バリュン11のブログ -9ページ目

絵本にしたいお話し~『旅するぬいぐるみ』・・・7

ベスは仕方なくショーウインドウを向いているその人形を椅子ごと動かしてマリアのほう
に向けてくれました。
マリアはその人形のすぐ前に来て、座りました。
『マリア。本当にさわっちゃ駄目よ。』
マリアはうなずいて、そして、話し掛けました。
『こんにちは、わたしはマリア初めまして。』
『僕はサムって言うんだ。よろしく。』
ベスが太い声をだしてそういいました。
『サム。こんどマリアのお人形ができたら仲良くしてね。』
サムはもちろんなにも答えませんでしたが、マリアはお話ができて満足でした。
『マリアはサムが本当にすきなのね。』
サムをもとの形に戻しながらベスはマリアにいいました。
『実はね、マリア、これをつくったお婆ちゃんはね。もうだいぶお歳をめされていてね。
そのお婆ちゃんにマリアがこの人形が大好きな事を伝えたの。そしたらね、大事にしてく
れるのならば、マリアにあげるって言ってくれたのよ。』
『ほんとう!』
『ほんとうよ!』
『でもね、大切にできる。』
『うん。』
『そうしたら、マリア!明日、そのお婆ちゃんの所に会いにいってらっしゃい。神父さん
に言えば、きっと教えてくれるわよ!』
マリアは本当に本当にうれしくなって、またおもちゃ屋さんの中を飛び跳ねてグルグル回
りました。
翌朝教会に行ってすぐに、神父さんに尋ねました。神父さんは、すでにベスからその話を
きいていたようで、そのお婆ちゃんの家の前まで送ってくれました。教会からそのお婆
ちゃんの家はすぐ近くで、教会の2階から見える所にありました。
つづく***

絵本にしたいお話し~『旅するぬいぐるみ』・・・6

マリアは、ベスからもらったノートにたくさんたくさん絵を描きました。
ノートに描ききれないほどいっぱい描きました。
そして、描いた絵をママや神父さん・友達にも見せました。
でもマリアはベスに一番見せたいと思ってました。
次の木曜日が早く来ないかと、とっても待ち遠しかったのです。
・・・・・・・・・・
次の木曜日が来ました。まちにまった木曜日です。

マリアはあのノートを忘れずに手に持ち、神父さんといっしょに、

おもちゃ屋さんに向か

いました。
お店は、先週来た時と変ってませんでした。

『さあ、着いた。マリア、私は、前のドクターの所に行ってくるからね。

一時間くらいしたら

迎えにくるからね。わかったね。』
そう言って、神父さんは向かいの病院の中へ入って行きました。
おもちゃ屋のショーウインドウの入り口側には、いつもの様に、あの人形があり

ました。今日は、この間の洋服とちがって、大工さんの格好をしていました。

マリアはま

たその人形をずっと見ていました。

突然、お店のドアが開いて、『マリア、元気だった。』

とベスが声をかけてくれました。

マリアは、『ベス。』と言ってベスに抱きつきました。
『ベス見て、いっぱい描いてきたんだよ。』
ベスは、マリアをお店の中に招き入れました。
マリアはこのあいだとちがって、おもちゃよりもベスに夢中になってました。
『ベス見て。これは、あの人形を思い出して描いたんだよ。』
マリアはベスがやさしくて、親切にしてくれる事がとても好きだったのです。
ベスは、今日もマリアのお話を一生懸命に聞いてくれました。
『マリア。たくさん、たくさん描いたのね。とっても上手だわ。』
マリアの子供の絵としては、とっても上手かったのです。
ベスはとても驚きました。
ベスはマリアにひとつ質問をしました。

『マリア、このノートをベスに貸しといてくれる。

そしたらベスが、お人形を作ってくれる人

たちと相談して、マリアの描いた絵を見せて、

人形が作れるかどうか聞いてみるから。』

「ほんと!」と言って、マリアはそれを聞いて大喜びしました。
『マリア、まだそんなに喜ばないで、出来ないかもしれないからね。』
マリアは飛び跳ねながら、お店の中をぐるぐると回りました。
うれしくって、いろんなおもちゃに話し掛けました。
『マリアのお人形が友達になるよ。みんな、友達になるよ。』

