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「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

2017年11月23日(木)、

現代俳句協会(宮坂静生会長)の

創立70周年を祝う記念式典が帝国ホテルで催され、

全国から約700名の参加者、私も参加。

 

もう熱気がすごい。




宮坂会長の「戦後いち早く設立された協会が

幾星霜の試練を経て70周年を迎えた」と挨拶。

金子兜太先生(98)を特別功労者として顕彰。

「現役の俳人として戦後の俳句会を背負い、

前人未到の境地を開かれつつある。

日本俳句会の最高の誇りとして長寿を重ねてほしい」と

宮坂会長の祝辞に盛大な拍手。


創立70周年記念第54回現代俳句全国大会に

寄せられた句はなんと約1万八千句。

現代俳句全国大会賞はこの二句。

福富健男さんは「海程」の九州人。


  被爆胎児のわれを陽子と呼びし父   宮崎市 福富健男

  田螺鳴くまるごと村の捨てられて   豊能郡 原田タキ子

 

 

 

 

 

 





続いて講演&シンポジウム。

講演は宇多喜代子氏、

シンポジウムテーマは「俳句の未来、季語の未来」。

夏井いつきさん、岸本尚毅さん、

渡辺誠一郎さん、小林貴子さんたちがパネリスト。

司会は神野紗希さんによって活発に意見が交わされた。

「季語とは記憶の再生装置である」という言葉が印象に残る。


休憩をはさみ、懇親会へ。
   
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

門井慶喜『札幌誕生』河出書房新社 2025

 

北海道開拓の五つの物語。

 

幕末から大正にかけて、未知の土地・その極寒の地へわたり、

 

<北海道>を、近代都市・札幌を作った、

 

島義勇、内村鑑三、バチラー八重子、有島武郎、岡崎文吉

 

この五人にスポットを当てた物語!

 

まさに


<すべてはここからはじまった>

 

 

装丁:坂野公一

 

カバー・扉装画:草野 碧

 

本文挿画:佐久間真人

 

 

◆本の紹介(Amazonより)

幕末から昭和にかけて、未知の北海道で生きた、5人の男女。

いまだ北海道で人気の高い、初代開拓判官・島義勇

新渡戸稲造らと札幌農学校(現・北海道大学)の2期生として学び、

のちに信仰を志した内村鑑三

アイヌ民族の有力者の娘として生まれ、

のちにアイヌの同胞を鼓舞する歌集を出版したバチラー八重子

流行作家と農場経営の二足の草鞋の果てに、

小作人たちのため自らの農地を解放した有島武郎

暴れ川・石狩川の治水に取り組み、のちの「札幌」の発展の礎をきずいた岡崎文吉——

街に、人に、川に挑んだ、5人それぞれの開拓の物語を、

熱い筆致で描いた大型エンターテイメント!


【目次】


第一話 開拓判官──島義勇
    ロシアへの砦/はじめての蝦夷地/維新/着工/かがり火


第二話 ビー・アンビシャス──内村鑑三
    作文/上級生/薄野/夫人


第三話 人の世の星──バチラー八重子
    箱庭/聖路加病院/養子/内気な猛獣/若きウタリに


第四話 流行作家──有島武郎
    志望校/成功検査/「白樺」/宣言


第五話 ショートカット──岡崎文吉
    蛇行の川/屯田兵/試練/岡崎式単床ブロック/選択

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

病む馬のまなざしのなか紅葉散れり        掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『漆黒の翼』 山本掌の第3句集です。

   図書新聞刊 2003年 四六版 302頁


   表紙の装画はアルブレヒト・デューラー


   装幀は長谷川周平。



編集は小沢書店をやっておられた長谷川郁夫氏。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E8%B0%B7%E5%B7%9D%E9%83%81%E5%A4%AB



小沢書店では約700冊の質の高い文芸書を刊行、

田村隆一全集の責任編集、

『堀口大學』『吉田健一』などなどの評伝を書かれ、

大阪藝大の教授などをやっておられた。

 

長谷川さん、2021年に旅立たれて・・・


この句集を造っている時は日日、侃侃諤諤。

じつに刺激的で、面白かった。

「本」とは、

「言葉」とは、などなど。

それはもうたっぷりとしごいていただいた。

そんな句集です。



  鬱きざす頭蓋に散らす花骨牌(はなかるた)

  うすなさけコスモスに爪をたて

  白梅やあれはわたしの離魂
(ドッペルゲンガー)




俳人の田中亜美さんが「海程」に、

文芸評論家・黒古一夫さんが図書新聞に

書評を書いてくださいました。

 

 

 

 

 

 



黒古さんの見出しがなんと「孤絶した立ち姿」!?

