俳句誌「瀬戸内」第35号、
この記念号に「流るるは」7句を
寄稿いたしました。
曼珠沙華見しより黙のはじまりぬ 掌
金子兜太主宰誌「海程」のメンバーの
作品が多数寄せられて。
1970年11月25日。
三島由紀夫、自刃。
この日を「憂国忌」といいますが、
これは右翼・政治的だからと
<奔馬忌>とすることも。
その三島が被写体になった細江の『薔薇刑』。
この画像は「新装版」1971年刊。
ボール紙の外装のなかに、画像↑があり、
開いた内側に横尾忠則の画がびっしり描き込まれて。
縦横39×53
ページをめくったところに
三島の<双眸が薔薇>といった一葉が
金属板で置かれています。
Ⅰ 海の目 (横尾の挿画3葉)
Ⅱ 目の罪
Ⅲ 罪の夢
Ⅳ 罪の死
Ⅴ 死
の章立て。
数年前、細江の写真展でこの原版の写真を見ましたが、
この本のほうが、写真を大きくあつかっています。
ウキペディアでは以下に。
『薔薇刑 新輯版―細江英公写真作品』
(集英社、1971年1月30日) 28,000円
撮影:細江英公。
被写体:三島由紀夫。
協力モデル:江波杏子、土方巽、元藤燁子、ほか
装幀・装画・レイアウト:横尾忠則。
題簽:三島由紀夫。
A3変型判。104頁。
天鵞絨装、布帙、段ボール外函。
序説:三島由紀夫「細江英公序説」。
付記:三島由紀夫「新輯版 薔薇刑について」。
三島の2つの文章は、
横組みでそれぞれの英訳と交互に掲載。
また、章見出し・目次・収録文章のタイトルに三島自筆文字を使用。
口絵写真1葉(ステンレス板貼付)
「海の目」「目の罪」「罪の夢」「夢の死」「死」の五章からなる。
現代俳句協会70周年全国大会、
2017年の今日。
金子兜太先生の登場でさらに熱気が高まって。
公式に出席された最後はここ。
三つ揃えをピシッと着こなされて。
懇親会までのあいだ、
控室で、お話しでき、
「海程」のメンバーと記念写真。
そのブログをこちらに。
11月23日(木)、
現代俳句協会(宮坂静生会長)の
創立70周年を祝う記念式典が帝国ホテルで催され、
全国から約700名の参加者、その気が熱い。
宮坂会長の「戦後いち早く設立された協会が
幾星霜の試練を経て70周年を迎えた」と挨拶。
金子兜太名誉会長(98)を特別功労者として顕彰。
「現役の俳人として戦後の俳句会を背負い、
前人未到の境地を開かれつつある。
日本俳句会の最高の誇りとして長寿を重ねてほしい」と
宮坂会長の祝辞に盛大な拍手。
創立70周年記念第54回現代俳句全国大会に
寄せられた句はなんと約1万八千句。
現代俳句全国大会賞はこの二句。
福富健男さんは「海程」の九州人。
被爆胎児のわれを陽子と呼びし父 宮崎市 福富健男
田螺鳴くまるごと村の捨てられて 豊能郡 原田タキ子
続いて講演&シンポジウム。
講演は宇多喜代子氏、
シンポジウムテーマは「俳句の未来、季語の未来」。
夏井いつきさん、岸本尚毅さん、
渡辺誠一郎さん、小林貴子さんたちがパネリスト。
司会は神野紗希さんによって活発に意見が交わされた。
「季語とは記憶の再生装置である」という言葉が印象に残る。
休憩をはさみ、懇親会へ。
この懇親会で兜太先生、
「秩父音頭」を歌われて!
