「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ -149ページ目

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

                      「仮面舞踏会」

 

 

 

 

メトロポリタン歌劇場配信、

 

昨年から1年半におよびます。

 

オペラはかつては二期会や

 

藤原歌劇団の公演(合唱)で舞台に乗って、

 

新しいプロダクションがあれば、

 

できうる限り足を運んでいました。

 

このオペラ配信を観て、

 

「極東にいると限られた演目になるのだな」と。

 

 

いよいよ今週が最終章となってしまいました。

 

ファン投票により選ばれた7演目はこちら。

 

 

第71週最終週 :視聴者の選択

7月19日(月)モーツアルト「フィガロの結婚」

 

 主演:ルネ・フレミング、

    セシリア・バルトリ、

    スザンヌ・メンツァー、

    ドウェイン・クロフト、

    ブリン・テルフェル

 

指揮:ジェームズ・レバイン

演出::ジョナサン・ミラー。 1998年11月11日より。

 

 

7月20日(火)マスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ」 


 主演:タチアナ・トロヤノス、

     ジャン・クラフト、

     プラシド・ドミンゴ、

     ヴァーン・シナール。

 

レオンカヴァレロ「道化師」

 主演:テレサ・ストラタス、

     プラシド・ドミンゴ、

     シェリル・ミルンズ、

     アラン・モンク

 

 指揮:ジェームズ・レバイン

 演出:フランコ・ゼフィレッリ 1978年4月5日より。

 

 

7月21日(水)、ビゼー真珠採り」

 

 主演:ダイアナ・ダムラウ、

     マシュー・ポレンツァーニ、

     マリウシュ・クヴィエシエン、

     ニコラス・テステレス
 

 指揮:ジャナンドレア・ノセダ

 演出:ペニー・ウールコック 2016年1月16日より。

 

 

7月22日(木)、オッフェンバッ「ホフマン物語}


 主演:エリン・モーリー、

     ヒブラ・ゲルツマヴァ、

     ケイト・リンジー、

     クリスティーン・ライス、

     ヴィットリオ・グリゴロ、

     トーマス・ハンプソン

 

指揮:イヴ・アベル

演出:バートレット・シャー 2015年1月31日より。

 

 

7月23日(金)、ドニゼッティ「連他の娘」
 

 主演:ナタリー・デッセイ、

     フェリシティ・パーマー、

     フアン・ディエゴ・フロレス、

     アレッサンドロ・コルベリ

 

指揮:マルコ・アルミリアーノ

演出:ローラン・ペリー  2008年4月26日より。

 

 

 

 

 

 

7月24日(土)、ヴェルディイル・トロヴァトーレ

 

 主演:アンナ・ネトレブコ、

     ドロラ・ザジック、

     ヨンフン・リー、

     ドミトリー・ホロストフスキー

 

 指揮:マルコ・アルミリアーノ
 演出:デビッド・マクヴィカー 2015年10月3日より。

 

 

7月25日(日)、ヴェルディ「仮面舞踏会」

 

 主演:ソンドラ・ラドヴァノフスキー、

    キャスリーン・キム、

    ステファニー・ブライス、

    マルセロ・アルバレス、

    ドミトリー・ホロストフスキー
 

 指揮:ファビオ・ルイジ

 演出:デビッド・アルデン 2012年12月8日より。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新前橋駅は

 

上越線、両毛(りょうもう)線の


乗り入れているJRの駅。

 

私もよく利用しています。

 

 

 


    「新前橋駅」詩碑




朔太郎の時代には

 

まさに野原の中でしょうか。

 

「荒寥たる田舎の小駅なり」と描写されています。

 


