「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ -327ページ目

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。



ジャンヌ・ダルク











       しゅか  
 火刑台首夏のジャンヌの立ちくらみ           掌












◆ジャンヌ・ダルク(1412年頃~1431年5月30日)

 この画像は1485年頃に描かれたミニアチュール。

ジャンヌを直接のモデルとして描いた肖像画は現存しておらず、

このミニアチュールもジャンヌの死後に想像で描かれた作品。
                  
                (ウキペディアより)



https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8C%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%AB%E3%82%AF

























        エジプト
  初夏や出埃及記五分ほど              掌

        


























  わが纏う鎖帷子聖五月                掌













◆五月・聖五月・五月来る・五月尽


 初夏にあたる。
 
 山野は新緑に輝き、

 風薫る季節。


 夏の季語。































  
 はつなつや霊長類としてさびる              掌













◆初夏(はつなつ・しょか)・夏初め・首夏(しゅか)


 夏の初めで、五月に当たる。


夏の季語。




















六白喜遊曲

              塚本邦雄肉筆本



りくはくきいうきよく
『六白嬉遊曲』

塚本邦雄に書き下ろされた琴組曲で、

1978年(昭和53年)NHK芸術祭参加作品。


本というより和綴じの冊子という体裁で、

綺羅の入った白地、おさえた朱赤からなり、

金糸で綴じられている。


限定322部上梓内22部を限定番号入りとし、

肉筆本22部の副本としてある。


あとがきによると

「十七世紀の琴組曲は一曲六首、一首四句、

四句の音数は六・四もしくは七・四の反復」

それを「古い形式を最も新しく蘇せる」として、

「一曲六首、すべて<白>を主題とし、

春一首、夏二首、秋一首、冬二首、

ことごとく<戀>の趣を濃厚に加味」し、

「句は全首<六・四 七・四 七・四 六・四>の構成」となっている。


   
   しをれはてし白百合 實ることなき笹百合
              あさけ
   逢へば炎ゆる朝月に 發つはさすが男よ

                      百合 夏



すべて文語正字の表記。


印刷の本を一部もっていますが、瀟洒なつくり。


いまですと、岩手の日本詩歌文学館

「現代短歌の開拓者 塚本邦雄展」で

見られます。

http://ameblo.jp/bashouza/entry-12141659121.html



























「詩から音楽へ」





萩原朔太郎、今年は生誕130年にあたる。

朔太郎忌日は1942年5月11日。



今年、第44回になる朔太郎忌

「詩から音楽へ metamorphose(メタモルフォーゼ)」と題し、

作曲家の西村朗氏、西田直嗣氏を迎え、

朔太郎の<詩>の世界を、

音楽をとおして味わい、見つめなおす。




◆「詩からコンサートへ」コンサートとシンポジウム

●群馬県民会館小ホールにて

●2016年5月14日(土)14:00開演。




コンサートでは2015年秋に初演された

西村朗作曲『猫町』~バリトン、ピアノと声のための~ 、が

松平敬により上演される。



ちらし 裏



























北斎「あやめときりぎりす」

              葛飾北斎「あやめときりぎりす」












  あたしなぞ六日のあやめ雨やどり            掌












◆ 渓蓀(あやめ)・花あやめ・あやめ咲く


アヤメ科の多年草。

山野に自生し、また栽培される。

乾いた土を好む。

五月ごろ、紫色の花を開き、

花びらのもとのほうは黄色で網目がある。


夏の季語。
























鯉幟

               歌川広重「名所江戸百景」より








 
  

  鯉幟その空洞を哲学す            掌


   









◆鯉幟・端午(たんご)・菖蒲の日


五月五日。

男子の節句。

邪気をはらうために菖蒲を軒に挿し

藁玉(わらだま)を飾り、粽や柏餅を食べ、

鯉幟を立て、武者人形を飾って男子の成長を祝う。


夏の季語。





近くのお家、

大きな鯉幟がはためいて♪























  
 ゆく春や死海あたりのくらき昼               掌












                     せいしゅん
◆行く春・春行く・春尽く・春を送る・逝春


過ぎ去ろうとする春に、

惜春の情がともなう。


春の季語。































  
 濃山吹傘を狂気の日日ありて              掌















◆山吹・濃山吹・葉山吹・白山吹


バラ科の落葉低木。

三月から五月ごろ、鮮黄色の五弁花を咲かせる。


一重の花は結実する。


庭園には八重山吹が多い。

葉がちのものを葉山吹という。


春の季語。


山吹、まだまだ鮮やかに

黄色の花が咲いています♪