マリアはどうしても、ショーウインドウに飾ってあった

あの人形にそれを知らせたく

なっりました。
『ベス。あのお人形とお話がしたい。』
ベスに突然近寄ってきてそう言いました。
それを聞いたベスは少し困った顔をしました。

『困ったわ。あのお人形はこのお店を作った人が最初に

作ったお人形さんなのよ。だか

らね、すっごく古くて、触れないのよ。』
『どうして?どうして駄目なの?』

『ベスもあのお人形だけは許可がないと触われないのよ。

お店の偉い人に、あのお人形

だけにはむやみに触らないでって言われているの。

やさしく触らないと壊れちゃうんだって。』

『触らないから、お話させて。』

マリアはベスにお願いしました。

つつく***

絵本にしたいお話し~『旅するぬいぐるみ』・・・5

男の人がゆっくりとお店の奥まではいってきました。
その男の人の声はマリアにも聞き覚えがあった人でした。
そうです、教会の神父さんでした。
『電話ありがとうベス。』
ベスはマリアが居なくなって神父さんが心配するといけないと思い、教会に電話をしてお
いてくれていたのでした。そして、神父さんがわざわざマリアを迎えにきたのです。
『マリア、駄目じゃないか、黙って居なくなったら。』
神父さんはやさしくマリアに言いました。
マリアは『ごめんなさい。』と素直にあやまりました。
でも、マリアは神父さんが来た事がとても厭でした。なぜなら、もうここにあるおもちゃ
と遊べなくなるのがわかったからです。
『さあ、帰ろうマリア。』
マリアは、下を向いて黙ったままでした。
『教会へ帰ろう。みんな心配しているよ。』
マリアは、首を大きく横に振って、お店の奥に逃げ込みました。
『こまった子だ。』
神父さんは大きくため息をついて、それからマリアを探しました。
『マリア、隠れたりしたら駄目よ。もう遊んであげないわよ。』
ベスはマリアのいるほうに向いて、そう言いました。そしてマリアを簡単にみつけました。
マリアは大きな犬のぬいぐるみの足の間にうずくまっていました。
『マリア、また遊びにいらっしゃい。ベスはもうマリアのお友達よ。いつでも遊びに来てい
いのよ。』
膝をかかえて、項垂れていたマリアはその言葉に急に反応して、
『ほんとう。』
と少し大きな声でいいました。
マリアは、ベスと神父さんを交互に見つめてうれしそうにいいました。
ふたりともそのマリアの顔をみて頷いていました。
『でもね、マリア。みんなが心配するから突然くるのは駄目よ。約束して。』
『今度はいつ来ていいの?』
ベスが少し迷っていると神父さんが言いました。
『仕方がない。ではこうしよう。私は毎週木曜日の朝に向かいのドクターの所に用事があ
るから、その時に連れてこよう。ベスそれでいいかな?』
神父さんは、マリアを抱き上げながらそう言いました。
マリアは心配そうにベスの顔を見ましたが。頷いていました。
マリアは笑顔になって、二人に『ありがとう。』といいました。
ベスは、マリアにあのうさぎの絵の書いてあるノートと鉛筆をくれました。
『マリア、今度来るときまでに、このノートにおもちゃの絵とかをいっぱい描いてきてね。
そうすれば、もしかすると、マリアの描いた動物の絵でぬいぐるみが出来るかもしれない
よ。』
そしてほかにも、もうひとつ素敵なものをプレゼントしてくれました。
『カレンとファニーにいじめられないように、これも持っていきなさい。』
とベスはかわいい女の子のお人形をマリアの目の前に差し出しました。
マリアは、キリンの椅子に昇り、ベスのホッペにキスをして、こういいました。
『ありがとう。いっぱいお絵かきして、今度ベスに見せてあげる。それに、カレンもファ
ニーもこんなに可愛いお人形は持っていないわ。ベス大好き!!!』マリアの顔には満面
の微笑がこぼれていました。
そして、神父さんに抱えられながら、店を出て行きました。
マリアは、神父さんに少し、怒られました。だまって、教会から出て行ってしまったこと
を神父さんに怒られました。しかし神父さんはマリアに、毎週木曜日におもちゃ屋さんに
連れてきてくれる事を約束してくれました。
『マリア、でもこの事はみんなには内緒にしておくんだよ。そうしないと、みんながあのお
もちゃ屋さんに来たがるだろう。そうするとベスはお仕事が出来なくなるし。私も仕事が
できなるからね。約束だよ。』
と神父さんに言われました。
『ママには話していい。』
『いいよ。心配するだろうから、神父さんからも言っておいてあげるよ。』
マリアは、いつもは怖いと思っていた神父さんがとっても好きになりました。
つづく***

