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「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワーグナー「神々の黄昏」

無観客の公演を食い入るようにパソコンで

見つめたのは1年前!?

時間の流れの速さに茫然としています。



びわ湖ホール、ワーグナー「リング」4部作の最終章、でした。

毎年1作を上演し、4夜目の「神々の黄昏」。

1:30から19:00(30分の休憩を2回)まで。

youtubeでの配信。


家で、パソコンで、観ている、現在ただいま、

歌手やオーケストラが上演している、その不思議さ。



1本のオペラを作るのにどれほどの、

時間とエネルギーと資本がいることか・・・

ましてやワーグナーです。

 



この日、1万2000人以上のアクセスがあった、とか。




 びわ湖ホールプロデュースオペラ  
ワーグナー作曲≪ニーベルングの指環≫

第3日『神々の黄昏』

開催日 2020年3月8日(日)

時間 13:00開演 / 19:00終演予定
会場 滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 大ホール

指揮:沼尻 竜典(びわ湖ホール芸術監督)
演出:ミヒャエル・ハンペ
美術・衣裳:ヘニング・フォン・ギールケ
照明:齋藤 茂男
音響:小野 隆浩(びわ湖ホール)
演出補:伊香 修吾
舞台監督:幸泉 浩司

ジークフリート:エリン・ケイヴス
ブリュンヒルデ:池田香織
アルベリヒ:大山大輔
グンター:髙田智宏
ハーゲン:斉木健詞
グートルーネ:森谷真理
ワルトラウテ:中島郁子
ヴォークリンデ:砂川涼子
ヴェルグンデ:向野由美子
フロスヒルデ:松浦 麗
第一のノルン:八木寿子
第二のノルン:齊藤純子
第三のノルン:田崎尚美

合唱:びわ湖ホール声楽アンサンブル、新国立劇場合唱団
管弦楽:京都市交響楽団
コンサートマスター:ハルトムート・シル

公演概要:https://www.biwako-hall.or.jp/perform...


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただいま河津桜、満開!

前橋駅南、徒歩5分にある市ノ坪公園。

そこに5本の河津桜の大木、

爛漫というにふさわしいその姿。

青空のもと

まさに艶やかな桜色。


近くに桜守がいらして、

それはそれは大切に育てているとか。

まだまだたっぷり楽しめそう♪


こちらのブログにたくさんの画像
  https://blog.goo.ne.jp/gunma-daisuki/e/9cc8fc505930f991214de36e068ec0af

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オペラ「金閣寺」、NHK-BSで放映され、

それを録画で観た。


2015年12月5日、溝口を小森輝彦。

わたしは6日の宮本益光で観たので、

生ではないものの、

両バリトンを聴くことができたのが、うれしい。


田尾下、演出の構成、構築の緻密さ、

小森の陰影のある声、

厚みのある合唱・アンサンブル、

下野の指揮のもとのオーケストラ、素晴らしい。


このオペラを日本で上演でき、

観ることができたことは奇跡的といってもいい、かと。




 

◆オペラ「金閣寺」@神奈川県民ホール のブログはこちら
  http://ameblo.jp/bashouza/entry-12104145385.html

 

 

 

オペラ「金閣寺」を観た!

「金閣寺」三島由紀夫の小説をどうオペラ化したか。

ベルリン・ドイツオペラからの委嘱を受け、
クラウス・H・ヘンネベルクによるドイツ語の脚本を
黛敏郎が作曲。

初演は1976年、ベルリン・ドイツオペラ歌劇場において。
日本では1991年全幕初演、97年、99年に上演されている。
今回は16年ぶりで、私にとっては幻のオペラ。

奇しくも三島由紀夫生誕90年にあたる。

小説とオペラの決定的な違いは
金閣を燃やす学僧溝口が吃音ではなく、
右手に障害をもつ、ということ。
三島の文学作品を敬愛する
演出の田尾下哲もそこをどうするか、
悩みに悩み、
「精神的なコンプレックスの表出」と考えるにいたったと言う。

