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「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俳人・金子兜太の

 

第十五句集『百年』(朔出版)

2019年に刊行されました。



十四句集『日常』より後の十年を

一年ごと、編年体であまれ、

全七百三十六句。

 

1ページに4句組。

まさに渾身の句がここに。

 

 

帯文にあるよう

 

「俳句となって生き続け」て。




2018年2月に他界され、

明日、9月23日が生誕102年。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

今宵の月、

 

厚い雲間に隠れて・・・

 

 

萩原朔太郎<およぐひと>は

 

「たましひは水のうへの月つきをみる。」と。

 

 

 

 

 

 






『月に吠える』1917年刊に載っています。

心臓には「こころ」、

瞳には「め」のルビ。

初版では四行が1ページに置かれ、

ページをめくると

「およぐひとのたましひは水みづのうへの月つきをみる。」

この最終行、ページの真中に置かれて。





   <およぐひと>



およぐひとのからだはななめにのびる、

二本の手はながくそろへてひきのばされる、

およぐひとの心臓(こころ)はくらげのやうにすきとほる、

およぐひとの瞳(め)はつりがねのひびきをききつつ、

およぐひとのたましひは水のうへの月つきをみる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

胎蔵曼荼羅おでむかえは鬼やんま           掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆蜻蛉・あきつ・鬼やんま・銀やんま・塩辛とんぼ

 

 麦藁とんぼ・精霊蜻蛉・黄蜻蛉・夕蜻蛉・蜻蛉釣

 

 蜻蛉生まる・糸蜻蛉・川蜻蛉

 

 

蜻蛉目の昆虫の総称。

 

肉食で、カなどを食べる益虫。

 

秋の季語。

 

 

この秋空、

 

庭に蜻蛉が群れて♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高崎兜太句会は

 

月に一度の少人数の句会。

 

 

 

兜太先生、はやばやと到着。

このところJR新幹線の時刻表がかわって、

次だと遅れてしまう、とか。

来月から15分早めに始めることとなった。

句会の前にお話し。

前日、中村草田男「萬緑(ばんりょく)」の解散に

立ち会ってこられたとのこと。※



兼題は「水田(みずた)」。

6月にこの句稿を提出しているので、

いまの季節とはそぐわない(笑)。

三句&問題句を一句選えらぶ。

今回はわれて、まずは5点の


   月を抱く水田一枚ずつの物語


わたしも選ぶ。

ちょっとあまいかとも思うが・・・

兜太評:素朴な句。

     「月を抱(だ)く」ではなく「月抱(いだ)く」とすると

     平凡の非凡となる。


問題句のみで6点となったのはこの句。


   没頭すわたし秘かに棚田です


この句も選んだ。

兜太評:「没頭するわたし」と読む。

     なにかに没頭して不安、孤独な状態、

     「棚田」におちいった状態、自分は棚田的存在。

     平坦な田でなく、立体的な「棚田」であるのがよい。


兜太先生、今月の句の評価、点数で示された。


 

わたしはどうも「水田」「青田」などは苦手で、

今月は<無事通過>で終ってしまいました(苦笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 







 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

金環蝕おそらく皿の曼珠沙華             掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

曼珠沙華見しより黙のはじまりぬ          掌

 

                (もだ)

 

 

 

 

 

 

 

 

◆曼珠沙華・彼岸花・死人花・幽霊花・

 

天蓋花(てんがいばな)・捨子花・狐花



ヒガンバナ科の多年草。


秋の彼岸に真っ赤な花をつける。


曼珠沙華は梵語で赤花の意味である。



鱗茎は有毒であるが、砕いて水に晒すと


非常食になる。



秋の季語。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

曼珠沙華、そこここに



咲きはじめています♪




曼珠沙華というと塚本邦雄のこの短歌。

 
  いたみもて世界の外に佇つわれと

         紅き逆睫毛の曼珠沙華

           
         (さかさまつげ) 



 

◆「曼珠沙華は仏教で伝説上の天の 花。


サンスクリット語 manjūṣakaの音写。


純白で,見る者の悪業を払うといわれ、


天人 が雨のように降らすという。


日本ではヒガンバナと呼ばれ鮮紅色の花を咲かす」、と

 

曼珠沙華の解説にありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

(フリー画像からお借りしました)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       立花隆さん、まさに驚異の蔵書!

