たまふの書物語まりふ -4ページ目

791 魔法使いルーフィ

出雲神は、ただ思う。


イジメとか、パワハラ、なんてのは

頭悪い(笑)と。



最初から、理論的に指揮系統にあれば


イジメでもパワハラでもなく


ふつうに命令系統であり

嫌がられれる事もない。



それが、イジメと言われるのは

命令ではなく、指揮する側の自己顕示欲の
はけ口になっているからであるし



そんな事をする人だから、命令を出来る
立場に就けないのだが(笑)。



それを、解決できるのも
例の力かな、などと
ぼんやりと、まどろみながら
出雲神は思う。


もともと、幸せな幼少期を迎えていられれば


むやみに他人を攻撃したりしない。


不幸な目にあったのは、親がまた
不幸な社会生活を送っていたからであろう、と


連想したりもする。

790 魔法使いルーフィ

発情期、即ち環境から見ると
生物による攻撃であるから

つまるところ、神様たちの力で
攻撃力が抑止されれば
発情も抑えられるはずである。



人間に発情期がなくなった理由は
推測でしかないが



動物行動学のフィールドワークでは

例えば、カンボジアに住む類人猿の
人間の隣人などの一種は


食糧の量が少ない時
発情期が起こらない事、などが報告されている。


(もちろん人間でも、栄養が不足すれば発情しない。)




そのあたりから、生態として


安定した食糧の供給、それと
社会として

異性との接触が増えた事、などが


発情期を無くした、などと考えられている。



しかし、人間の愛は発情ではないが。


家族の維持を難しくするのは
秩序のない発情による外的の攻撃、などであり


1970年代の日本では、そういう攻撃は少なかったし


アメリカでも、ジョン・レノンが
公開ベッドイン、なんて(笑)行ったのは1980年代である。

789 魔法使いルーフィ

サンライズエクスプレスが、大阪を発車して
神戸に向かう。


車窓の駅名看板に、JR、の文字が
消えている事に


出雲神は気づく(笑)。



でもまあ、おおらかな日本の神様である。


アメリカの神様が、何をしたのかは
大体理解した。



でも、そのくらい国際社会は今、ひとつの国だけでは
なくて


いろいろな国が影響しあっている。



そこで、まあ


人間たちが今、苦しみ続けているのも分かる。


「動物としての本能が、順応できないのだろうな」と、理解する。



家族を大切にしたいと思っても



子供たちは、乱れていく社会の中に曝される。


娘たちを愛らしいまま育てたいと思っても



その彼女たちを蝕むのは


大人たちの欲望だし

その欲望は、環境に順応できない人間の本能なのだ。


そもそも、人間に進化した時

どうして、発情期が無くなったのだろう?




その後、都市社会で

その発情期さえ抑止できれば、攻撃や
争いはかなり減るはずなのに。

などと、出雲神は思ったりもした。

788 魔法使いルーフィ

例えば、真の日本人は
イジメに遭ったとしても、
国鉄の同士たちのように、微動だにせずに

平然と、微笑みを浮かべながら
彼らを心で軽蔑して、ふつうに生きるだろう。



そうすると、イジメを行う連中は
逆にダメージを心に受ける。


もともと、虐待されているから
人をイジメようとするのである。
(心にない行動イメージは、実行できないのである)


精神科領域の知見では、心の傷を
親などに、罵倒されたりして受けると

無意識に卑小感を持つために
異常に自己顕示をしたり
暴行、加虐などを行う、とある。

つまり、本人たちの心の病である訳で



そのイジメの対象に、、反対に
平然とされると


途端に卑小感情を思い出してしまう(笑)と


言う訳で、ダメージを受ける、との事である。



真に日本人なら、凛々しく
イジメなどは無視すれば良い訳である。


(笑筆者もアカハラなどにそうして対応してきました。)

787 魔法使いルーフィ

ただ、脳の中で起きている事は

[新しい刺激]を得ようと感覚を動かしているだけで


クリエイティブな人も、イジメをする人も


使っているのは、例にあげた[google検索エンジン]と同じである(笑)。



自分達の記憶や、感じる事象から

共通のイメージを検索しているだけである。


(笑これを筆者たちは20年前、コンピュータで作って遊んでいた。とある電話会社の研究所である。近年、実用された)



つまり、検索項目に入れる文字列で
類推検索が出来たり、検索経歴が出たり。


気分や気質で、検索結果が変わるだけである。




近年、あきらかに闘争的な傾向の行動を
見せる人が増えたのは、単に人の個体数が
増えたからであるし




競争で闘争心を煽るような教育や、消費経済の宣伝などに影響されるから良くないのであるし


そういう傾向を持つ人間が教育者になったり
TVディレクターなどに成れる社会が良くないのである。が



それも、出雲神が言うように


日本人に与えられた、魂を磨く為の鍛練であって



本当の日本人は、そんなものには微動だにしない


武士の魂を受け継ぐ、凛とした人物たちであるのだ。

786 魔法使いルーフィ

シミュレートしてみれば
一目瞭然である。


そうした狂気が、欲望の下

閉領域で起こるのは。




例えば、暇な人間が二人居たとする。



もし、十分幸せで
楽しい生き方をしている人々なら



楽しい経験、映画や音楽や

美味なもの、そういう[楽しい]話題に


話が進むが



そうでない場合、共通の不満などを
話題にしたりする(笑)



実に、低俗な事だが


クリエイティブでない人々と言うのは


そういう無駄なエネルギーを使う癖がある。



攻撃は、一番動物性な行動であるし
排他は、一番低次元な本能である。



自分が生き残る為に、排他するのである。


従って、共通の話題になる攻撃対象は

目立つ者だったり、能力の高い者だったりする。




そういう者を排他すれば、レベルの低い自分達が
生き残る可能性が増える(笑)


