寄せ返す鬱のありよう冬の薔薇 掌
寄せ返す鬱のありよう冬の薔薇 掌
「海程多摩」、ご恵与いただきました。
安西篤さんによる発行、
第二十集になって、
充実の102ページ。
「海程」の名がここにあることがうれしい♪
「海程多摩」は平成11年に第一集を刊行、
各20句&ショートエッセイ、
句の鑑賞、句集評、
読み応えのある「金子兜太研究会」の論考。
今回は4編。
岡崎万寿 兜太「尿瓶」俳句の意外な展開
小松よしはる 加藤楸邨の半生 など。
コロナ禍や屈背のままに鷺立り 安西篤
2年前この「海程多摩」第十八集で
山本掌 句集『月球儀』評を
小松敦さんに書いてくださいました。
その折のブログを
◆山本掌句集『月球儀』を読むーーデジャヴュの眩暈--
「海程多摩」(発行人 安西篤)第十八集に
小松敦さんの句集『月球儀』評が掲載されています。
冒頭「『月球儀』という交感の儀式。
記憶の縺れあいは容易に時空を歪め、
魂魄はこの世にとどまり死者と生者はもちろん、
人も獣も草木も石も、
夢も現も虚も実も、交感しあう。 ・・・・」
丁重な読み込み、鋭く料理され、
示唆されることも多く。
勅使川原三郎と佐東利穂子によるダンス作品
『月に憑かれたピエロ』
『ロスト・イン・ダンス―抒情組曲―』を
池袋の東京芸術劇場で観たのは3年前。
印象的な舞台でいまでもくっきりと目に焼きついて。
二部の『月に憑かれたピエロ』は、
アルノルト・シェーンベルクが1912年に作曲した作品。
さらにフルート、クラリネット、ピアノが加わっての生演奏。
『月に憑かれたピエロ』の
歌はソプラノのマリアンヌ・プスール。
シェベルクーンの無調の曲なので
歌というか、
科白というか、
シュプレヒシュティンメで
存在ある<声>を表現して。
ダンスは身体で空間に描く詩でしょうか、
この緊密な音のとのコラボは実に刺激的でした。
「月に憑かれたピエロ」
「ロスト・イン・ダンス-抒情組曲-」
演出・振付・照明・美術:勅使川原三郎
ダンス:勅使川原三郎、佐東利穂子、
歌:マリアンヌ・プスール
『Super Angels スーパーエンジェル』
台本を島田雅彦、
作曲を渋谷慶一郎
新国立劇場オペラ、舞踊、演劇三部門
が連携したのは初めてのこととか。
「科学技術」と「共生」が大きなテーマになって。
アンドロイド<オルタ3>が出演、
その電子音の<声>で歌います。
視覚障害や聴覚障害のある子どもたちを中心に
「ホワイトハンドコーラスNIPPON」が参加し、
白い手袋をして音楽を表現。
子どもたちはマスクをしてうたいます。
指揮の大野和士のもとに
藤木大地、三宅理恵オペラ歌手たち、
新国立劇場バレエ団、
新国立劇場合唱団、
東京フィルハーモニー交響楽団。
(画像は新国立劇場HPよりお借りしています)
舞台美術・映像がこよなくうつくしい。
■配信期間
2021年11月26日(金)15:00~2022年1月31日(月)14:00
■視聴ページ こちらから、どうぞ。
新国立劇場ウェブサイト:
https://www.nntt.jac.go.jp/opera/super_angels-stream21/
■新国立劇場 子どもたちとアンドロイドが創る新しいオペラ
『Super Angels スーパーエンジェル』
(創作委嘱作品・世界初演)
総合プロデュース・指揮:大野和士
台本:島田雅彦
作曲:渋谷慶一郎
演出監修:小川絵梨子
総合舞台美術(装置・衣裳・照明・映像監督):針生 康 映像:WEiRDCORE
振付:貝川鐵夫 舞踊監修:大原永子
演出補:澤田康子 オルタ3プログラミング:今井慎太郎
ゴーレム3:オルタ3 (Supported by mixi, Inc.)