 

書棚ごと撮影して、

 

その写真の総数10万枚!

 

 

書影の真ん中に帯のように見えるのが書棚。

 

書棚一本一本、

 

一棚一棚、

 

もう何日あったら見尽くせるのか・・・

 

どんな本がどのように並べられているのか、

 

その書棚、蔵書について

 

立花さんが話されたのがこの書。

 

あまりに厚いのでちょっと測ってみたら、

 

なんと5・5センチ! 

 

650ページ、

 

重い!

 

 

通称ネコビル、地上3階、地下2階、

 

1棟まるごと書棚。

 

階段も、屋上も本本本で埋め尽くされ、

 

さらに別に書庫&大学の研究室も。


まさに知の巨人・立花隆!!

 

 



<目次> をご覧ください(目次だけで5ページ)。



まえがき

第一章 ネコビル一階

「死」とは何か
自分の体験から興味が広がる
日本近代医学の始まり
分子生物学は、こんなに面白い
春本の最高傑作
伝説の編集部
不思議な人脈
中国房中術の深み
フロイトはフィクションとして読む
サルへのインタビューを試みた
河合隼雄さんとの酒
アシモはラジコンに過ぎなかった
人間の脳とコンピュータをつないでしまう
医療、介護から軍事まで
原発事故現場に入ったロボットがアメリカ製だった理由
最初はアップルのMacを使っていた
ネットの辞典は使わない
汚れたラテン語の教科書
役に立つシソーラス
虫眼鏡より拡大コピー
ポパーの主著が見つからない
お坊さんで科学者の偉人
古本屋の商売
とにかく脳のことはわかっていない
壊れた脳がヒントになる
医学系の心理学と文科系の心理学がある
レポートそのものが売り物になる宇宙モノ
嘘が面白い
ブッシュの一日
アメリカにおける原発開発ブーム
最新の原発技術
東電ではなくGEに損害賠償を要求すべき
原発の安全性を証明する事件になるはずだった
太陽光発電の可能性
研究の自由は、現代社会で最も重要なもの
キュリー夫人の国
原発研究に積極的なロシア
中国が原発大国になる


第二章 ネコビル二階

土着宗教としてのキリスト教
真言宗の護摩焚きにそっくりだと思いました
聖母像の秘密
マリア信仰
寝取られ男ヨセフ
黒いマリア
日本とイエズス会宣教師の深い関係
現地人と親しくなるコツ
殉教者の歴史
インカの血統
偽書を楽しむ
途切れた天皇の系譜
自著はあまり読み返さないけれど


第三章 ネコビル三階

西洋文明を理解するには聖書は必読
個々の文章を読み込んでいくこと
神の存在を素朴に信じるアメリカ人
アーサー王伝説
本は総合メディア
イスラム世界を「読む」
神秘主義
井筒俊彦先生との出会い
ルーミーの墓所
コーランの最も有名なフレーズ
『古事記』『日本書紀』以外の系譜
パワースポットの源流
神、キリスト、そして聖霊
巨石文明とヴィーナス信仰
メーヌ・ド・ビランと日本の出版文化
ソクラテス以前の哲学
フリーマン・ダイソン
地球外生命体は存在する!?
困ります、岩波さん
ファインマン最大の仕事
くりこみ理論
科学を「表現する」天才
科学は不確かなものである
サイエンスについて語ることの難しさ
現実では起きないけれども……
アインシュタイン最大の功績
レーザーの世界
日米、「光」の競争
タンパク質の構造解析