そういう本能で、レベルの低い者が


例えばケネディや、JOHN LENNONを

殺すし



もっと低いレベルでは、イジメで
人々を殺したりする。



つまりは、過剰な欲望である。

殺さなくても、誰も困らないのだ。





日本人は、そういう排他を行おうとしても
1970年代辺りまでは、大抵


優しい女の子や、勇ましい女の子がそれを
阻止したりした。


1960年代なら、がき大将が弱い者を

保護したりしたが



それは、社会に共通の

生物的な庇護の本能があったからである。




言っていいのかわからないが、日本人は
そうであった。



それ以後、そういう正義より利己が
流行ったのは

つまり、経済、大人社会の真似である。




それまでは日本人社会は
利己を恥ずかしいモノとしていたが
以降、変わってしまったからである。



それを日本人社会に持ち込んだのは
渡来人たちの排他性、つまり


満たされぬ異常な欲望だ。

785 魔法使いルーフィ

例えばJOHN LENNONや
ケネディが暗殺された理由は
過剰な欲望のせいである。


それは、911テロを
日本人がテレビで見ていて



なんて、アホっぽい戦いだろう(笑)と
笑って見ていても
当人は大まじめに狂っている。


そんな状況に似ている。



欲望
に囚われると、認知症のように
判断力が無くなってしまうのである。




抑止するのは簡単である。



体内の恒常性に沿った欠乏のみを、欲望とすれば良いのである。



空腹であるとか、眠い、休みたい、等など。



例えばJOHN LENNONは
過剰に自己顕示する欲があったりした

(笑それも、インモラルな)



そんな事しなけりゃいいのにな、と
思うけれど、それは傍目の気持ちで


そういう異常な気持ちは、当人にしか理解不能である。




911テロで飛行機で自爆するのも同じである。





そういう行動、攻撃的なそれは
過剰な欲望が行動力の元々、である。

784 魔法使いルーフィ

もっとも、JOHN LENNONは
思想に興味があった訳ではなく

元々、傷ついた心を持った少年だったから

判断力をあまり持たずに生き、そこに
流行だった神秘主義を、日本人のようだった
パートナーに奨められて、あまり考えずに


KYな行動に出て(笑)殺されたとも言えるので

思想は怖いのである。



1970年代までの日本だったら、善悪が
判断基準だったのに

今は損得だから、KY、なんて言葉で

あやふやな足元を表現したりするのと
似ている。




理論的に考えない人々が、基準を持とうとしない時に

神秘主義に走ったりする。




考えなくていいから、都合が良いのだ。




反対に、考えて欲しくない軍部たちは



愛とか、平和とか


漠然とした象徴をイメージして欲しくなかったから
JOHN LENNONを殺した。




のであるが、この世界では

死なずに済んで、ずっと音楽を作り続けた。

783 魔法使いルーフィ

日本は、平和憲法があるので
信じられないが

JOHN LENNONが暗殺された頃の
アメリカは、意外に軍国調社会だった。


外国を武力で攻撃する事を、国が振興していた。



そこに、愛を平和をイメージしてみよう、などと

ビートルズで人気のあった、JOHN LENNONが歌ったので


視野の狭い軍国人間が、国にとって
都合の悪い人間だとして

JOHN LENNONを、通り魔殺人に
見せかけて暗殺した。


それは、ケネディの時とそっくりで

意味不明な殺され方をしたが
実は、集団にとって都合の悪いものを
排除する、と言う手法で


日本で、渡来人が使うイジメの手法そっくりだ。





でも、アメリカの神様の力のせいで
ビートルズのJOHN LENNON、は

アメリカンポップスより、人気が無かった(笑)



から、影響力もあまりなく
殺される事もなかった。


もとより、JOHN LENNON自身も


イギリス出身とは言え、アメリカンと言って

いいほどアメリカに住んでいたから


アメリカの神様の力が効いて(笑)



わざわざ、軍国調の人々を挑発するように
平和の歌を歌う事も無かった。



そういう人々が嫌うような、公開ベッドインなどという
攻撃的な事をしなかったので
殺される標的になる事もなかったのである。


それには、多少説明が必要だが
JOHN LENNONもまた、母の愛を
渇望して育った少年だったので


心のバランスを失って、攻撃的に
なってしまっていたのだ。



(笑つまり、日本でイジメをする渡来人の
ような)



哺乳類の場合、母から生まれるのだが
それが、人間にとってすでに重荷に
なってしまっている、と言う例でもある。

782 魔法使いルーフィ

サンライズエクスプレスが、米原駅を発車する頃


新幹線ホームには、夜行列車がゆっくりと
通過していった。


国鉄が分割民営化されなかったので、
北海道から九州までつながった新幹線レールを使い、夜行の新幹線電車が走っていたのだった。


もとより、山陽新幹線は単線並列で
走れるように設計されている。


それを、活用できなかったのは
分割民営化して、それぞれの採算、と言う
奇妙な利用者不在の意識があったりもする。


元々作られた設備を使わない。


それが、各社の採算だったら
何の為の民営化だったのだろう。










文化という意味で言えば、アメリカ本土でも
民衆の意識変化は、文化に影響を与えていた。


ハリウッドは、刺激的な映画を作れなくなったし


音楽で言えば、ロックの時代は
長く続く。


心を前向きにさせる、アメリカンロックは
人気を得つづけた。




そのせいで、ビートルズは
少し人気が長続きしたから
フィル・スペクターの手に掛かる
LetItBeは、あまり人気を得なかった(笑)



JOHN LENNONは、死なずに済むのだ。


愛と平和を訴えられて困る人が居ないから、である。