オペラでは溝口15歳から金閣を焼く21歳までだが、
これをテノールでなくバリトンが歌う。
より内省的、屈折した声が必然だった、かと。

12月6日(日)、溝口は宮本益光。
最初から最後まで、まるでモノオペラのように歌い続ける。

エピソードの積み重ねて、
溝口の<金閣>への愛憎、桎梏、執着(しゅうじゃく)、を描く。

このオペラのもうひとつの主役というべき
「金閣」がじつに荘厳、美麗な建築となり、
舞台を占める。
美術が素晴らしい。

紅葉の金閣、
雪の金閣、
そして炎上する金閣。

指揮は下野竜也、
オーケストラは神奈川フィルハーモニー管弦楽団。

精緻な音から、壮大なフィナーレまで、
濃密な、まさに楽音すら炎上してゆくよう。
東京オペラシンガーズの合唱が
溝口の内面を、経文を物語る。

このオペラ「金閣寺」、
歌手、演出、指揮、オーケストラ、美術、
が、みごとに嚙み合った公演となった。

「言葉によって、想像を超えた想像力を引き出す」
作家・三島由紀夫への音楽からのオマージュであった。



◆舞台写真・ぶらあぼより
   http://ebravo.jp/archives/22964



【指揮】下野 竜也 

【演出】田尾下 哲

【照明】沢田 祐二 

【装置】幹子 S.マックアダムス 

【衣裳】半田 悦子

【出演】

溝口:小森 輝彦(5日)/宮本 益光(バリトン)(6日) 

父 :黒田 博(バリトン)

母 :飯田 みち代(ソプラノ)
 
若い男:高田 正人(テノール)
 
道詮 :三戸 大久(バス)

鶴川:与那城 敬(バリトン)
 
柏木 :鈴木 准(テノール)

女 :吉原 圭子(ソプラノ)
 
有為子:嘉目 真木子 (ソプラノ)

娼婦:谷口 睦美(メゾソプラノ)



管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団。

合唱:東京オペラシンガーズ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





















































 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホロストフスキー(バリトン)&ネトレプコ(ソプラノ)、

赤の広場コンサートの録画をまたまた観ています。

<ホロストフスキー特集>、

先週のメトロポリタン歌劇場配信で

ホロストフスキーのオペラを堪能。

個人的にまだまだ<ホロストフスキー祭り>です♪




2013年6月19日公演。

なんといっても「エウゲニ・オネーギン」でしょうか。

チャイコフスキー作曲、

母語で歌える素晴らしいオペラがあること。

オネーギンを歌うために

 

生まれてきたと言われるホロストフスキー。

そのオネーギンを聴くことができました♪




◆ブログを再掲いたします。

2013年6月19日


赤の広場コンサートを録画で観る。



あの赤の広場にびっしりの聴衆。


なんと7500人とか。


同時に中継をしていたようで、TVカメラも。



人気のオペラ歌手2人、


アンナ・ネトレプコ(ソプラノ)、

 

ドミートリー・ホロストフスキー(バリトン)。


野外のコンサートは音楽を聴きながら、


ゆったりとリラックスして愉しむ(ちょっとお祭気分?かな)。



「トロバトーレ」から始まり、


ネプレプコわりとおとなしめの歌唱。


ホロストフスキーのスカルピアが素晴らしい。



二人のデュエットは「オネーギン」から。



イタリアオペラからロシアものへ。


プログラムが進むにつれて、


夕映え、

 

そして宵に。



ネプレプコ、「チャールダッシュの女王」で、


はじけ、手拍子で踊ったりも。



ホロストフスキー、アンコールでの「黒い瞳」の熱っぽいこと。


黒いシャツにプラチナブロンドが映えて。


さらに二人での「モスクワ郊外の夕べ」


まさに<夕べ>になった時にこの曲。

もうお客様大喜び。



 
◆エウゲニ・オネーギン
 https://www.youtube.com/watch?v=UrhI31Qy0Qg

 



◆モスクワ郊外
 https://www.youtube.com/watch?v=-SwumVFUMBg



























 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まなかいのほの青みゆく雛の夜          掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほのほのと鳥語で爺は雛遊び                    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雛の夜ひなのさざなみ問いつめて                掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆雛(ひな・ひいな)・雛祭・桃の節句・桃の日・雛の節句


初雛・内裏雛・紙雛・雛飾る・雛道具・雛菓子・雛あられ


雛の火・雛の客・雛の宴・雛の宿・菱餅・白酒・流し雛


雛送り・雛納(ひなおさ)め・雛市・雛店

 



三月三日。


女の子のいる家で、ひな人形を飾り、


白酒・菱餅・桃の花などを供えて祭る行事。



流し雛は、雛を川や海に流すことによって、


穢れを流すという信仰による。

雛市は雛祭の前に立つ雛人形の市。



春の季語。



 