絵本にしたいお話し~『旅するぬいぐるみ』・・・4

少し経つとベスが戻ってきました。
ベスはマリアにカップを渡しました。
『外は寒かったでしょう。暖かいミルクよ。』
渡されたコップには、マリアのお気に入りの、あのショーウインドウに飾ってあるぬいぐるみの
絵が書いてありました。
『これ、あのお人形と同じ。』
マリアは中にはいっているミルクには気にかけずに、その絵をずっと見ていました。
『まあ。良くわかったわね。あのぬいぐるみ好きなの?』
『うん。』
マリアは大きくうなずきました。
『ねえ、ベス。あっちにあるのも見ていい?』
『いいわよ。でもね、これを飲んでからにしてね。』
『うん、わかった。』
マリアはあしを上下にぶらぶらさせながら、そのミルクを楽しみながら飲みました。
飲みながらお店のいろんな所を見て、遊ぶおもちゃに順番をつけていました。
『ベス、もう飲んだわ。』
マリアはベスにカップを渡すと、急いでキリンのイスから降りて、一つ一つ気になるおも
ちゃをさわりだしました。
こんなに楽しい場所があると思ってもみませんでした。
マリアには珍しいものばかりで、ベスに沢山質問をしました。
『この背中が丸くてお鼻が長いのは何?これは、なんて名前?これは鶏なの?』
マリアは沢山のおもちゃを手にして、楽しみました。
マリアには嬉しい事にお客さんがこなかったので、ベスもつきっきりでマリアと遊んでく
れました。
3時を知らせる鳩時計が鳴り出した頃に、お店にひとり誰かが入ってきました。

『こんにちは、ベス!ベスはいるかね?』


***つづく***

絵本にしたいお話し~『旅するぬいぐるみ』・・・3

マリアは目を輝かせて、中に入りました。
『うわーっ!』
お店の中には見たことの無いほど沢山のおもちゃがありました。
『すごい!』
マリアは感動ですこしのあいだ、身体が動きませんでした。
『どうぞ、こちらへいらっしゃい。』
ベスは、やさしくマリアの手を取り、奥へと連れていってくれました。
お店は、マリアが思っていたよりも奥行きがあり大きく、沢山のおもちゃが天井まで並ん
でいました。
『これ、みんなオバチャンが作ったの?』
マリアは、さっきまでの声より大きな声でベスにたずねました。
『ちがうわ。これはお店のもので、いろんな人が作ったのよ。私は作ってないわ。』
マリアはあまりにも沢山のおもちゃがあって、目移りして、嬉しくてたまりませんでした。
『マリア、お願いがあるんだけど、聞いてくれる?』
ベスはマリアに顔を少しだけ近づけて続けました。
『私のこと〝おばちゃん〝って言って欲しくないなぁ。ベスって呼んでくれる。』
ベスは眉を八の字にして、ちょっと笑いながらそういいました。
マリアは『うん。』と小さくゆっくりと頷きました。
しかしマリアはそんなことにまったく興味がなかったようで、おもちゃの存在に夢中のよ
うでした。
『ベスは、いつもここにいるの?』
『そうよ。』
ベスはそういいながら、マリアを持ち上げて、キリンの形をした高いイスに座らせました。
『マリア、ちょっとじっとしてて、降りたら駄目だよ。』
といい、ベスは奥の方へ行ってしまいました。
お店の中には、色鮮やかな手作りのおもちゃでいっぱいでした。
マリアは、天井からさがっている怪獣のぬいぐるみとか、奥に見えるバラとチョウチョで縁
取られた鏡とかを、今すぐに手にとって遊びたかったのです。
でも、ベスに言われたとおりに、我慢して、きりんのイスに座っていました。
たくさんのおもちゃやぬいぐるみたちが、マリアを手招きしているようでした。
つづく***

