枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。
10月23日の枚方市議会 決算特別委員会での令和4年度決算の審査。私の質疑の総務関連の防犯カメラ、スポーツのまちづくりの項目をまとめました。
私の質疑項目は下記の通りです。
質問と答弁を要約しました。(実際にはそれぞれ2、3度質問しています)
設置台数ではなく、本当に防犯に有効に使われているのかということを大切に!
令和4年度の防犯カメラ設置事業における使用料および賃借料の内容は?
令和4年度は30台増設し、合計680台の5年間のリース契約を締結した
この使用料および賃借料は、市内1,034台の街頭防犯カメラの賃貸借契約いわゆるリース契約の費用で、契約に基づき、リース業者がリモートによる動作チェック、不具合があった場合の修繕や機器の交換などの維持管理を行う。
また、1,034台を、680台と354台に分けてそれぞれ5年契約しており、契約時期につきましては2年ずらした設定としている。
令和4年度には、650台の契約期間が満了したことに伴い、新たに30台増設した上で、合計680台、5年間の賃貸借契約を締結した。
既存の防犯カメラの有効性の評価は行ったのか?
私は、令和4年2月の総務委員協議会において、防犯カメラ増設に係る評価方法や設置基準、既存の防犯カメラの有効性の評価について質問し、やみくもに増設するなどといったことがないよう意見した。この点について、現在までどういった取り組みを行って来られたのか聞きます。
警察が捜査に活用した実績は、全台数の約99%であり、既存の防犯カメラは、すべて有効に稼働している
令和4年度に増設した30台は、地域や学校から街頭防犯カメラの設置要望が複数寄せられていたことから、それぞれの要望箇所について、既存の防犯カメラとカバーするエリアが重複しないよう確認を行い、路線の途切れのない連続性など犯罪抑止効果などの観点で検討し、現地確認の上、設置した。
こうしたことに加えて、警察が捜査に活用した実績が全台数の約99%であることも確認しており、今後の犯罪抑止効果が期待できることから、既存の防犯カメラは、すべて有効に稼働しているものと考えている。なお、設置にあたっては、通学路であることを基本に、道路に面した見通しがきかない空き地等の有無、通行利用の状況などの基準を設けて、優先性の高い箇所を選定することとしている。
今後も防犯カメラの活用状況の確認に継続して取り組みながら、次期更新時の増設箇所についても、地域からの要望の整理や通学路変更にかかる再点検など、引き続き、有効性・必要性について確認・検討していく。
設置台数ではなく、本当に防犯に有効に使われているのかということを大切にして頂きたい。
こだわるべきは見かけの形式的な数字ではなく、本当に犯罪を減らしたい、抑止したいという思いで、防犯カメラの状況を確認しました。
次回は令和7年4月の354台の更新を予定されているとのことで、同様に単に台数を確保、増設するというだけではなく、犯罪抑止に効果が上がるよう、改めて既存カメラの有効性、増設するカメラの必要性について、様々な視点からチェックしていくよう要望しました。
4.令和5年2月の「スポーツチャレンジフェスタ」の成果は?
障害の有無に関わらず、一緒に楽しみながら、スポーツ・運動の楽しさや多様性を学ぶイベントを開催!
多くの人の日常にスポーツがある風景は、みんなを笑顔にする!
スポーツ振興くじ助成金についてです。決算概要説明書63ページにスポーツ振興くじ助成金646万9,000円が計上されている。この助成金をどういった事業に活用したのか、また、その他にも補助金等を活用した事例があれば、あわせて伺う。
スポーツ振興くじ助成金で競技用ハードル一式の購入
日本パラスポーツ協会と委託契約を締結し、競技用車いす10台などを購入
スポーツ振興くじ助成金は、枚方市総合体育大会等の開催費用に対し239万円、競技用ハードル一式の購入費用に対し407万9,000円をそれぞれ充当した。
その他の補助金等の活用としては、障害者スポーツ実施環境の構築支援のため、日本パラスポーツ協会と委託契約を締結し、いただいた283万2,400円で、競技用車いす10台などを購入して、現在、渚市民体育館において車いすスポーツの体験などに活用している。
総合体育大会などの大会は市民参加の「するスポーツ」の柱
パラスポーツの普及のためにも競技用車いすの活用を!