いまはロータリーの中に


「新前橋駅」の詩碑が設置されています。




 新前橋駅
                       萩原朔太郎



野に新しき停車場は建てられたり

便所の扉(とびら)風にふかれ

ペンキの匂ひ草いきれの中に強しや。

烈々たる日かな

われこの停車場に来りて口の渇きにたへず

いづこに氷を喰(は)まむとして売る店を見ず

ばうばうたる麦の遠きに連なりながれたり。

いかなればわれの望めるものはあらざるか

憂愁の暦は酢え

心はげしき苦痛にたへずして旅に出でんとす。

ああこの古びたる鞄をさげてよろめけども

われは瘠犬のごとくして憫れむ人もあらじや。

いま日は構外の野景に高く

農夫らの鋤に蒲公英の茎は刈られ倒されたり。

われひとり寂しき歩廊(ほうむ)の上に立てば

ああはるかなる所よりして

かの海のごとく轟ろき 感情の軋(きし)りつつ来るを知れり。

 

          『 純情小曲集』 (1925年刊)「郷土望景詩」より

 

()はルビ、表記ができないのため()で。





◆郷土望景詩の後に

「新前橋駅」

朝、東京を出でて渋川に行く人は、


昼の十二時頃、新前橋の駅を過ぐべし。


畠の中に建ちて、そのシグナルも風に吹かれ、


荒寥たる田舎の小駅なり。

 

 

 

 

 

 

新前橋駅

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月球儀鮎の動悸のおくれけり           掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リサイタル「萩原朔太郎をうたう」


つい先日、と思っていたら、

 

5年前だったのですね(笑)。

 

 

自主企画のリサイタルです。

 


 



◆萩原朔太郎記念 前橋文学館で催します。


2016年7月17日(日)14時開演



メゾソプラノ:山本 掌

   ピアノ:中島章恵


今回は前橋の詩人・萩原朔太郎を支柱にした

演奏会になります。

詩の朗読、そして歌へ、と考えております。

 

 

 






    < プログラム >

       Ⅰ

萩原朔太郎『月に吠える』より


 猫             牧野由多可 曲
 旅上            團伊玖磨  曲
 雲雀料理           〃
  
萩原朔太郎『定本 青猫』より


 仏陀 あるいは世界の謎 石渡日出夫 曲
 風船乗りの夢           〃


      Ⅱ 朔太郎をめぐって

ピアノ独奏 ソナチネ     ラヴェル

またある時は   三好達治 詩 中田喜直 曲
たあんき ぽーんき 山村暮鳥 詩   〃
木兎         三好達治 詩   〃

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鮎食べて天球の半径測る              掌

 

 

 

 

 

 

 

 

◆鮎・香魚(こうぎょ)・年魚(ねんぎょ)

 

アユ科の淡水魚。体長20~30センチ。

 

冬、稚魚は海へ下り、

 

春、川をさかのぼり、

 

秋、川を下って中流域の砂利底に卵を産み、

 

多く1年で生を終わるので年魚ともいう。

 

食用にされる。

 

夏の川魚の王者である。

 

 

夏の季語。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歌曲「黴」は

 

 深尾須磨子 (Fukao Sumako,1888-1974) 詩

 

  橋本國彦 (Hashimoto Kunihiko,1904-1949)作曲

 

 

この「黴」、

 

もの憂い梅雨の頃、

 

女性の不安、寂しさ、畏れがたゆたう・・・

 

ちょっと長めの歌曲です。

 

 

山本掌(メゾソプラノ)

  
 (685) 橋本國彦「黴」 メゾソプラノ・山本 掌 - YouTube 「黴」 (6分)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6月ころから、合歓の花咲きはじめて、

あわい紅色の花々が、

葉のあわいから見え隠れしています。

近くの合歓の木、

 

二階の屋根にせまりそう。



 
          象潟や雨に西施が合歓の花         芭蕉

 

 (きさかた)    (せいし)(ねぶ)

 

芭蕉のあまりにも有名なこの句。

たおやかな中国の美女・西施のおもかげで、

雨がことのほか似合うよう・・・




◆合歓の花

花期は夏(6 - 7月)で、

 

小枝の先から花柄を出して、

淡紅色の花が10 - 20個集まって

 

頭状花序のようにつき、

夕方に開く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

梅雨の月影のにじむめる鉄格子           掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

梅雨寒し文殻を裂きそのままに              掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

梅雨の家暮れてしまえばういてくる               掌