群馬交響楽団、
「群響(ぐんきょう)」と地元では親しまれています。
その群響の定期公演、
なんと573回に。
高崎芸術劇場になって初めて
大ホールでの定期を聴きます♪
◆今日のプログラムはこちら
2021年11月20日(土)
3:00 PM 開演:4:00 PM@高崎芸術劇場
伊福部昭/日本狂詩曲
Akira Ifukube/Japanese Rhapsody
矢代秋雄/交響曲
Akio Yashiro/ Symphony
石井眞木/「モノプリズム」日本太鼓とオーケストラのための*
Maki Ishii/Mono-prism, Op. 29*
指揮の井上道義さんによると
「昭和の音」だそう。
このプログラムで会場は満員。
オーケストラのメンバーが
ステージに登場で拍手があり、
とてもなごやか♪
伊福部昭「日本狂詩曲」、
第1楽章「夜曲」では
ヴィオラが小太鼓のリズムにのって、
静かに調べをかなで、
そこから楽器がどんどん増えて。
第二楽章「祭」ではもうもう「お囃子」が
変化と反復、繰り返され
熱をおび、熱狂へ!
2000人の会場が沸騰してくる。
矢代秋雄「交響曲」、
一転して、弦のあえかな、
静寂から、はじまり、
どのように大音量になっても
矢代の<音楽>はなかへなかへと
沈潜していくよう・・・
休憩の後石井眞「モノプリズム」
ー日本太鼓群とオーケストラのためのー
ここで林英哲と英哲風雲の会の登場。
きりりと引き締まった面々。
締太鼓7は下手に。
中太鼓3は上手に。
さらに大太鼓は一段高い中央の奥。
タムタムが響き、
徐々にオーケストラが響き、
と、突然の<間(ま)>。
かすかなかすかな締太鼓が
PP(ピアニッシモ)というより再弱音の連打。
この音だけでぐっと魂をつかまれたよう。
大太鼓は林英哲(もうおひとり)がソロをとって、
勇壮に、
華麗に、
縦横に鳴り響き!
照明もスポットライトがくっきり、と。
中太鼓3とオーケストラが絡み合い、
咆哮する!
もう拍手、鳴りやまず、
何回も何回もカーテンコール。
林英哲さん、井上さんに肘を合わせようとしたら、
突然のハグ!?
この井上さんのパフォーマンスに
会場もさらに盛り上がって♪
なかなか聴くことのできない3曲、
この公演を心ゆくまで堪能。
山本掌 句集『月球儀』のカバー。
装画・扉・題字は気鋭の伊豫田晃一さんの
「ヴァンパイア・トリプティク」の三連画。
その三連画を活かすよう
装画に、扉、と装幀をしてくださったのが、
司修さん。
表紙(カバーをとった本)
表紙の<月>は司さんのデザインです。
黒に白抜きで
句集名・著者・出版社が置かれています。
伊豫田晃一「ヴァンパイヤ・トリプティク」の中が、
左ページに。右は黒。
画がくっきりとして。
「ヴァンパイア・トリプティク」左を置き、
句集名・著者を右ページに。
造本をご存知の方は
「えッ!?」と思われるかも。
通常ですと扉は左、
そこに句集名などが置かれます(大胆!?)。
この「ヴァンパイア・トリプティク」を
連続している作品として、
あえてこのように造られた司さん。
司修さんは画家で作家、そして装幀家のベテラン。
お二方により、
句集を飾っていただくことができました。
印象的な、インパクトのある
表紙になったのでは。
「御作、好きです。
選びぬかれた表現も、その身にあるものも」。
この帯文は<小説の女王>といわれている
小説家・皆川博子さん。
もうもう敬愛の皆川さんにこの帯をいただけたこと、
なによりのはなむけでした。
さらに今年7月に刊行された
皆川博子著『皆川博子随筆精華 Ⅱ』河出書房新社の
<推薦文>のコーナーに
句集『月球儀』が載っているではないですか!?
1ページに書名・著者と書影という贅沢なレイアウト!
「非常に奇妙な現実執着(しゅうじゃく)者、
奇妙に意地悪い洞察者というか、
どこかひねくれ たと思えるほどに
その美意識が常識とは違っている。
混沌(カオス)をみとどけていこうとする作者である」。
そして我が師、金子兜太先生のユニークな一文。
お二人からいただいた
珠玉の言の葉で、
句集をつつんでいただきました。