スポーツ振興くじ助成金については、さまざまなスポーツ環境の整備に充当することができるそうですので、引き続き、積極的な活用をお願いしますし、総合体育大会などの大会は多くの市民が参加する大切な「するスポーツ」の柱ですので、さらなる財源確保を図りながら、取り組みを進めていただくよう要望する。
また、障害者スポーツの環境整備としても財源を確保し、活用されているとのこと。障害のある人たちがスポーツをするためのさらなる環境づくりも必要だと考えており、積極的に競技用車いすも活用いただきたい。
このことと関連して、トップアスリートとのふれあい事業費が市制施行75周年記念事業・こども夢基金繰入金分として計上されている。この事業の一つとして、令和5年2月にひらかたパークでスポーツチャレンジフェスタが開催されましたが、このイベントの内容と今後の展開についてどのようにお考えか、お聞きします。
「スポーツチャレンジフェスタ」は、障害の有無に関わらず、一緒に楽しみながら、スポーツ・運動の楽しさや多様性を学ぶイベント
「スポーツチャレンジフェスタ」は、運動の得意・不得意、障害の有無に関わらず、同じスポーツを一緒に楽しみながら、スポーツ・運動の楽しさや多様性を学ぶイベントとして、令和4年度に初めて開催した。主な内容は、車いすソフトボールやシッティングバレーの体験会、パラアスリートの中西麻耶選手による講演会を実施し、約150名の方々に参加いただきました。なお、本イベントは、「HIRAKATA子どもすまいるプロジェクト スポーツチャレンジフェスタ」として、ひらかたパークを会場に、関係部署と連携し開催したもの。
今年度は11月25日に、車いすバスケットボールやデフバスケットボールの体験会、3on3のプロチームなどによるエキシビジョンマッチを予定
今年度は11月25日に、淀川河川公園枚方地区のバスケットボールコートにおいて開催予定で、車いすバスケットボールやデフバスケットボールの体験会、3on3のプロチームなどによるエキシビジョンマッチの観戦などを盛り込んだ内容を予定している。
また、購入した競技用車いすについては、渚市民体育館での活用に加え、ただいま申し上げたスポーツチャレンジフェスタで活用するなど、障害者スポーツの促進に向けて、活用の幅を広げていきたいと考えている。
「HIRAKATA子どもすまいるプロジェクト スポーツチャレンジフェスタ」を訪問🤗
— ばんしょう映仁 🏃♂️枚方市議会議員 (@bansho_teruhito) February 11, 2023
ボッチャやシッティングバなどパラスポーツの体験、
子どもや家族が落ち着いてホッとできる空間「センサリールーム」も見学。
まさに『動と静』
子どもの様子や担当者の思いも🔥🔥🔥#笑顔のまちへ 🤗 pic.twitter.com/DGA6ZH5Qcr
多くの市民に多様なスポーツの魅力を知っていただきたい!
私も直接行きましたので、スポーツチャレンジフェスタは、障がいのあるなしに関わらず子どもに様々な体験をしてもらえ、スポーツの力を活用した素晴らしい取り組みだと思いました。
今年度も精力的にパラスポーツ、デフスポーツの体験会を行うとのことで、ぜひ多くの市民にスポーツの魅力を知っていただきたいと思います。淀川河川公園のバスケットコートもいいですが、ぜひ新たな視点として「見えるスポーツ」「見せるスポーツ」ということで、ニッペパークの活用も検討して下さい。より多くの人の日常にスポーツがある風景は、みんなを笑顔にすると確信していますし、それをひらかたブランドとして確立していきたいと私は心から思っています。よろしくお願いします。
今回は、所管でいうと危機管理部と観光にぎわい部である、防犯カメラ、スポーツ関連の質疑をまとめました。効率的効果的に、一人ひとりの笑顔のために意味のあるお金として使われたのか?一人ひとりを笑顔にする!前に前に進めていただきたい。