このブログでも何度か触れている、お気に入りのジン「9148」。
その商品コンセプトになっている、ジョージ・オーウェル作『1984』を読みました。
ディストピア小説の金字塔。
厳戒な監視社会が舞台です。
反体制分子の逮捕や洗脳を司る「愛情省」、
恒久的な戦争を継続する軍事の役割を担う「平和省」、
物資不足の中、食料配給を統制する「豊富省」、
そして主人公が勤めるのは、歴史改ざんの部所、「真理省」。
ことあるごとに、かつての自由な社会と美味しかったジンに思いを馳せながら、
監視体制の下作られた油臭くて不味いジンを、絶望的な現実とともに飲み込みます。
世界観のよく作り込まれた完成品ではあるが、ありふれていると感じたまま読了。
しかし、これが1948年に書かれたと聞くと、全く違う驚きがあります。
恐らく、今に至るまで様々な作品に多大な影響を与えている。
だからこそ、そこかしこに既視感があるのでしょう。
まるでビートルズを聴いているみたい。
良い体験をしました。また読み返したいです。
やるべきことに追われているほど、代わりに読書が捗る浅場です。
さて、今回は新入荷ボトルのご紹介です。
私が関心を寄せてやまない、北海道「紅櫻蒸留所」からお届け!
ジン「9148」の季節限定販売シリーズ!
「9148 #0211」
1,200/shot
蒸留所のある「紅櫻公園」内で採れたふきのとうとニガヨモギをキーボタニカルに据え、全部で
・ジュニパーベリー
・ふきのとう
・ニガヨモギ
・カルダモン
・クローブ
の5種のボタニカルを使用。
2月頃収穫される、ふきのとう。
今回のレシピ番号#0211は、ふきのとうの収穫日なのでしょうか?
ニガヨモギは、アブサンの主成分として知られています。
ヨーロッパで古くから愛され、聖書にも記載されているとか。
ニガヨモギの英名は、「Wormwood(ワームウッド)」。
ワームとは蛇のことで、楽園から追放された蛇の這った跡からニガヨモギが生えたという伝説に由来するそうです。
ジン蒸留所がアブサンを出している例はいくつかありますが、
「9147 #0211」はニガヨモギ使用の「ジン」でございます。
そしてジンとしても、
ボタニカルのキャッチーさに頼らず、
あくまで今回は「ふきのとうが主役のジン」として仕上げられている、まさに逸品です。
スタンダード品の9148に通ずる、
「ボタニカルで遊びがありつつ、目指したいジンの形は崩さないスタンス」
が一貫して感じ取れます。
まさに気温が上がってきた今の季節に、
トニックやソーダで割るのが相性抜群だと存じます。
そしてストレートでも、ご満足いただける面白さです。
ぜひ近日中のご来店を
お待ちしております( ᴗ͈ˬᴗ͈)
