庭の紅椿、乙女椿、
木瓜の花、パンジー、鈴蘭水仙の花盛り♪
1年で今が華やかな時期です。
乙女椿、昨年の11月、1月と帰り花(?)、
この3月の花は一輪一輪がとても大きい。
木瓜の花も白、朱がびっしりと。
鈴蘭水仙も可憐に。
パンジーもにぎにぎしく、咲いて。
ヴァイオリン協奏曲第一番 ショスタコーヴィチ作曲
読響プレミアムを録画で観ました。
指揮は井上道義
ヴァイオリンは服部百音
壮絶、凄絶なほどの濃密な演奏!
圧倒されました。
この演奏はウクライナ侵攻のまえでしたが、
ショスタコーヴィチの戦時下の
呻き、絶望、を彷彿させる。
指揮の井上道義氏は
「身の回りで何万もの人々が死んでいったドミトリーの作曲時の
嘆きと心象風景は巫女を通じて這い上が」ると。
そう、まさに服部百音さんは巫女。
ショスタコーヴィチを全身全霊で対峙し、
その<音>は人間の存在のぎりぎりの淵で、
あるいは踏み越えてしまうような
「戦争の残虐性と悲劇性が詰まったこの曲、
今触れると激痛が走る傷のような音楽」と百音さん。
ショスタコーヴィチのこの協奏曲は四楽章。
楽章ごとに百音さんのイメージメモがテロップで表示される。
第1楽章 ノクターン
おどろおどろしい始まりから 生と死の境のような
自分の意識を越えた現世ではない世界を音で表現している。
第2楽章 スケルツォ
痛快で滑稽なスケルツォ 裏にはらむ狂気
ショスタコーヴィチの持つ表裏一体の性格が表れている
第3楽章 パッサカリア
嘆きの楽章 純粋な一粒の涙から始まり
それが懺悔となり人を焦がれる気持ちとなり
自分の体が爆発しそうなほど 心が張り裂けてゆく
最後の力が肉体から抜け落ちるなかで 意識だけが覚醒している
そこでは銃声や亡くなった人たちの声が聴こえる
長大なヴァイオリンのソロから 第4楽章へ ブルレスケ
やがて重力と相反するほどのエネルギーが
肉体の中で逆流しクライマックスの
フォルティシモに向かってゆく
服茂百音 プロフィール
ギヨーム・アポリネール『動物詩集』
お読みになりましたか?
関容子著『日本の鶯』第八章に
「アポリネールのこと」があって、
この本のことがでています。
むろん堀口大學による訳。
大學は1925年に第一書房から出版。
この『動物詩集』は1976年に再び訳された著作で、
ラウル・デュフィーの木版さし絵が原寸大で1ページ
大學の訳詩が1ページという贅沢なつくり。
瀟洒な詩画集です。

出版社は求龍堂
ページ数 86p
サイズ 28cm
訳詩の洗練されたこと、
初めから日本語で堀口大學によって書かれた詩のよう。
この「動物詩集」から6篇を
フランシス・プーランクが作曲しています。
エスプリが効いて、ちょっと皮肉だったり、
面白い歌曲で、
好きでよく歌っています♪
さくら爛漫苦き夜のたぎりたつ 掌
仁左衛門の色悪、凄みの伊右衛門を観て、
まったく異なる をふたたび録画で。
2020年歌舞伎座公演。
そのブログはこちら。
「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ) 道明寺」、
歌舞伎座2020年2月公演をはやくもETVで放映。
菅丞相こと菅原道真役、
仁左衛門の品格ただようお姿。
この役を演じられる役者はこの仁左衛門しか、
考えられないほどのニン。
その姿、たたずまい、
それはそれは見事で目が釘付。
玉三郎がなんと菅丞相の伯母の覚寿役を演じる!?
玉三郎の覚寿は二度目で8年前の初役のおり、
あの玉さまが婆の役![]()
と思いながらも、歌舞伎座に足を運びました。
この婆さま、杖での折檻、
刀をふるうなどなかなかにアクティブで、
さすがの玉さまの存在感でした。
芝翫の判官代輝国、
孝太郎の立田の前、
歌六の土師兵衛、
弥十郎の宿禰太郎もよくて。
そして勘九郎が中間役で
付き合っているのもうれしいご馳走。
この録画はもう永久保存版♪
玉三郎のお岩、
仁左衛門の伊右衛門、
「東海道四谷怪談」を録画で観ました。
2021年9月の歌舞伎座公演。
玉三郎のお岩、その哀切さがたまらない。
病み衰えて、なおその病身で
薬を飲むために下手へ白湯を汲みに、
ゆっくりと行く、その歩くのさえ美いこと。
この薬を伊藤家に感謝し、飲むその所作のていねいなこと。
宅悦に後ろから抱き抱えられながら、
無残に変わってしまった顔を無理に鏡を見せられ、
「これが私の顔かえなぁ・・・」が、あまりにも切ない。
仁左衛門の民谷伊右衛門の色悪が
ぞぞっとするほど素晴らしい。
幕開き、片襷きで唐傘を張ってる風情。
もうここで<伊右衛門>がいる。
ぎょろっと目を動かす、
その眼のなんと凄みのあることか。
お岩の顔の変わったのに驚きながらも、
終始お岩を見ないようにしている。
お岩の上着を剥ぎ取り、蚊帳までも質草にする、
その無情なこと。
隠亡堀の「首が飛んでも」の見得が大きいこと。
直助権兵衛は松緑。
お梅は千之助、ういういしい。
四世鶴屋南北 作
東海道四谷怪談(とうかいどうよつやかいだん)
四谷町伊右衛門浪宅の場
伊藤喜兵衛内の場
元の浪宅の場
本所砂村隠亡堀の場
お岩/お花:坂東玉三郎
直助権兵衛:尾上松緑
小仏小平/佐藤与茂七:中村橋之助
お梅:片岡千之助
按摩宅悦:片岡松之助
乳母おまき:中村歌女之丞
伊藤喜兵衛:片岡亀蔵
後家お弓:市村萬次郎
民谷伊右衛門:片岡仁左衛門