八月の影より影の増殖す 掌
◆ 八月・八月尽
初秋にあたる。
暑さは厳しいが、
秋の気配が感じられる。
秋の季語。
このごろ日の暮れるのが早くなってきたよう。
<秋はさやかにみえねども・・・>でしょうか。
遠花火ゆるく淋しく草の家 掌
◆花火・打上げ花火・仕掛花火・手花火・線香花火
鼠花火・昼花火・遠花火
夏の夜空を彩る花火は美しいが、
一瞬のうちに消えてしまう。
手花火は子供が遊ぶ花火。
線香花火など。
夏の季語。
恩地孝四郎「萩原朔太郎」
「現代の日本の版画」を観る。
画像の恩地孝四郎「『氷島』の詩人 萩原朔太郎」、
2016年1月の「恩地孝四郎展」のおりに
版木、別の版を観たりした。
思いがけず、また会うことができた。
1月29日 http://ameblo.jp/bashouza/archive1-201601.html
長谷川潔「水浴の少女と魚」、
浜口陽三「26のさくらんぼ」、
香月泰男「黒豹」(香月の版画ははじめて観る)、
菅井汲「シグナル」、
司修「薔薇」などがずらりと並ぶ。
「現代の日本の版画」はこの館の所蔵作品の展示で、
他に「日本と西洋の近代美術」、
群馬県ゆかりの福沢一郎、南城一夫、山口薫らの作品。
オノサト・トシノブは大作が一室に展示されている。
西洋画ではルドン、ルオー、シャガール、ムンクなどなど。
日本画(山種記念館)では
「礒部草丘(いそべきゅうそう)の世界」が催されている。
群馬県立近代美術館 ホームページ
http://mmag.pref.gunma.jp/permanent/index.htm
鴻池朋子展 ちらし表
「鴻池朋子展 根源的暴力 vol2」を
群馬県立近代美術館で観る。
2009年オペラシティーでの大規模展
「インタートラベラー 神と遊ぶ」から5年、
昨秋、横浜で催された展示が
群馬への巡回となった。うれしい。
3・11の後まったく描くことができずにいた
鴻池(秋田生まれ)が出会ったのが牛皮だという。
群馬の森、美術館は一階から二階にかけて
吹き抜けの大空間あって、展示会場へ入る前に
作品「12人のホイト」が迎える。
牛皮のマントには狼などが描かれ、すべて背をむけ、たたずむ。
鮮烈な紅の牛皮にとうとうとながれる水・瀧、
あるいは流血か。これは「皮絵 赤い水」。
着物仕立ての作品も。
皮を繋いだテント(小屋)には影絵が廻る。
そこを抜けた大空間に<皮緞帳>が架かる。
あまりの大きさ、
その存在の圧倒的なこと。
縦6メートル、横24メートル、
さらに加筆されている、とか。
皮を縫い合わせ、そのうえに天変地異、臓器、が描かれ、
動物達は眠り、植物は地中から、
あるいは天空へ、根をのばす。
根源的というか、始原の地はかのようであったか、と。
この大地の鼓動が、自身の脈拍が、
高潮のようにおしよせてくる。
圧巻。
8月28日(日)まで。
◆群馬県立近代美術館ホームページ
http://mmag.pref.gunma.jp/exhibition/index.htm
しんしん
森森と眠れるわれに夏の霜 掌
◆夏の霜
夏の霜は夏の月光が地面を白々と照らすこと。
夏の季語。
黄金分割夏月の熟れてゆがみて 掌
◆夏の月・月涼し・夏の霜
夏は月にも涼しさを求めたい思いがある。
夏の霜は夏の月光が地面を白々と照らすこと。
夏の季語。
レゾン・デートル
トマトほど存在理由ありません 掌
◆トマト・赤茄子・蕃茄(ばんか)・トマト畑・トマトもぐ
ナス科の一年草、中南米産。
ふつう球形で紅色。
生食する他、ジュースやケチャップなどに加工する。
夏の季語。
今日は<立秋>。
この暑さのおり、しばらく夏で(汗)。
は
蝙蝠美し空中庭園十二使徒 掌
◆蝙蝠・かわほり・蚊食鳥(かくいどり)・夕蝙蝠
哺乳類翼手目に属する動物の総称。
冬は冬眠するが、夏は活発に活動し、
夕方から飛び出して虫を捕獲する。
夏の季語。




