桐野夏生 デビュー&江戸川乱歩賞!『顔に降りかかる雨』講談社文庫 1996 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

桐野夏生『顔に降りかかる雨』講談社文庫 1996

 

この緊迫感、

 

このストーリー、

 

この息詰まるほど比類ない

 

桐野夏生のデビュー作にして、江戸川乱歩賞受賞作。

 

あらためて、凄いと唸っています♪

 

まさに桐野夏生の原点でしょうか。

 

 

◆ストーリー

 

親友の耀子が、曰く付きの1億を持って失踪した。

夫の自殺後、新宿の片隅で無為に暮らしていた村野ミロは、

共謀を疑われ、彼女の行方を追う。

大金を預けた成瀬時男は、暴力団上層部につながる暗い過去を持っている。

あらぬ疑いを受けた村野ミロは、成瀬と協力して解明に乗り出す。

二転三転する事件の真相は?

 

 

カバーデザイン:辰巳四郎