4月1日のサントリー商品大幅値上げを筆頭に、多くの洋酒が値上げされた。
当店も影響は免れません。
つきましては現在¥300のテーブルチャージを¥500に改定させて頂きます。
その代わり多くの商品を現価格のままに(山崎・白州・マッカランは大幅値上げ...)、一部商品の値下にも踏み切りました。
オープン以来、17年弱保った「三百円チャージ」。
ノーチャージは理念に合わない。
入店コストがあるからこそ、扉の内側は外界から切り離される。
サービスは常に緊張感を伴い、バーテンダーはプロに成り、プロ足り得なくてはならない。
それがオーセンティックバー。
されとてここは南森町、商店街片隅の2階のBAR。
なるべく寄り添う優しいお店でありたい。
それが、三百円チャージでした。
だから正直かなり迷いました。
本当に苦悩した。
しかしこれが正しい決断だったと信じます。
値上げ分、より高いホスピタリティと、よりプロである事を強く意識し、従業員一同共有し、精進してまいります。
今後とも宜しくお願い致します。
テーブルチャージ¥500のバー店主、鈴木です。
明日4月8日(月)からのオススメを御紹介!
当店は年中無休営業に復帰致しましたので、勿論月曜日も営業しております‼︎
シャルトリューズ レーヌ・デ・リキュール2023
¥2000→1700/shot
今月はシャルトリューズ祭りです。
月のサービスボトルでも最高級品の「V.E.P」を御用意しておりますが、実はシャルトリューズにはV.E.Pと双璧を成す上級品が存在します。しかし余りに生産数が少ない為、まずお目に掛かりません。
それがこの一本。
2023年は世界で1700本のみ造られました。
昨年何とか一本手に入れた隠し種です。
その名も「レーヌ・デ・リキュール」。
レーヌとは女王を意味しますので、直訳すると『リキュールの女王』ですね。
そもそもシャルトリューズ自体がリキュールの女王と評される酒ですから、女王の中の女王、的なニュアンスでしょうか?
シャルトリューズそのものに関しては月のサービスボトルのブログで触れておりますので、其方をご参照下さい。
ジョーヌ(黄)を製造する過程で特に優れた様々な原酒を修道士が選びブレンドした物です。
長期熟成原酒も使用されており、その味わいは凄まじく「濃厚」。オールドボトル(1980年代ボトリング)のシャルトリューズの如きトロミをおびた複雑で深い甘味と香りに、ただただ恍惚とする。
近付き難い高貴をまとう官能。
これぞ、女王!
シャルトリューズ側の説明ではカクテルベースでは無く冷やしてストレートで味わうべし、とあります。
個人的には常温ストレートこそ最高ポテンシャルを感じますので、当店では冷やしません。
これだけ濃密な酒はその密度に酔いしれたい。
世界1700本限定の『リキュールの女王』。
そんな酒を南森町で味わう奇跡を、御堪能下さい。