アキラ:藤木大地
エリカ:三宅理恵
ジョージ:成田博之
ルイジ/異端1:小泉詠子
異端2:込山由貴子
異端3:北村典子
異端4:上野裕之
異端5(ヴァイオリンソロ):長野礼奈
世田谷ジュニア合唱団
ホワイトハンドコーラスNIPPON
新国立劇場合唱団
渡邊峻郁、木村優里、渡辺与布、中島瑞生、渡邊拓朗(新国立劇場バレエ団)
東京フィルハーモニー交響楽団
「オルタ」シリーズ共同研究:石黒浩、小川浩平、池上高志、土井樹
オルタ3ソフトウェア設計・開発:今井慎太郎、池上高志、長嶋海里
オルタ3シミュレーター開発:株式会社ミクシィ
オルタ3提供:株式会社ミクシィ
統括プロデューサー:木村弘毅(株式会社ミクシィ)
特別協力:東京大学、大阪大学、国立音楽大学、株式会社ミクシィ、
株式会社ワーナーミュージック・ジャパン、
株式会社オルタナティヴ・マシン
新国立劇場三部門連携企画
芸術監督:大野和士(オペラ) 吉田 都(舞踊) 小川絵梨子(演劇)
令和3年度日本博主催・共催型プロジェクト
収録日:2021年8月22日(日)
字幕:日本語/英語
ゆっくりと身を起こすこす修羅冬薔薇 掌
◆冬薔薇(ふゆそうび・ふゆばら)
冬の薔薇・寒薔薇(かんそうび)
冬に咲く薔薇。
紅,黄・白など美しく咲く。
冬の季語。
萩原恭次郎の詩碑、
利根川の河畔にあって
(恭次郎の生家の近く)、
この小路の桜並木はみごとです。
いまは桜黄葉が散り敷いて。
汝は 山河と 共に生くべし
汝の名は 山岳に 刻むべし
流水に 画くべし
印象的な詩碑のデザインは
恭次郎 詩集『死刑宣告』から。

碑文は昭和13年の作。
書は友人高橋元吉(詩人)によるもの。
昭和34年4月に建立され、
この年は恭次郎没後20年。
◆萩原 恭次郎 (はぎわら きょうじろう)
1899年 ( 明治 32年) 5月23日 - 1938年 ( 昭和 13年) 11月22日 )
大正・昭和時代の 詩人 。
群馬県勢多郡南橘村(現前橋市)生まれ。
大正末期の芸術革命の先頭に立ち、
はじめは ダダイスト として活動したが、
のち アナーキズム 運動に傾倒。
若くしてこの世を去った。
詩集『 死刑宣告 』、
詩篇「もうろくずきん」「亜細亜に巨人あり」
月冴えてひゅんひゅん言葉軽くなり 掌
◆冴ゆ・冴え・さえざえ・月冴ゆる・声冴ゆる・冴え返える
しんしんと冷え込むこと。
また、光、音、色などが、
冷たく感じられるほど澄みきっていること。
冬の季語。
関容子著『銀座で逢ったひと』
「銀座百点」に3年半の連載。
銀座で出会い、
旅立たれた方々を書かれておられる。
作家の吉行淳之介さんからはじまり、
詩人の堀口大學さん、
作家の丸谷才一さん、
役者の小沢昭一さん、
もうもう書ききれないほどの方々。
そして特別に眞之助お兄様。
これはぜひ『銀座で逢ったひと』をお読みくださいな。
待ってましたッ! 関容子『銀座で逢ったひと』 極上の味わい♪ | 「月球儀」&「芭蕉座」 俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ (ameblo.jp)
「人が優しくしてくれたことや、
私の心が通じた瞬間など、
幸せだった思い出だけを心の小箱に沢山貯めているのです」、と。
それを「書くと余計鮮明にそうした瞬間の事を思い出すので、
幸福感が心から湧いてくる」。
そうした「幸福感」を積み重ねて、
いまの<関容子>さんはあるのでしょうか。
あたたかな、まっすぐなこころが
きっと逢った方々と響きあいうのでしょう。
とってもいい表情の関さんが、載っています。
どうぞ、「婦人公論」をご覧になってください。