【韓国ドラマ】私の解放日誌 | Bitter Sweet Days Again!

Bitter Sweet Days Again!

人生楽しく、備忘録

イ・ミンギくんが主役の一人を演じる

私の解放日誌 完走しました。

このドラマってちょっと哲学的な趣があります。

好みが分かれる感じかもしれません。

私も大好き、、というほどではないけれど、見てよかったと思えました。

主役3姉弟の心情、境遇に共感するものがあったのだと思う。

彼らが住んでいるのは三浦(サンポ)市という架空の街です。

友達に「どこに住んでいるの?」

「サンポ市」

「??」

「スウォン(水原)の近く」

「ああ(確かに遠いね)」

というくらいマイナーな街。通勤に往復3時間かかるほど。

私も前に住んでいたところはドアtoドアで1時間半通勤に時間がかかっていました

なので、末っ子のミジョンが「家が遠いので先に帰ります」と飲み会途中で出る様子に

いたく共感してしまったんです。

 

そんな中途半端に遠いところに住んでいる三姉弟

三人とも人生を楽しんでいるとは言えず、言いようのないやるせない毎日にうんざりしている。

全編を通して、ものすごい大きな出来事が起こるというわけではありません。

だけど、人との出会いや過ごす毎日の中で、ちょっとずつだけ浮き上がってくるような

そんな毎日の積み重ねを描いたドラマと言えるかな。

 

で、ミンギくんはその三姉弟の真ん中。姉ギジョンと妹ミジョンに挟まれてるチャンヒ。

姉弟仲は普通。どちらかといえばあまり良くはない。

とにかくよく喋る男。セリフ膨大で大変だったんじゃない?w

ぶっきらぼうのようでいて、親への愛とか、関わった人を見捨てない優しさもあるチャンヒ。

いつになく喜怒哀楽が激しい役、カッコ悪いところ、情けないところもたくさん見られました。

でもそれが、いい。俳優としての階段を上がっている。

 

姉ギジョンがなかなか面白かった。彼女なりの価値観でいろいろ生きている感じで。

言動が裏目に出ることもあるけれども、そこがまたいじらしい。

 

そして妹ミジョン。

彼女はどこかスっと冷めているようなところがあり、あまり感情も出さない。

だからなのか、人になめられるところがあって、

その鬱屈さも抱えてる。

そんな彼女が家の雇い人ク氏に「私を崇めて!」と依頼する。

崇めるって何?

そしてク氏と崇め合ううちに、自分を解放できるようになっていく。

解放とは、なんぞや?

お互いを尊重しあううちに、自分の存在する意義を積み重ね

生きる糧にしていく、、というところでしょうか。

 

ク氏は謎の人物でした。仕事の後はお酒ばかり飲み、ぼんやりと外を眺める日々。

ミジョンからの提案に少しずつ答えるようになり、

彼も変わります。

そして彼の正体は・・・・

演じたソン・ソック。無表情だとちょっと強面だけど

後半の笑顔はねえ、反則だよね~、これはキュンとなるやつ。

しかも強い。そして危うい男。

ミジョンとク氏の会話はちょっと禅問答みたいでした・・・・

わかるような、わからないような。でも二人は分かっているようなのでいいのでしょう。

 

ラストはそれぞれに幸せやら、生きていく理由の糸口となるような余韻を残します。

ク氏とミジョンはどうなるんだろう。

ラストシーンのミジョンの明るい笑顔に、きっと幸せになると思いたいです。