画像はうちのお雛さま

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

池田澄子 句集『此処』で

読売文学賞&現代俳句協会賞を受賞され、

いままさに旬の方。

池田澄子さん、ご受賞、

あらためておめでとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




その池田澄子さんの現代俳句講座、

そのダイジェスト版がyoutubeにアップされています。

昨年の9月に配信され、拝見しています♪

  https://www.youtube.com/watch?v=ZgnXYZNBOg4


全編をご覧になりたい方は、

現代俳句協会事情部へお申し込みを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俳句をうたう」

字数が限られていましたので、

ギュギュっとコンパクトに♪

 

 

金子兜太主宰「海程」の後続誌、

「海原」に発表しました。

2020年5月、掲載。

 

 

 

 

 







 「俳句をうたう」
                 

                   山本 掌




 「あなた、俳句を歌ってみない」と、声楽の師。

第一句集『銀(しろがね)の』を上梓したおりのこと。

オペラ、フランス歌曲(仏語詩の声楽歌曲)を歌っていたころで、

俳句を書くことと歌はまったく別の表現(こと)、

と思い込んでいたので、「???」。



初めに取り組んだのは箕作(みつくり)秋吉作曲「芭蕉紀行集」。

芭蕉の「日の光」「荒海や」など十句を連作にしたもの。

ほぼ一曲一分ほどの短い曲のなんと緻密で濃厚なことか。

その後、私の大切なレパートリーに。



すっかり俳句歌曲に魅せられ、

 

俳句の曲を探すが、とても少ない。

そんなおり、ギタリストで作曲家との出会いがあり、

兜太句、自作を曲にして、ギターと歌う

「花唱風弦(かしょうふうげん) 俳句をうたう」と創り、

世界詩人会議日本大会のオープニングや

兜太先生が駆けつけてくださった

上野の旧奏楽堂でのリサイタルなど、思い出深い。




 俳句は五七五十七音の最短定型。

そのことばの密度は深く濃い。

歌ってゆくうちに俳句は

 

朗唱や歌には適さない定型なのでは……と。



すでに完成された<俳句>を作曲する。

そこにすでに<読み>があり、

そこから句をどのように受けとり鑑賞し、

<音>の時間・空間に立ち上がらせるか。

 歌い手はその楽譜をじっくり読み込み、

作曲家の求める世界を探り、

 

音の高さ、長さ、色合いを

自身の身体(しんたい)をとおして、

 

楽音を、声を響かせてゆく。



初めに俳句・ことばからの、

第二に作曲・音からの<読み>を歌うために

どれほど<内>のエネルギーを要求されることか。

俳句はいかに凝縮された宇宙であるかを知った。

 



 <うたい語る「おくのほそ道」>へ。

ある日、

 

「おくのほそ道」を舞台作品にできないだろうか…と思い立ち、

それからはもうもう試行錯誤の日日。



どの句を歌い、どこを語り、どのように音を入れるか。

「おくのほそ道」を四つに分け、

 

旅立ちから遊行柳、

松島から平泉、

 

最上川から象潟、

 

市振から大垣、として構成。



句をメゾソプラノが歌い、

 

紀行文を原文で語る。

ピアノは歌曲の伴奏、叙景を描く。

その句にあった曲をと、

連句仲間でもある現代音楽の作曲家に委嘱する。

無調や変拍子の大曲、難曲が書き下ろされ、

時間をかけ、少しづつ舞台作品として

 

みえてくるこの「おくのほそ道」。



メゾソプラノ、語り手、ピアニスト、作曲家を

畏れ多くも「芭蕉座」と命名して公演を催し、

その上演ごとに

 

「ここをこうしよう、ああもしたい」と手を入れ、

四者四様の芭蕉観、俳句の読み、

音へのこだわりがぶつかりあう稽古は喧々諤々。     

苦しくも愉しい。



作品化へはまだまだの道のり、

つねに<過程>あるこの「おくのほそ道」、

創り続けていけたら、と願っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


<芭蕉をうたう>

「芭蕉紀行集」を演奏しました。

好きな歌曲集で、おりおりに歌っています。

もう5年前になるのですね・・・



箕作秋吉(みつくりしゅうきち)作曲で、

一句に一曲、

全十句からなる連作歌曲となっています。

 

 


芭蕉の句をこちらに。

  
 ◆芭蕉紀行集           

野ざらしを心に風のしむ身かな

馬に寝て残夢月遠し茶のけぶり

海暮れて鴨の声ほのかに白し

冬の日や馬上に凍る影法師

あらたふと青葉若葉の日の光

閑かさや岩にしみ入る蝉の声

荒海や佐渡に横たふ天の河

五月雨の空吹き落せ大井川

菊の香や奈良には古き仏達

旅に病んで夢は枯野をかけ廻る

           

           新潮古典集成『芭蕉文集』『芭蕉句集』