老若男女で


本文はここから

絵本にしたいお話し~『旅するぬいぐるみ』

『旅するぬいぐるみ。』-2


しかし、今日はいつにもなく二人とも、マリアには意地悪で、まったく人形をかしてくれ

ませんでした。マリアが二人が遊んでいない人形に手をつけても、
『マリア!これは私のお人形さんでしょう。マリアのじゃないのよ、返して!』
というふうに意地悪を言われました。
カレンも、ファニーも人形を沢山持っているのに、マリアに貸すどころか触らせようとも
しませんでした。
マリアはとても辛く悲しい気持ちになり、誰かに抱きついて、顔を擦り付け大声で泣きた
い気分でした。
次の瞬間マリアは、涙をこらえながら、二人が楽しく遊んでいるその意地悪な場所から走
って逃げ出していました。
マリアはあのぬいぐるみに会いたくなって、駆け足でそのまま教会を抜け出したのでした。
マリアは町のはずれの教会から反対のはずれのおもちゃ屋さんまで、泣きながら走って行
きました。とても悲しく成ってどうしてもあのぬいぐるみに会いたくなったので
す。しばらくして、やっとのことであのぬいぐるみがおいてあるおもちゃ屋さんの前まで
たどりつきました。
今日のそのぬいぐるみは、赤のシャツとタキシードを着て、マリアを出迎えてく
れました。マリアは見たことのないその洋服に『ワーッ、すごい。』と感動しました。そ
して、いつまでもガラス越しに見続けていました。そしてこの手でさわりたいと思いまし
た。どうしてか、マリアの瞳からはポロポロと涙がでてきてとまりませんでした。

すこしすると、中から、女の人がドアを開けました。
そして、『お嬢ちゃん。何処からきたの?』と声をかけてきました。
マリアはうつむいたまま何も答えませんでした。
『どうしたの?』
その女の人はマリアが泣いていたのに気付いて心配した顔をしていました。
『何かあったの?何処から来たの?』
とまたマリアにたずねました。
マリアは涙を隠すように手で拭うと、『教会から来たの。』
と言いました。
『教会?まあ、随分遠くから来たのね。ママと来たの?パパと来たの?』
マリアは下を向いて何も答えませんでした。
『お名前は?』
まだ下を向いたままでした。
その女の人はマリアの目線まで身体を屈めて、
『わたしは、ベスって言うの、あなたの名前を教えてくれる。』
マリアは、ベスの目をやっとみて、『マリア。』と自分の名前を言いました。
『マリア、いい名前ね~。中に入ってみるマリア?』
ベスは、ドアを開けて中に招き入れてくれました。
マリアがいつもここを通る時は、お店が開いていなかったので、いままで、お店の中を見
ることが出来なかったのです。

マリアは目を輝かせて、中に入りました。


つづく

絵本にしたいお話し

とある国のある地方に語り継がれてきたようなお話をその年代で何度も現代風に書き換えられたというお話・・・

原題は何と読んでいいか、発声していいのかもわからない目

Mae'r anifail wedi'i stwffio yn cerdded o gwmpas y byd

これをなんとか日本語に著してみました!!