孤立でも、

 

孤高でもなく、

 

<孤絶>。



ひとりで書いてゆくことを、

あらためて、じっくり噛み締めた

 

・・・忘れられません。

 

 

 

 

 

 

 





この句集『漆黒の翼』発行にあたり、

書家・小熊廣実さんとの

 

展覧会を高崎で催したのも懐かしい♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






第二句集『朱夏の柩』は

現代俳句協会青年部のフリーダム句集9。

 

表紙を金にし、

 

オリジナル俳句歌曲<花唱風弦(かしょうふうげん)>の

 

楽譜を載せました。

 



<序>を金子兜太先生が書いてくださったのが、

なにより、うれしい♪



リサイタル<俳句をうたう 花唱風弦>@上野奏楽堂

この句集を「会場に置く」というミッションがあって、

もうもう、艱難辛苦の日日。

このコンサートには

 

兜太先生も駆けつけてくださった♪

 

 

 

 

 紅梅の芯の銀泥の荒るるや 

 

皐月朔日地獄大夫とおるわいな

  渾身のツェッツェッ蠅の遠近法

 病む馬のまなざしのなか紅葉散れり

  鎖骨美し月光のはりさけん


 

 

 

この句集の鑑賞を

 

「海程」の創刊同人の山中葛子さんが

 

「現代俳句」に書いてくださいました。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山本 掌 句集『銀(しろがね)の』

 

 

これまでに4冊の句集を上梓しました。



 第一句集『銀(しろがね)の』1992年 フォーキャスト

 第2句集『朱夏の柩』1995年 邑書林 
                 現代俳句協会青年部 フリーダム句集

 第3句集『漆黒の翼』2003年 図書新聞

 第4句集『月球儀』2018年 DiPS-A



『銀の』『朱夏の柩』『漆黒の翼』

 

11月18日の発行です。

ちょっと句集の紹介をさせてください。


『銀の』は俳句を初めて、3年目!?。

文庫サイズで1ページに1句。

句は198句。

 

 

 

北京春雷青猫の奪われし

  灰のよう桜のようにひと濃くて

  黒揚羽昼星銀粉ひるがえし

 

 

 

 

 

 

 

 

 



オペラの歌い手が句集を出版したと

 

読売、毎日、朝日新聞、

俳句雑誌『俳句あるふぁ』に掲載していただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 



いまからみるとあらら、と思うことも多々ありますが、

本にできたのが、うれしかった♪

第一句集から句は自分で選び、

句集にしてきました。(続きます)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冬の薔薇かすかな鬱のまなうらに        掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近くのお庭にたくさんの杜鵑・ほととぎす。

まだまだ蕾もあって。

なかなかいい風情。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



◆杜鵑は(ホトトギスぞく、杜鵑草属、学名 Tricyrtis)

ユリ科。多年生草本植物。


8月下旬から11月にかけて咲き、

斑の入りかたで、種はいろいろあるとか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桐野夏生『顔に降りかかる雨』講談社文庫 1996

 

この緊迫感、

 

このストーリー、

 

この息詰まるほど比類ない

 

桐野夏生のデビュー作にして、江戸川乱歩賞受賞作。

 

あらためて、凄いと唸っています♪

 

まさに桐野夏生の原点でしょうか。

 

 

◆ストーリー

 

親友の耀子が、曰く付きの1億を持って失踪した。

夫の自殺後、新宿の片隅で無為に暮らしていた村野ミロは、

共謀を疑われ、彼女の行方を追う。

大金を預けた成瀬時男は、暴力団上層部につながる暗い過去を持っている。

あらぬ疑いを受けた村野ミロは、成瀬と協力して解明に乗り出す。

二転三転する事件の真相は?

 

 

カバーデザイン:辰巳四郎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映画「スピリットワールド」

 

フランスの名優カトリーヌ・ドヌーブが主演、

 

竹野内豊、堺正章、風吹ジュンらが共演。

 

日本、フランス、シンガポールの合作映画で、

 

群馬県高崎市や千葉県いすみ市で撮影。 

 

 

しずかな、美しい映像がこの映画の全編をながれ、

 

死してまさに「中有・ちゅうう」に

 

ある人というか、たましいの物語でしょうか。

 

かつての「ベルリン天使の歌」のような・・・

 

 

ドヌーヴはその孤独感や、

 

実体を失った魂の漂泊感、

 

そしてその艶やかさ。

 

どの画面でも寂として、うつくしい!

 

 

堺は、穏やかさと軽やかさ、それが年齢を重ねて、味わい深くなって。

 

そこに鈴木慶一(ムーンライダース)はユウゾウ友人で、

 

細野晴臣も登場。

 

 

◆ストーリー

 

 父・ユウゾウ(堺 正章)の息子と疎遠に、

ひとり自宅でクレアのレコードを聴きながら静かに息絶える。

死をきっかけに

群馬県高崎市を訪れたハヤト(竹野内 豊)は、

離婚した母(風吹ジュン)に思い出のサーフボードを届けてほしいという父からの遺言と、

フランス人歌手・クレア(カトリーヌ・ドヌーヴ)のコンサートチケットを見つける。

クレアは気の進まない来日コンサートを終え、

ひとり飲みの居酒屋で突然倒れ、亡くなる。

父の遺言を果たすため、ハヤトは家を出た母を捜す旅に出る。

一方、コンサートで訪れた日本で命を落とし、

さまよえる魂となったクレアは、死後の世界でユウゾウと出会い、

見えない存在としてハヤトの旅を見守ることとなる。  

 

監督はエリック・クー。 シンガポール

 

 

◆予告編

 

Bing 動画