紀の初期まで裕福な商人の家族が住んでいました。
19世紀の富裕層のライフスタイルが、そのまま残されていて、とても興味深い家です。
そして、この小さなミュージアムはゴーストが出るというのでも有名なのです。
“New York State Ghosts”(David J. Pitkin)という120の本当のゴーストについて書かれた本にも紹介されています。
なぜ、ゴーストが出ると言われるようになったのでしょうか。
この家族の最後の娘さんが、20世紀初期に93歳!で亡くなりましたが、その数ヶ月後に、隣の少女がそのおばあさんが玄関から出てくるのを見たというのです。
またこの本の中では、ゴースト体験のある女性がこの家を訪ねた時に鏡に不思議な現象を見たと書かれています。
「私は高僧と女性を見かけたのですが、鏡にはその女性の姿が映っていなかったのです。私はその女性がゴーストだと確信しました」
数年後、カメラマンが家の中を撮影したところ、白い煙のようなものが撮影されたのです。
そして、また数年後に別のカメラマンが撮影した時にも同じ白い煙が写真に写っていました。
このような証言や写真で、この家にはゴーストが住んでいると有名になったのです。
私が訪ねた日は雪の降る寒い日でした。
お客は他にいなくて、一人で地下のキッチン、1階の居間、2階のベッドルームを見ました。
2階のベッドルーム
途中でどうしてもトイレに行きたくなり、地下のトイレに入ったのですが、とても落ち着きませんでした。
もしこの状態でゴーストが出てきたらどうしようと実は少しビビリました。
受付とショップを担当している女性に「あなたはゴーストを見ましたか」と尋ねると「私は見たことはないけれども、みんながそう言うのよ」とニッコリ。
少しも怖がっている様子はありません。
ニールさんに報告すると、
「僕は2階のおばあさんが亡くなったベッドルームにいる時にゾックと来たよ」
とのこと。
アメリカの19世紀の裕福な家の家具やインテリアを見られるので、私もお勧めしますが、一人では行かないほうがいいかも。
なんと2階の天井から脚がニョッキと出ていたのでびっくり!
「ゴーストの脚?」と思ったらサンタクロースの脚でした。
この家はとても古いので、雨漏りがするので、寄付集めのプレゼンテーションでした。
ああ、驚いた。
でもアメリカのゴーストって脚があるのかしら・・・?
前述の本以外にもニューヨークのゴーストが出る場所を紹介した本があります。
ゴーストツアーというのも人気ですし、私の友人はソーホーのロフトで女性のゴーストを見たことがあると言っていました。
ですので、またゴーストの出る場所を紹介しますので、お楽しみに・・・。




