【韓国ドラマ】涙の女王 | Bitter Sweet Days Again!

Bitter Sweet Days Again!

人生楽しく、備忘録

5か月ぶりにネトフリ再開して見たのは、巷で話題の

涙の女王

噂に違わず、面白かったですよ~

 

心が通わなくなったヒョヌとヘインの夫婦。ヒョヌが離婚を切り出そうとした矢先

ヘインから脳腫瘍になったとの告白。しかも余命わずか。

それを聞いたヒョヌは離婚を思いとどまる。それは同情ではなくわざわざ離婚せずとも

自然に別れられるから。

しかし、それを機に二人の思いは逆行していく。

 

考えてみれば、「ザ・韓国ドラマ」ともいえるようなエピソードのオンパレード。

財閥の令嬢設定、夫が優しくしかも強くモムチャン、

病気、巧妙な罠で陥れられる財閥一家、交通事故、などなど。

でも「またかぁ」と思わず面白く見られたのはなんでだろうか。

もちろん主役カップルの二人の魅力もあるけれど、

ヒョヌの家族、ヘインの家族、それぞれのキャラクターの個性が際立っていたのと

ヘイン達を陥れる悪役たちにハラハラさせられて、程よいサスペンス要素もあったこと

なのかな~と思います。

 

ヘイン役は見たことあるなあと思っていたら

そうだ!「私の解放日誌」のキム・ジウォンだったのでした。

貧しい平凡OLの役から一転。財閥令嬢の役。お綺麗でした。

財閥ファッションが好きな私は目も楽しませていただきました。

日本の財閥だと鼻につくけどニヤリ、韓国財閥は異国の話なのでそのド派手さを楽しんで見られるのよね。

 

今まで私は魅力を感じなかったキム・スヒョン君。やっとわかりました。

彼も30歳越えで、お顔は相変わらず童顔ですが

立派な大人の男。そして今回のヒョヌ役はもう非の打ち所がないほど

カッコいい役です。

頭脳明晰、腕っぷしも強い。でもその素直そうな表情のギャップに私もキュンとしたわ!

 

ヘインとヒョヌのそれぞれの家族もとても個性豊か。

ヘインパパとママはもう韓国ドラマではおなじみの俳優さんたち。

特にママ役のナ・ヨンヒはもうあらゆるスター俳優の母親役をやってますよね。

ヘインの弟スチョルを演じたのは、クァク・ドンヨン

雲が描いた月明かり」では黒騎士の出で立ちで無言でカッコイイ剣士だったけど

今回はダメダメな弟。ふり幅凄いなあ。

 

結構、私が気に入ってたのはヘインの叔母さんボムジャ

ヒョウ柄の服多し。最初はやっかいな叔母さん?と思ったけど

実は愛情深く、ストレートな感情表現(特に父親に対して)がとてもいい。

視聴者がモ・スリに対し歯がゆく思う場面を、そのままボムジャが感情爆発させてくれるので

気持ちを同化することができました。

 

そして悪役が「ザ・悪もやもや」で、ドラマを盛り上げました。

特にモ・スリ役のイ・ミスク。やっぱり悪女が似合う。

今回も本当に酷い悪女だった。そして上手い。

クイーンズの財産を早い段階から狙い続けていたけれど

その根底にあるもの、なぜこのホン家を狙ったのかの意図が明かされなかったのが

残念でした。だって何十年も機会を狙ってたわけで、

その原動力はなんだったのだろうか。

モ・スリに騙されるホン・マンデ会長。キム・ガプスがすっかりおじいちゃんになって・・・

長い年月、お金には全く興味はない、という顔をしている白々しい、モ・スリ。

会長の座を手にいれたら、途端に宝飾品がものすごかったよ~、そこも見どころ。

「いかにも」なブランドジュエリーをとっかえひっかえでした。

 

主人公二人の恋愛の行方ももちろん面白かったけど

彼らを取り巻く家族たちの行く末も、それぞれ面白かった。

財閥の皆さんは、お金では得られない何かを得たし

そうでない皆さん(ヒョヌ家族)は、ドタバタはあるけれど元からお金には左右されず、

何が大切かを無意識にわかっているブレない感じがほっこりします。

 

毎回1時間30分近く、最終回は2時間近くたっぷり見せてくれるドラマでしたが

飽きずに16話完走。

見終わって

「愛の不時着」のように、ヒョヌ&ヘインカップル=キム・スヒョン&キム・ジウォンが

リアルカップルになってほしいなあなんて、ちょっと思うほど

楽しんで見ることができた、秀作でした。

お勧めです~♪100点