「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ -318ページ目

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。




八月の鯨

                 書:小熊廣美










    
   八月の鯨はひかり渦となり             掌


























  
  八月の影より影の増殖す             掌












◆ 八月・八月尽


初秋にあたる。

暑さは厳しいが、

秋の気配が感じられる。


秋の季語。


このごろ日の暮れるのが早くなってきたよう。

<秋はさやかにみえねども・・・>でしょうか。


























  
  遠花火ゆるく淋しく草の家             掌













◆花火・打上げ花火・仕掛花火・手花火・線香花火

 鼠花火・昼花火・遠花火


夏の夜空を彩る花火は美しいが、

一瞬のうちに消えてしまう。

手花火は子供が遊ぶ花火。

線香花火など。


夏の季語。















前橋花火大会




「前橋花火大会」が明日催される。

今年は第60回にあたる。

終戦直後の昭和23年の第1回の花火大会が開催され、

一時中断の時期はあったものの8月の第二土曜日に定着。

前橋花火大会の名物は、なんといっても

前橋が発祥とされている数ヶ所から一斉に打ち上げられ、

しだれ柳のような「ナイアガラ」。

大渡橋を使い長さ400mにもわたる「虹のナイアガラ」も。

ホームページでは

「音楽に合わせた花火やストーリ性を持たせた花火、

そして『第1回世界Web花火大会in前橋』を同時開催する」。

そのなかに朔太郎「月に吠える」にちなんだ花火もあるとのこと。

  
 
◆前橋花火大会 イメージムービー
    

















朔太郎 by 恩地孝四郎

            恩地孝四郎「萩原朔太郎」




「現代の日本の版画」を観る。

画像の恩地孝四郎「『氷島』の詩人 萩原朔太郎」、

2016年1月の「恩地孝四郎展」のおりに

版木、別の版を観たりした。

思いがけず、また会うことができた。
   1月29日 http://ameblo.jp/bashouza/archive1-201601.html


長谷川潔「水浴の少女と魚」、

浜口陽三「26のさくらんぼ」、

香月泰男「黒豹」(香月の版画ははじめて観る)、

菅井汲「シグナル」、

司修「薔薇」などがずらりと並ぶ。


「現代の日本の版画」はこの館の所蔵作品の展示で、

他に「日本と西洋の近代美術」、

群馬県ゆかりの福沢一郎、南城一夫、山口薫らの作品。

オノサト・トシノブは大作が一室に展示されている。


西洋画ではルドン、ルオー、シャガール、ムンクなどなど。


日本画(山種記念館)では

「礒部草丘(いそべきゅうそう)の世界」が催されている。


群馬県立近代美術館 ホームページ
  http://mmag.pref.gunma.jp/permanent/index.htm


















鴻池朋子展 表

             鴻池朋子展 ちらし表


「鴻池朋子展 根源的暴力 vol2」を

群馬県立近代美術館で観る。

2009年オペラシティーでの大規模展

「インタートラベラー 神と遊ぶ」から5年、

昨秋、横浜で催された展示が

群馬への巡回となった。うれしい。

3・11の後まったく描くことができずにいた

鴻池(秋田生まれ)が出会ったのが牛皮だという。


群馬の森、美術館は一階から二階にかけて

吹き抜けの大空間あって、展示会場へ入る前に

作品「12人のホイト」が迎える。

牛皮のマントには狼などが描かれ、すべて背をむけ、たたずむ。

鮮烈な紅の牛皮にとうとうとながれる水・瀧、

あるいは流血か。これは「皮絵 赤い水」。

着物仕立ての作品も。

皮を繋いだテント(小屋)には影絵が廻る。

そこを抜けた大空間に<皮緞帳>が架かる。

あまりの大きさ、

その存在の圧倒的なこと。

縦6メートル、横24メートル、

さらに加筆されている、とか。

皮を縫い合わせ、そのうえに天変地異、臓器、が描かれ、

動物達は眠り、植物は地中から、

あるいは天空へ、根をのばす。

根源的というか、始原の地はかのようであったか、と。

この大地の鼓動が、自身の脈拍が、

高潮のようにおしよせてくる。

圧巻。


鴻池朋子展 裏



8月28日(日)まで。



◆群馬県立近代美術館ホームページ
  http://mmag.pref.gunma.jp/exhibition/index.htm























 しんしん 
 森と眠れるわれに夏の霜                 掌
 











◆夏の霜

夏の霜は夏の月光が地面を白々と照らすこと。


夏の季語。



























  黄金分割夏月の熟れてゆがみて              掌













◆夏の月・月涼し・夏の霜

夏は月にも涼しさを求めたい思いがある。

夏の霜は夏の月光が地面を白々と照らすこと。


夏の季語。






























         レゾン・デートル
  トマトほど存在理由ありません           掌

       











◆トマト・赤茄子・蕃茄(ばんか)・トマト畑・トマトもぐ


ナス科の一年草、中南米産。

ふつう球形で紅色。

生食する他、ジュースやケチャップなどに加工する。


夏の季語。



今日は<立秋>。

この暑さのおり、しばらく夏で(汗)。















  









      
  蝙蝠美し空中庭園十二使徒              掌

      










◆蝙蝠・かわほり・蚊食鳥(かくいどり)・夕蝙蝠


哺乳類翼手目に属する動物の総称。

冬は冬眠するが、夏は活発に活動し、

夕方から飛び出して虫を捕獲する。


夏の季語。