合歓の花、雨に打たれて | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6月ころから、合歓の花咲きはじめて、

あわい紅色の花々が、

葉のあわいから見え隠れしています。

近くの合歓の木、

 

二階の屋根にせまりそう。



 
          象潟や雨に西施が合歓の花         芭蕉

 

 (きさかた)    (せいし)(ねぶ)

 

芭蕉のあまりにも有名なこの句。

たおやかな中国の美女・西施のおもかげで、

雨がことのほか似合うよう・・・




◆合歓の花

花期は夏(6 - 7月)で、

 

小枝の先から花柄を出して、

淡紅色の花が10 - 20個集まって

 

頭状花序のようにつき、

夕方に開く。