小説「あきない世傳 金と銀」読了 ~追記あり | Bitter Sweet Days Again!

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高田郁さんの時代小説「あきない世傳 金と銀」全13巻 読了しました。

 

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同じ作者の「みをつくし料理帖」が大好きでしたので、いつか読もうと思っていたのですが

先延ばしになっており、夏にドラマ化決定の報を受けて

ついに読むに至り、完走。4か月くらいかかりましたかね。

 

今作もやはり江戸時代。貧しい村から大阪・天満の呉服商「五鈴屋」に奉公に上がった幸(さち)が

その才覚から女主人となり、先代の教えを守りながら幾多の困難を経て

江戸へ進出。商いの道を精進していく話です。

私利私欲ではなく「買うての幸い、売っての幸せ」を念頭に、商いをする幸の周りには

自然と心根の良い人達が集まり、その人たちを巻き込んで大きな幸せにつながる、というストーリーは

読後感がとても良かったです。

 

ドラマ化では、幸役は小芝風花さん。

私は彼女は好きな女優さんなんですが、幸役にはどうもピンとこないのです。

なにしろ幸は物事を深く考えて品よく振舞うタイプで

元気印のイメージが立つ小芝さんが、どう演じるのかは楽しみにしたいと思います。

ドラマではどこまで描くのかわかりません。

大阪時代で終わりにするのであれば30代くらい?なんとかなるかな。

江戸進出のパートをドラマ化するなら、女優さんを変えて欲しいなあとも思います。

他の登場人物の俳優さんもお家さん(高島礼子)を除いて、

実はあまりピンときていないのですが・・・(汗)

 

でも江戸進出編においてはストーリーに大きな動きがあって

面白みが増すところ。NHKさんにはぜひとも最後まで手掛けていただきたいです。

 

映像化の楽しみは、小説では想像するしかない反物の色、帯との合わせを実際にみられること。

幸は派手な柄というよりは、わりとシックな取り合わせで魅力が引き立つタイプみたいなので

字ずらから私の想像が及ばないこの辺りを映像で見たいなあと思うのです。

江戸編ですが、幸たちが創意工夫を重ね編み出す小紋柄、浴衣地、

これを実際に見たいなあ~

 

まだドラマは2話を終えたところですが、

ストーリーの進め方はなかなかいい感じではあります。

これからとても楽しみです。

 

 

<追記>

なんとなく、五鈴屋の3兄弟の末っ子、智蔵は赤楚衛二君がいいなあと思って

「舞い上がれ!」のキャストを当てはめてみました。

意外と合うかも・・・・

 

幸:福原遥

お家さん:高島礼子(そのまま)

治兵衛:高橋克典

4代目徳兵衛:横山裕

惣次:目黒蓮

智蔵:赤楚衛二

菊栄:山崎紘菜

賢輔(大人になってから):高杉真宙

お竹どん:?(当てはまる人がいない・・・)

お梅どん:くわばたりえ