**********************************


邦題

『旅するぬいぐるみ。』

ある町のモール街のおもちゃ屋さんの店頭に、ちょっと色褪せた、ぬいぐるみが
置いてありました。おとなの目線では、あまり気にならないくらいの高さで、そのお店の
ショーウィンドウの片隅にいつも置かれていたミニチュアの椅子にポツンと座って、、、
マリアは、いつもそのお店の前を通るとショーウインドウに顔をつけて、そのぬいぐるみ
に話をかけていました。
マリアは、ママのイリアと二人暮らしで、3ヶ月前におにいさんのアルとパパと戦争で、
離れ離れになってしまったのでした。そして、ママといっしょに戦争をさける為にこのま
ちに逃げてきたのです。でもママのイリアは、いつこの町にも悪い兵隊が来て、戦争が起
きないかと、とても心配でした。
逃げてたどり着いたこの町の人たちはとても親切で、マリアとイリアを色々と助けてくれ
ました。
それでも、生活のためにママのイリアは働かなくてはなりませんでした。4歳になるマリ
アは、昼は教会に保護されていました。教会は戦争の時でも安全なところでした。いくら
恐ろしい兵隊たちでも、怖い兵隊たちでも、神様を怖がって攻撃してこないからです。


毎朝、ママのイリアは、教会にマリアを預けてから、夜遅くまで、町外れの工場で働きま
した。マリアは、教会で、おんなじくらいの女の子たちと仲良く遊んでいました。しか
し、戦争から逃げてきたマリアには、遊び道具を何も持っていませんでした。友達になっ
た、カレンも、ファニーもいつも沢山の人形を教会に持ってきて、それで遊んでいまし
た。マリアにもそれをいつも貸してはくれるのですが、帰る頃になると、『マリアちゃん
返して!今日はこの子とお話しして、寝るんだから。』と意地悪を言われてずっとは貸し
てくれませんでした。
友達たちが帰っても、いつもマリアは教会でひとり寂しく、ママが迎えにくるのを待って
いました。イリアは早く生活を良くしようと人よりも大目に働いていたから、マリアを迎
えにいくのが、いつも一番最後になってしまったのでした。しかしそれは、マリアの為で
もありました。でもマリアにそんなママの気持ちがわかりませんでした。毎日イリアが迎
えにくる度に、寂しさをこらえている事を泣きながらイリアに言いました。
『マリアは、パパもアルも居なくてとっても寂しいの、、、それに友達のカレンもファニ
ーもたくさんお人形もっているのに、マリアには無いの。』
マリアは、お金のないイリアに人形を買ってと、ことあるごとにせがんだのです。大粒の
涙をながしながらその度にママのイリアは『お金がないから買えないの。我慢して。』と
抱き締めては毎回マリアを諭したのでした。
でも、マリアにはお金がない事の意味がよく理解できていませんでした。ただ、あのおも
ちゃ屋さんのショーウィンドウに飾ってある、ぬいぐるみが欲しくて欲しくてし
かたがなかったのでした。毎日のようにマリアは、あののぬいぐるみを抱きしめて
眠る夢を見ていました。朝になると、そのぬいぐるみが飾ってあるおもちゃ屋さんの前を
通るのを楽しみにしていました。しかし、イリアはいつもそのお店の前を忙しく通り過ぎ
ていくので、マリアがそのぬいぐるみを目にするのはほんのわずかな時間しかありません
でした。そのお人形は、マリアがショーウインドウを覗く度に洋服が変わってい
て、いつもマリアを驚かせていました。
そしていつものようにマリアは教会にあずけられて、そしていつもの様にカレンとファ
ニーが遊んでいる所へと何の遊び道具もお人形も持たずに、マリアはすまなそうに、仲間

に入っていきました。

***つづく




いよいよ始動

いよいよ始動!!!

満を持してではないものの、個人的諸般の事情により、まだまだ煮詰まっていない物語を世間に

お見せすることになります。ハガレン最終回の日と重なったのは、何かの縁を感じざるを得ません。

なんて足元にも及びませんが・・・

出版社の方や、漫画は上手いがストーリが浮かばない方々の興味をそそられたら幸甚です!!!

