月冴えてひゅんひゅん言葉軽くなり 掌
月冴えてひゅんひゅん言葉軽くなり 掌
月冴えて古地図にゆれる緯度経度 掌
寒月光たまゆら蜜をささげん 掌
◆冬の月・寒月・冬三日月・冬満月・月冴ゆる
鏡のように澄んだ月、
冴えて鋭い三日月など、
冬の月は冴えて美しい。
冬の季語。
金子兜太主宰「海程」から安西篤代表「海原」へ。
その「海原」に安西篤さんの選句による
<海原秀句>があり、
わたしの句の鑑賞があります。
ご許可を得ましたので、こちらに。
<「海原秀句鑑賞」 安西篤>
野分また野分の夜の水を聴く 山本 掌
作者は意識造型派の俳人だから、
外部の景も常に内部的に形象する。
「野分また野分の夜」とは、野分の吹き続く夜。
そんな夜夜の風音の中に、
耳を澄ませば水音が聞えてくる。
おそらく水音は作者の内面の響き合いかもしれない。
そこに水音を求める思いが仮託されていよう。
それが何かは、読者それぞれの内で思い描けばいい。
おそらくこういうイメージは、
容易に各自の中で思い当たる情感に違いないからだ。
「海原」2018年12月 no.4
「海原(がいげん)」ウェブサイトの発足、
先日お知らせしました。
まさに海原、
うつくしい海の色の表紙です。
「海原」は金子兜太主宰「海程」の後継誌。
「海原」創刊号に山本掌句集『月球儀』評が載りました。
堀本 吟さんによる丁重で明晰な<読み>と鑑賞、
その文章がサイトに掲載されています。
こちらから、どうぞ。
「海原」
https://kaigen.art/
山本 掌句集『月球儀』
堀本 吟 月面の<存在(ザイン)>ー地上の「虚無」
https://kaigen.art/kaigen_shu/gekkyuugi-yamamoto-shou/
俳誌「海原」のホームページです。
どなたでもご覧いただけます。
こちらから、どうぞ。
https:/
俳誌「海原」は
金子兜太主宰「海程」の後続誌です。
2018年9月に創されました。
俳句形式への愛を基本とし、
俳諧自由の精神に立つ
上に記した「海原」の理念は、
2018年2月に他界した金子兜太が
「海程」創刊時に打ち出した理念を継承するものです。
代 表:安西 篤
発行人:武田 伸一
編集人:堀之内 長一 副編集人:宮崎 斗士
「海原」創刊の辞 安西篤
https:/
儚くてひだるき真昼柚子を食む 掌
◆柚子・柚子味噌・柚味噌(ゆみそ)・柚子釜
柚味噌釜(ゆみそがま)・柚餅子(ゆべし)・柚子湯
ユズ(ミカン科)の実は冬に黄熟し、
芳香があり酸味が強く、調味料とされる。
冬の季語。