先週わたしが愛車に入れたレギュラーガソリンはリッター146円。

高市発言によれば欧州では軒並みリッター350円だそうです。そしてアメリカではリッター250円という事で燃費の悪いピックアップトラックを満タンにすると2万6千円が吹っ飛び激怒している模様。リッター250円は価格が高めのカリフォルニアだそうですが、その昔リッター30円程だった事を考えれば彼らが怒るのも無理はない。何せそれほど安い時代でも燃費の良い日本車(カローラなどの小型車)が飛ぶように売れていたのだから。アメリカ人という人種は超合理的、悪く言えばどケチ。

貰ったプレゼントを他人への贈り物に転用する人80%の国。

当館にやって来た外国人ゲストで手土産を持ってこなかったのはアメリカ人だけ。(注*国際交流による招待ゲストに限る)

ただし賃金の水準が日本と違いパートタイマーの時給は平均で約5000円の国でもあるので250円は彼らの感覚なら実質レートでは60円位。それでもかつての倍となればそりゃあ怒るでしょう。

それにしてもアメリカと言えば世界最大の産油国でサウジやロシアの倍、イランの7倍を毎日産出しているのになぜにこれ程のガソリン高に苦しむのか。ホルムズ海峡を通過する原油は世界全体の中では約2割。

世界のエネルギー価格はそれほどデリケートであり投機が世界経済を不安定にする元凶になっている事は間違いなさそうです。

さて大半のアメリカ国民がトランプに怒りを感じ、筋金入りの共和党支持者が民主党候補に投票する事態を招き、トランプを支持するMAGAの人達までもが修正第25条を持ち出してトランプを引きずり降ろそうとしているんだとか。

推測するにトランプさんはもう中間選挙がどうなろうが共和党が負けようが気にしていない体なのです。

彼の頭の中にあるのは後世の歴史に名を残すことだけ。

ウクライナ戦争を終わらせることもできず、ガザ紛争もくすぶり、関税政策も失敗し、ノーベル平和賞も取れず、やる事成す事全部失敗続きのトランプ氏。

最後は危険なテロ支援国家であるイランから核を排除させた偉大な指導者として名を残したいのでしょう。

あれだけの富と名声を手にした人だから、老い先短い老害が男のロマンに賭ける夢。

そんな壮大な男の美学の前にはガソリン代250円など気にも留めない些細な事なのかもしれません。

この戦争長引きそうな気配が濃厚・・。

 ホルムズ海峡の閉鎖が継続する中で、日本船籍の出光タンカーが海峡を無事通過し200万バレルの原油を積んで帰還中というニュースが流れました。

ただしまだ足止めになっている船は41隻にものぼります。

暫く前にある有識者が「日本だけ抜け駆けしてイランと交渉して海峡を通してもらうなんて恥ずかしい事、絶対に止めるべき!」と激しい感情を交えて持論を展開していました。

アメリカに申し訳ないから?

誰が始めた戦争?

アンタ馬鹿か?

と思われても仕方がない。

資源の無い国ニッポン。中東産の原油に頼らざる負えないのも事実。

現実をもっとよく見ろ!ということです。

そして我が政府はアメリカの顔色を窺いつつ水面下ではイラン政府とかなり綿密なやり取りをしていた模様です。

でなければ危険極まりない海峡をそのまま通過できるはずも無いから。

イランと日本とは独自の友好関係を築いてきました。

今回のタンカー通過を駐日イラン大使が1953年の日章丸事件を思い起こさせるとコメント。

戦後間もないあの頃の方が日本政府の態度はしっかりとしていたようです。

ここ近年はアメリカの言いなり状態だったニッポンがアメリカに抜け駆けしてイランと交渉した結果が今回の出光丸事件となった次第。(やっとちゃんとした事やってくれたと評価)

まずは1隻通過させてアメリカ側の態度を見極めようというのがイラン側の狙い。

イランは日本がアメリカの属国になって喜んで尻尾を振って追随している国とは思っていません。

アメリカの海上封鎖によって1日600億円が失われつつあるイラン。

国内には100万人の失業者が溢れ、インフラも破壊され経済状態がどん底に瀕している彼らにとって、日本のような友好国が頼りになると思われている事は誇らしい事かもしれません。

戦争をしない国、放棄した国、ニッポン。

実は世界中で親日な関係を育む過去の歴史があります。

日章丸のイラン、エルトゥールル号事件のトルコ、杉原千畝氏が命のビザを発行したイスラエル、そして統治時代にインフラ整備をした台湾。

戦争をしない故に仲良くなる国が世界中にあるのは本当に誇らしく自信を持つべき事だと思います。

 ついに当局による為替介入が実施されたようです。(ただし日本単独)

GW中の薄商いの中でドル円は160円を超えて更なる円安を拡大させる気配が濃厚でした。

介入するには好機だったのです。しかもご丁寧に片山大臣が「いよいよ断固たる・・。」と発言し三村財務官が退避勧告(買いポジション参加者へ)をしてくれた模様。

何とも親切な介入劇でした。

もちろん事前に告知しておけば売りで入る参加者が急増し当局の介入を支援する結果を招くから歓迎なのです。

160円後半から一気に155円台まで下落したドル円。

1月にはアメリカ側のレートチェックで160円手前から152円まで急落しましたが、その後わずか3ヶ月で160円超え。

当局による介入はトレンドを転換させるほどの効き目は薄いのが現実です。

かつて円高で苦しんだはるか昔、当局による円売り介入が実施されるも数日後には元の水準に戻っていました。

さて今回はどうなるのか。

今の所156円まで戻し、すかさず押し目買いが入った模様。(サポートされた)

月足では短期線でしっかりとサポートされていて軽く調整した程度に終わっています。

ここから更に下がらなければ週明けには買いが集まって元の水準に戻る可能性が濃厚です。

さて、円安を推奨し日銀による利上げを阻止させた高市政権。

輸出系企業にとって有り難くない介入を指示した本当の目的とは?

高市が見ているのは物価高に苦しむ国民ではなく、株価です。

円安は株高を演出する単なる引き立て役。

でも円安は継続して欲しい、株価も続伸してほしいとそればっかり考えているから、長期金利は2.5%を超えて危険水域に突入中。

短期金利は日銀を抑えれば上昇を阻止できるけれど、10年債金利はどんどん上昇し歯止めが効かない状態になりつつあります。

これだけは避けたい財務省と政府。

実はこの連休中に円安、株安、債券安というトリプル安が発生し官邸もヤキモキ状態に。

国債の金利がこのまま上がり続けるとせっかく物価高による税収増も台無しになります。

利払いだけで兆単位の血税が吹っ飛ぶから。

何としても金利上昇を抑えたいから短絡的に介入を指示したんでしょう。

週明けのドル円相場が注目です。

市場参加者がどっちを向いているのかという事ですが、やはり160円を超えると介入されるリスクが高まるという事を誰もが学習したはず。

今後は市場参加者のドル買いも限定的になるのかもしれません。

恐らく高市政権も150~160円の間で推移してくれれば心地良いのでしょう。

輸出系企業にとっては十分儲かる水準だから。

ただしドル円が160円を超えたのは2年も前の事。

あれ移行円安水準がどんどん進行というよりはむしろ調整を繰り返しながらの横ばい推移。

それでも世間では円安を理由にあらゆる物価が上昇中だから160円を超えなくても便乗値上げは継続するはずです。

なのでこの介入で少々円高に振れてもわたし達庶民にとっては、ぬか喜びに終わるのが関の山なのです。