**********************************************************************************


『これでここに来るのは何度目になる事か?この星で進化する者はどうも思い通りにいか
なくなるようだ。』
『そのようですね。位置的な問題なんでしょうか?』
『いや、ひとつ予想外の事が起きてしまうと、なかなか修正が利かなくなってしまうのだ
ろう。諌める力が働かなくなると、荒々しく感じるものだ。』
『そうですね。危なっかしい程のパワーというか、迸っているのを感じ取れます。・・・
あの星からはそういうものの感応がありませんね。』
赤々と燃える恒星の脇を、小さい隕石(水晶玉のような)とも見えるようなものが、その
先に見える惑星へと向かって行く。
『あと何回のチャンスがあるだろうか?』
『この恒星の状況から推察しますと、おそらくあと1回。2度のチャンスは無いと思われ
ます。』
『そうか、ラストチャンスか。まあ仕方あるまい。準備に取り掛かろう。』
『はい。それから、先ほど、あれは衛星へと無事に到着した模様です。』
『そうか、それは良かった。しかし到着した者たちも、これから大変な務めが始まるわけ
だな。咎めを一身に背負う事となる。辛く、そして途方もない歳月をもって、果たさなけ
ればならない。それが最後までつづくかどうかだ。』
『そうですね。』
『さあ、準備にとりかかろう。神の思いと我々の祈念が通ずるように願うばかりだ。』
その青々とした星は除々にくすんだ色へと姿を変えていった。
そこへ光の尾を付けて落下していく無数のカプセルのような物体。
『これも、次の段階に行くには避けては通れない道のりだからな。』
まさしく、星の歴史絵巻が次々と繰り広げられていった。
数多の塵とも屑とも見分けがつかぬ物体が、ある一点を中心に円軌道をして、それぞれが当
たっては、火花を散らし、時には、弾かれ、時には大きな物体に吸収されるを延々と繰り返し
ていった。それは正しく宇宙空間にこれから一つの星が誕生する様であった。
その星は、10数度の大きな惑星との衝突を繰り返し、最後まで、吸収しきれなかった小衛星
を従えて、その形を落ち着かせていった。
表面的には、落ち着いてみえたものの、凄まじい衝突で起きた荒々しい、エネルギーの放
出から、除々にそれが納まり、天から一筋の光が射し、美しい星へと変貌を遂げて行く。
そして生き物が宿り、共栄共存をして文明が進化して行き、また暴れだして行く。争いが
起き、星を痛めつけた挙句・・・、その星はまた暗闇に閉ざされ、青々とした美しい星
だったその姿は、あっという間に真っ赤に燃えたぎり、そして、灰色の大地と灰色の大気
で覆われていった。

******************************************


『ニーナ!・ジョン!さがれ!離れるんだ!部屋から早くでるんだ。行くんだ早く!!!』

その大きな葉っぱのようなものは除々にその蒸気が噴出していた身体を包み込むようにな
り、やがて蝶になる前のさなぎのように完全にそれらでその少年の身体全体を覆ってしまっ
た。

『本当に一体どうなってるんだ。見た目は殆んど人間と変らないというのに・・・』



******************************************


『父さん、このまま帰るわけにはいかないんだ。!!』
『どうしてだ?キャプテンの事か?キャプテンは勿論これから探し出して救出に行くぞ』
『それもそうだけど、そうじゃないんだ。これからの事の・・・何て言ったらいいんだろ
う・・・。』
『どうしたんだ?』
『まず、キャプテンを助けに行くのも、すっごく大変だと思う。このままじゃ、パパだっ

