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「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

藤の花がそこここに咲いています。

 

近くの庭や小さな公園、臈たけたその姿。

昨日の雨のしずくも残さずに、

藤の香がほのかに♪

 

 

 

 

藤の名所として名高い<牛島の藤>を

 

三好達治が詩にしています。

 

「はんなりはんなり」のリフレイン、

 

藤房のゆれているようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 牛島古藤歌    
                        三好達治



 葛飾の野の臥龍梅

 龍うせて もも すもも
 
 あんずも青き実となりぬ
 
 何をうしじま千とせ藤
 
           はんなりはんなり

 
 ゆく春のながき花ふさ

 花のいろ揺れもうごかず
 
 古利根の水になく鳥
 
 行々子啼きやまずけり


 メートルまりの花の丈

 匂ひかがよふ遲き日の
 
 つもりて遠き昔さへ
 
 何をうしじま千とせ藤

            はんなりはんなり



◆牛島の藤 こちらから
  http://www.ushijimanofuji.co.jp/about.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高崎兜太句会、2015年4月です。

 

 

こちら

 

今日の兜太師、


金沢での講演会から直行で高崎へ。


そのまま句会へ(!?)

 


先週は沖縄へ。


このときの講演は「琉球ジャーナル」に


24ページ掲載されて。



高崎兜太句会、四月は新年度、


句会の運営などについて話し合い。


ここは自主運営の会なので、


各自がいろいろ分担しています。



兜太先生句会の初めに

 

金沢での講演のことを話されて。

 

白泉「戦争が廊下の奥に立っている」


この句のこと、


そして「季語にまさる無季語」という話しに


とても聴衆が共感した、と。


金沢の話しから句会へ。



22・3人中、問題作9名&正選(いい句として選ぶ)3名の句



  
   月あかりおそらく分母は蝶であり


評:「分子」はなにか?


  「分子」は「わたし」か?


  「分母は蝶であり」が好き。


  感覚的にのる。


  惹かれるがとらない。


  
  採った人、司会に意見を聞かれて、「は~」とため息。


  月のきれいさ、幻想的


  「おそらく」という発想の自由さがいい


兜太評:この句をダメだと言えないのは淋しい。


     批判がほしい。


     「おそらく」はごまかし、つくりもの


     この句をつくる姿勢はどうか(もっと現実感を探る)。


     この句はあぶない。


はい、山本掌の句です。



今日は他の2句も俎上にあがって、


とても刺激的な句会になって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人気オペラ、ヴェルディ「椿姫, La Traviata (1853)」

 

昨年2021年のアレーナ・ディ・ヴェローナ(Arena di Verona)の公演。

 

このヴェローナは1万人も収容できる

 

2000年前の競技場。




この巨大な舞台で

 

ヴオレッタ、ソプラノのヨンチェバが

 

伸びのある声で輝いていました。

 

      アルフレード、グリゴーロはこの舞台のためか、

 

           役よりも声をきにしていたような・・・


         ジェルモン、ペテアンは演技、歌唱とも安定して。
 

 

            演出は実にオーソドックス、

 

           初めての観る方にも安心の舞台。

 

          舞台美術、衣装からまでかつての「椿姫」らしいイメージ。

 

           大きな階段をメインに豪華な美術、

 

           三幕のヴィオレッタの部屋には

 

           ウフィツィ美術館の名画がずらりと飾られ、

 

           マスクの合唱団も華やかな豪奢なドレス。

 

            大きなプロジェクションマッピングで舞台を彩る。

 

 

 

 

 

 



               乾杯の歌         アルフレード&ヴィオレッタ

 

                     (画像はウェブからお借りしました)

【出演】
 ヴィオレッタ:ソーニャ・ヨンチェバ [Sonya Yoncheva]


 アルフレード:ヴィットリオ・グリゴーロ [Vittorio Grigolo]


 ジョルジョ・ジェルモン:ジョルジュ・ぺテアン [George Petean]



【合唱】アレーナ・ディ・ヴェローナ合唱団
【管弦楽】アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団


【指揮】フランチェスコ・イヴァン・チャンパ [Francesco Ivan Ciampa]


【演出】ミケーレ・オルチェーゼ [Michele Olcese]



収録:2021年8月7・19日 ヴェローナ野外劇場(イタリア)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハナミズキ、

白、濃いピンクの花が咲きました。

 

 

そこここのお庭にも、

 

ちいさな公園にも、街路樹にも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近くの2車線の路には

 

白とピンクが交互に植えられて、

並木が続いて、ちょっとした花水木街道♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(画像はフリー画像より)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絵本合法衢(えほんがっぽうがつじ)

 

ふと手に取ったプログラム。

 

仁左衛門の舞台姿が、くっきりと。

 

2012年、10年前でしたか・・・!?

