自愛とけ夏星とけゆく草の家 掌
自愛とけ夏星とけゆく草の家 掌
堤防決壊あとからあとから夏の星 掌
◆夏の星・星涼し・梅雨の星・麦星(むぎぼし)・麦熟れ星・旱星
夏の星は夜空にも鮮やかで、涼を求められる。
麦星は牛飼座の一等星で梅雨のころよく見える。
旱(日照り)星の夜の星は赤みを帯びている。
夏の季語。
句集『月球儀』、
Amazonに掲載されました。
こちらです。
装幀:司修
装画:伊豫田晃一「ヴァンパイアのトリプティク」
句集をお求めはAmazonからも
できるようになりました。
よかったら、ご利用ください。
松竹大歌舞伎 全国公立文化施設協会 チラシ
中村橋之助改め八代目中村芝翫、
中村国生改め四代目中村橋之助、
中村宗生改め三代目中村福之助、
中村梅玉、片岡秀太郎、による
大歌舞伎(中央コース)を観てきました。
演目はこちら
一、人情噺文七元結
二、八代目中村雀右衛門、
四代目中村橋之助、
三代目中村福之助襲名披露 口上
三、棒しばり
元橋之助・八代目芝翫はまさに江戸前。
酒と博打におぼれ、根は実直な職人がピタリとはまる。
梅玉が登場すると芝居の味わいがぐっと濃くなって。
そしてお手の物の秀太郎の角海老のお駒。
芝喜松改め梅花の長兵衛の女房がじつにいい。
そして八代目芝翫の口上の華々しいこと。
金屏風に描かれた虎の勇壮なこと。
他に「棒しばり」。
巡業はじめのためか、
場の転換(回り舞台はない)に時間がかかること、
その間、幕のなかから殺気とざわめきが・・・
今日は客席でもアクシデントがあり、
役者が演りにくかったのでは・・・
こ~んな大きなトラックが入口に
(画像はツイッターより)
句集『月球儀』
DiPS-A news vol57の
<新刊紹介>で
取り上げていただきました。
◆新刊のご紹介
神秘的な月をテーマにした句を多数収録
句集「月球儀」 山本 掌
メゾソプラノ歌手で俳人・詩人でもある
山本掌さんの第四句集となる『月球儀』が完成しました。
前橋市出身の萩原朔太郎のファンだという著者は
朔太郎が撮影した写真からイメージして句をつくるなど
新しい試みにも挑戦しています。
タイトルにもある月を題材にした句を中心に
三一〇句が収録されています。
装画は画家の伊豫田(いよだ)晃一氏、
装幀は前橋市出身の司修氏が手掛けました。
四六版・上製本、211頁。
近日amazonで発売予定。
「100年俳句計画」7月号(マルコポ・コム)
「句集の本棚」で、
わたしの第4句集『月球儀』を紹介していただきました。
鑑賞文を執筆されたのは、岡田一実さんです。
岡田一実さんは
2014年括弧「浮力」にて現代俳句新人賞受賞。
現代俳句協会会員。「いつき組」所属。「らん」同人。
岡田一実さん、ありがとうございます♪
岡田一美の句集の本棚
『月球儀』
著者の第四句集。
幻想的な世界から生々とした<美>を鮮やかに取り出す。
翼たためる馬かいまみし葡萄の木
さくらとて懶楕の夜を欲(ほ)るわいの
炙られて妬心炎(ほ)となり蛇となりぬ
「妬心」が炙られる。そこに「炎」が生れるところまでは
比喩としての納得があるが、それが「蛇」となり
生命を与えられると急に異界めいてくる。
次々と「妬心」が「炎」になりメドゥーサの髪のように
蠢く「蛇」になってゆく景色はおそろしくもあり官能的でもある。
白馬(あおうま)のまなぶたをうつさくらかな
若鮎の骨美しき宇宙塵
兜虫どの宇宙より来たりしか
繭透けてうすむらさきのさざなみ
あきくさやきりぎしに影の痩せゆく
「影」が「痩せゆく」。幻影としての「影」だろうか。
句跨がりのリズムが句に不穏の気配を忍ばせている。
醜貌の兄かがよえる沐浴(ゆあみ)かな
月熟れて死蠟の兄と睦むかな
嘔吐せり木の葉言の葉もみじなど
すきとおるつゆくさほどのねむりかな
ほうたるよ水の名前をたずねこよ 掌