突然スペイン語を勉強しはじめたので、巻き舌 tongue trillを習得しなければならなくなった。子供のころ、弟が得意げにルルルルル~♪とやっているのをうらやましく見てた思い出があるのだけど、しかしながら練習したら、たった一ヶ月程度で、できるようになった。
巻き舌は、ヘビースモーカーで肺活量の少ない、舌の短いおっさんでも、習得できます。
私がやったのは、ごく有名なもので、『サッポロラーメンとろろ芋』または『pru pra pru pra』を連呼する方法。私の場合、最終的に練習に使ったのは、「サッポロ」、さらには「ポロ」の部分だけだった。この部分を発音してると、そのうち舌がふるえるのが感じられるはず。音声学の専門的なことはわからないがこの「サッポロ」、「ッ」の声門閉鎖、pの破裂音、母音oの口のかたちなどが相まって、「巻き舌入門」としてナイスな環境を形成しているのだと思われる。母音がiとかeだと難易度が高い。
この感覚を保って、成長させるだけ、そう思ってからが、長かった。
その後、一ヶ月間の練習のほとんどが、いかにしてこの「ポロッ、ポロロッ」から「ポロロロロ~」へ進化するのか?というもんだいに費やされました。振動が一瞬で終わってしまう。
ぶっちゃけ、一時は、絶望した


そこで、いろいろ調音の工夫をする。
呼気を強くしたり(眩暈がしてきた。普通の息でOK)、口の形をいろいろ試したり(結局、普通に「サッポロ」という時の形でOKです)、舌の筋トレに手を出したり(結局、一ヶ月でトータル5分間しかやらなかった)、いろいろやりました。
複式呼吸...わたしは座禅やってたから普通にできるのだけど、巻き舌の練習において、それほど呼吸は意識しませんでした。
結局のところ、口腔の断面図を睨んで舌の位置を調節したり、舌の筋肉トレーニングを日々実践したり、そういうことは、ひょっとしたら確実で効率的なのかもしれないが、必須ではないと思う。
(声楽などのための巻き舌などならば、話は変わってくるのかもしれないが)
また、遺伝的要因というのも、よほど舌が短いといったことがなければ、たぶん問題にならないのではないか、と思われる。
結局、わたしの場合は、舌先の位置を微妙に変えたことが決め手になりました。
歯茎の上、口腔が深くえぐれるところの前にでっぱりがあると思いますが、だいたい舌先はそのあたりで震える。舌を口腔の天井方向に丸める「反り舌」ではない。
そこから自分なりの感覚で微調整。あくまで微調整であって、てきとう。フィーリングです。むずかしく考えることは何もなし。つまるところ、多少の試行錯誤はありつつも、「サッポロ」を言い続けているうちに、自然にできるようになります、としか言い様がないなあ。
たぶん、誰でも、やりつづけていれば、ブレイクスルーの瞬間が絶対にあるはず。
しかし、スペイン語のrr音は、perroとか、Israelとか、honraとか、「サッポロ」より難易度の高い音の配列の中で発音できるようにならないといけない。道のりは長そうだ...




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