******************************************


『オイ!見たか!今の見たか?来たよ。』
ジミーは、大きな声で叫び、監視モニターを指差した。
『な・な・なんですか、びっくりするな~。急に大きな声出して!そんなんしても無駄で
すよ。』
『監視カメラに死角は無いのか?』
『そりゃー多少はありますよ。』
『今、こっちに映ったのをもう一度見せてくれ。あれは尋常な速さじゃなかった。』
<よし、これでなんとかいくな。しかし、本当に変な動きしてたな。>
『まったく、本当ですか?』
『今の身の切り替えしの速さは只者じゃない。』
監視員の一人が、渋々とその作業を始めた。
『あの部屋までの映像をしっかりと捉えてくれよ。』
『ん?あっ、何かが映ったぞ。』
『だから言ったでしょう!今のをスロー再生して!』
<まずい!本当に来たのか?>
『この速さは尋常じゃないですよ。』
<マズイ!本当か?>
『ほら、嘘じゃないだろう。ボスに連絡だ。頼むからすぐに開けてくれ!まだ動こうとし
ないんだ?なら仕方ない。いいか?』

************************************************:

『この地は我々のものだ。そして我はこの地を守る事を命じられておる。おかしな存在が
近づけば、それなりに確認するのは当たり前だ。』
『そうじゃろうが、心配は要らぬ。わしがこの辺りを見守っている限りは、何ものにも穢
せぬ。』
『バアは所詮人間よ。我は、肌で確認しておく必要がある。そして此処を死守する為にわ
な。』
『そこまで響いたか?お主にそこまでも響かせるアヤツはやはり只者ではないようじゃの。
だが、我の見立てでは、清廉な魂の持ち主じゃ、心配は要らぬ。』
『バア、それはどうかな?たとえ今はそうだとしても、それを維持できるだけの勇気と体
力が備わっていなければならぬ。圧倒的なパワーを秘めている以上、』
遮るようにして、
『彼を凌駕するような邪がこの地に現れるとでもいいたいのかな?』
『バアもすでにわかっておろう。魂の散らばりが目だってきた事を!圧倒的な数で封殺さ
れれば、可能性が無いわけではない。悪は善をあっという間に凌駕する。それほどに脆い
物よ。個が頑なにその意志を貫く為に個に徹する事に躊躇いなければよい。ただ、その意
志に微塵でも隙間が存在した時、そしてその内在していたパワーがいっぺんに放出された
時には、』
『あっという間に餌食にされてしまう。と言いたいのだろうが、それもそれで仕方あるま

い。それがこの星の導きであろうからな。』

tobecontine・・・


天皇賞秋~ウォッカ連覇・武豊3連覇の偉業なるか?

天皇賞秋
今日は秋の天皇賞・競馬の話だ。
一時期競馬に傾倒した時期があり、この時期になるとほんのお遊びで
今でも時間があれば、予想をする。
それで、この秋天だけは、本当にアタラナイ。
かつては、東京の2000には魔物が棲んでいるなんてことも言わ
れてきた。それもスペシャルウィーク以降ほぼ順当に上位が勝利を収
めてはきている。ここ10年で以外だったのは、2005年のヘヴン
リーロマンスくらいだろう。
ただ個人的には本当に気持ち良く当たっていない。
さて、今年のこのレースだが、順当に行けば絶対的にウォッカだろう。
この馬の末脚は凄まじい。東京では、キレキレである。
ただ、どうも前走のような病気がでちゃうと不安で仕様がない。
ただ一頭の牝馬だから、牡馬に囲まれてアドレナリンが出まくってし
まうのかもしれないが、それがいい方向に向かえばいいが、ちょっと
不安だ。過去に牝馬だけのレースではめっぽう強かったが、牡馬が混
じるとまったくの騾馬になるメジロドーベルを思い出す。
今回は先行馬が結構多く出馬しているので、直線まで余力を残せるか
がカギだろう。
ということで、ウォッカを頭にしてもいいが、次がわからない。
競馬ってのは面白いことに、最近のニュースとレースに関連性を持た
せたり、身近で起きた出来事を馬名や馬番に乗せたりして予想をする
と案外当たったりもするから不思議だ。
穴が開くほどほど馬柱を凝視すると・・・見えてきた。
・マツリゴッホ・シンゲン
ウケンブルースリ・ンパニー・マツリゴッホ・シンゲン
と2本柱で遊んでみまか!?