 

 

そのブログをこちらに

 

 

 

絵本合法衢(えほんがっぽうがつじ)四幕十二場

 

作 鶴屋南北

 

 

国立劇場の桜は満開から飛花落花へ。


舞台に大輪の<悪の華>が咲きほこる。
 

 

昨年の地震で公演中止になった芝居。


チケットを取っていたのですが・・・


再演の声が多数あって、今年の上演が決まったとか。



仁左衛門の<悪>、


それも南北のものがいい。


かつて玉三郎の「お岩」との色悪伊右衛門、


あるいは「盟三五大切(かみかけて さんご たいせつ)」の源五兵衛。


劇場の空気が「恐さ、怖さ」で染め上げられるのは


仁左衛門ならでは。



今回は二役、時代物と世話物、


序幕から地を這うような凄みのあるというより、


声音そのものが<凄惨>といえる低い声、


主人公大学之助の下郎を


有無を言わさずを切り殺す場から始まる。



芝居が進むにつれ、


自分の意にそまぬ、邪魔立てする輩は


武士であろうが、女、子どもであろうが、


なんのためらいもなく殺す。



かたや市井にうごめく立場の太平次、


うんざりお松の時蔵がじつに艶かしい。


蛇使いという設定が秀逸。


二人のいかにも情を通じた男女の


掛け合いがなんとも色っぽい。



こちらも殺す、殺す。


どれだけの登場人物が殺されてゆくことか。



複雑なストーリーを、場面を監修し


今回の芝居にしたとのこと。


それでも12時半から5時まで。

 



◆あらすじはこちら
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%B5%E6%9C%AC%E5%90%88%E6%B3%95%E8%A1%A2

 



   序  幕   第一場    多賀家水門口の場
         第二場    多賀領鷹野の場
         第三場    多賀家陣屋の場
   
   二幕目   第一場    四条河原の場
         第二場    今出川道具屋の場
         第三場    妙覚寺裏手の場
   
   三幕目   第一場    和州倉狩峠の場
         第二場    倉狩峠一つ家の場
         第三場    倉狩峠古宮の場
         第四場    元の一つ家の場
   
   大  詰   第一場    合法庵室の場
         第二場    閻魔堂の場



 片 岡  仁左衛門
 中 村  時    蔵
片 岡  孝 太 郎
 片 岡  愛 之 助
 市 川  男 女 蔵
 中 村  梅   枝
 片 岡  市   蔵
 市 川  高 麗 蔵
 坂 東  秀   調

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「父が壊した女。それでも俺はあの女が描きたい」。

遠田潤子「人でなしの櫻」のジャックはこれ。


「人間の業の極限に挑んだ」書かれたこの小説、

 

どこまでも、人非人となり、鬼となってすら

 

描きたい、描き切りたいと切望する日本画家。

 

すでに余命はわずか。

 

その描きたいというのは

 

父親が11年監禁した少女。

 

 

極限の状態がこれでもか、

 

これでもかと押し寄せ、

 

その怒濤の中で描くとは、生きるとは

 

その密度、

 

その濃度、

 

緊迫した時空を余すところなく書き切った作品。

 

 

遠田潤子「人でなしの櫻」 講談社 2022年3月刊

 

装幀:鈴木久美

 

写真:蜷川実花

 



Amazonの紹介はこちら


「しがない日本画家の竹井清秀は、
妻子を同時に喪ってから生きた人間を描けず、
「死体画家」と揶揄されていた。
ある晩、急な電話に駆けつけると、
長らく絶縁したままの天才料理人の父、康則の遺体があり、
全裸で震える少女、蓮子がいた。
十一年にわたり父が密かに匿っていたのだ。
激しい嫌悪を覚える一方で、

どうしようもなく蓮子に惹かれていく」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        聖母哀傷しずかなる葡萄の芽        掌

    (スタバート・マーテル)



 

 

 

 





 

◆ものの芽・物芽(ものめ)・木の芽・草の芽・薔薇の芽・
 
茨の芽・牡丹の芽・柳の芽・サンショの芽・木の芽
 
芽山椒・クコの芽・タラの芽


春の萌え出すもろもろの芽。


春の季語。


庭では紫陽花などなど芽ぐみから若緑へ。

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伊豫田晃一作品集特装本

「アルス・コンビナトリア」、届きました!


黒地に金、

 

表紙の円をとると

 

勁いまなざしの気品のある美女の貌、

なにより美しく、

 

麗しい画集です。

一葉一葉、あかず見入って、

 

たゆたっています。

 

 

 

 

 

 

 




伊豫田晃一装画展「幻の書架」、

会場に行き、手に取ることができず、

文字どうり、「まぼろし」になっていたため、

ことのほかうれしい。

 

 

 

 

 

 

 

 




小説家・皆川博子「幻想の結合と変容」、

やわらかな語り口で、ご自分の小説と

伊豫田作品のありよう、

各作品へのオマージュが綴られています。



夢中夢「Pale Blue Dotの夢」の精緻な鑑賞、

柳原翔「伊豫田晃一 ―あるいは夢幻の余白者に寄せて」の詩、

三冊の小冊子。





月球儀6号





山本掌個人俳誌「月球儀」装画、

「月球儀少女」が

 

鉛筆画の章に掲載されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 北京春雷青猫の奪われし         掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆春雷・春の雷・初雷・虫出し・虫出しの雷

 

 

春の雷。

 

初雷は啓蟄のごろに多く、

 

虫出し、虫出しの雷という。

 

 

春の季語。

 

 

◆この画像短冊のように見えますが、

 

2メートル近くのお軸です。

 

197×50センチ。

 

書:小熊廣美

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

庭の紅椿、乙女椿、

 

木瓜の花、パンジー、鈴蘭水仙の花盛り♪

 

 

1年で今が華やかな時期です。

 

 

 

 

 

 

 

 

乙女椿、昨年の11月、1月と帰り花(?)、

 

この3月の花は一輪一輪がとても大きい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木瓜の花も白、朱がびっしりと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴蘭水仙も可憐に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パンジーもにぎにぎしく、咲いて。