第四章 ネコビル地下一階と地下二階

自動排水装置
取材は「資料集め」から
明治維新について書くなら必須の資料
貴重な『Newsweek』
大学は「自分で学ぶ」ところ
保存できなかった農協関係資料
本を書いた後に、資料が増えていく不思議
石油から、イスラエルと中東問題へ
モサドのスパイ、エリ・コーエン
本には書いていないエルサレム
パレスチナ報告
科学史が重要なわけ
日本の航空機製造の元祖
郷土史研究の名資料
野坂参三の秘密
重信房子に接触を試みた
ゾルゲと日本共産党
警察資料まで売っている古本屋
雑誌はなかなかいい資料
連続企業爆破事件はまだ終わっていない
機関誌へ寄稿していたビッグネーム
アメリカの新聞も危ない
西欧諸国における下水道の意味
スターリンとは何だったのか?
プーチンは帝国を作ろうとしている
旧岩崎邸の地下で起きた事件の真相
ぼくが煙草を吸わない理由
半藤一利さんと田中健五さんにはお世話になった


第五章 ネコビル階段

ブルゴーニュからヨーロッパを知る
近代国家の枠組みを相対化する
書棚は歴史の断面である
ゲーデルの功績に有用性はあるか
アジアは単純ではない
教科書的な本をまず手にとる
宗教学者としてのマックス・ウェーバー
政治家の質を見分ける本
親父の形見
政治家の自叙伝


第六章 ネコビル屋上

コリン・ウィルソンの多面的世界
男はみんなスケベだ
埴谷雄高の思い出
転向者の手記
共産党から連日のように批判記事を書かれた
火炎瓶の作り方
ワイン作りの思い出
その「赤い本」の日本語版


第七章 三丁目書庫+立教大学研究室

お気に入りはバーン=ジョーンズ
ロンドン風俗のすべてが描かれている
日本にも大きな影響を与えたラファエル前派
死ぬ前に見ておきたい絵
今、アメリカで最も有名な中国人画家
人間が人間を表現するということ
一休と森女の謎
日本の三大バセドウ病患者
「汝の欲するところをなせ」というタイトルのビデオ
携帯の電波が届かない執筆スペース
大学の教養課程で教えるべきは、「脳」について
どうしようもない人のどうしようもない本
特別な写真家土門拳
春画でも最高峰の葛飾北斎
錦絵なしに歴史は語れない
原書房の独特なラインナップ
角栄について新しいことが書かれた本はもう出ない
もう一度音を鳴らしてみたい
学生時代は映画館に入り浸っていた
河出書房の意外な姿
ヨーゼフ・ボイスの不思議な仕事
日記からわかる明治維新
新聞凋落!?
彼らにはたしかに「勢い」があった
古書店の在庫目録
昭和史の資料と戦闘詳報
伏字だらけの日本改造法案
盗聴と二・二六事件
ブーガンヴィルと啓蒙思想
キリスト教の歴史を知るための基礎資料
歴史は「今」から逆戻りで学ぶべき
時代が変われば、本を置く場所も変わる


索引

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝顔の鱏のふりしてうすまぶた             掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝顔、まだまだ元気に咲いています。

俳句では秋の季語。

 

朝顔は「夏の花」と思われているかも。

小学生のころ「朝顔観察日記」を

夏休みの宿題にあったりしましたものね。

 

 

 

 

 







近くのお宅ではグリーンカーテンにして、

ピンクやブルー朝顔が咲きつづけて、涼やか。



この「蕣」あさがおの漢字表記、好きです。


シーボルトも日本の代表的な花として、

海外に紹介しています。

 

 

 

 

 

 








◆アサガオ(朝顔、学名: Ipomoea nil [1]、英: Morning glory)。

ヒルガオ科サツマイモ属の一年性植物で、

日本で最も発達して、ポピュラーな園芸植物。

奈良時代からある古典園芸植物のひとつ。

中国語で牽牛(簡)。



(画像は「季節の花」よりお借りしました)